高木くんのバレンタインデー

作者 江田 吏来

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★★★ Excellent!!!

――

「バレンタインデー」という単語を含んだタイトルを見て、
胸がキュンキュンするような物語が始まると思っていました。

いざひも解いてみると、胸にグサグサきました。
語り手である高木くんにとって、バレンタインデーは、
まさに「涙」しかない(笑)。

ですが、安心してください。
最後まで読み進めていけば、きっとニヤニヤできます。
少なくとも、私はそうでした。

★★★ Excellent!!!

――

主人公、高木の独白調に進行する物語なんですが、こう、モテない男の悲哀がどういうわけか笑ってしまう。
テンポ感がよくチョコチョコと笑いを挟みつつ(バレンタインだけに!)パパッと読みきれて、読んだ後にちょこっとホワンとする感じも良いです。
面白かったです。

★★★ Excellent!!!

――

色々と自分の過去を振り返りつつ、物語を楽しませて頂きました。

私も失敗の多い人間ですので、少なからず高木くんの気持ちが分かります。
大人になれば、勝手に自由になって、勝手に恋人ができて、勝手に結婚して。
でも、そんなことはなくて、努力して。努力して……。
それでも報われることなんてほとんどなくて。

結局、子どもの頃と何も変わってないことに気づいて。
少しはマシになったかな? と思ってもうまくいかなくて。
必至になってもつかめるものはほんの一握りで。

それでも夢みて。きっと、いいことがあると信じて。
だから頑張れて。

きっと高木くんも同じような想いがあったのでしょう。

ホワイトデーでのお返しが気になる終わり方でした。
幸せになってほしいものです。

★★★ Excellent!!!

――

バレンタインに限らず、女に縁がないという男の人は年中いることだろう。
この物語の高木もそうだ。彼は過去のとある過ちをずっと引きずり、コンプレックスとして抱え、女に縁がない男に自らを下げてしまった。

しかし、明けない夜も、止まない雨もない。
自分の一歩は自分で踏み出すのとは別に、誰かに背中を押されて踏み出すこともあるだろう。
良き上司、良き酒の場。

高木よ、盛大に爆発しろ!!!!