腐る程ある異世界と現代を行き来するお話の中では結構好きな部類。
漫画版を読んで原作ないかな?と思ったらカクヨムで読めて助かりました。
あと同じ陰キャ側から言わせてもらうと主人公の自己肯定感の低さはかなり近いものをかんじました。虐げられ続けたらそりゃ感性ずれるわな。人間ずっと劣悪な環境いると例え自身がイケメンになってたとしても、まあ見れる顔になったかなあって感想しかマジで出てこないのでよくわかってる作者だなとか思って読んでました。
最新のレビューでボロクソに叩いてる人居たけど、少しも中身読んでないなってのがアリアリと伝わるレビューで面白かった。本文中に努力したって書いてあるんだけどね。
何はともあれ漫画版の絵師さんも上手いし、原作も想像通り好きな内容で良かったです。コレからも応援させて頂きます。
凄い力を与えられて無双して、周囲にちやほやされて、そこではコミュニケーションも問題なくできて、多くの女性に好かれて…
ネット小説にこうした展開が多いのは、現実での不満の解消のための手段であるからだと思います。
しかし、こうした小説には、転生なり迷い込みなりで、舞台を「異世界」に移すという描写が入ります。これは、現実世界を舞台にそこまで都合の良すぎる妄想を展開することに対して、作者も多くの読者もある種の慎みのようなものを持っているためでしょう。
そうした「慎み」を取っ払ったらどうなるかという答えが本作にあります。
痛すぎて読めない人もいるでしょうが、ハマる人もいるのでしょうね。