第3話:ある日のカクヨム放送局

「皆さんのイチバンだ~い好きなお寿司ってなんですか~?」

 いつも可愛い天然娘リエちゃんの問いかけにボクたち二人は至極真面目に考える。


「そうですねぇ、ボクは昔からコリコリした触感が好きで旬のアオリイカですかね」

 モノへのコダワリが強く時代の変化を一番に考えて流行に敏感な編集長が応じた。


 ボクもアニメだけではなく食に対するコダワリと地元愛を語ろうと瞬時に決める。

「寿司ネタといえばサラダ軍艦一択だよね!」


 なぜだろう? 2人の視線が冷たい。長野県民には当たり前なんだけど。


「編集長はナットクですが天然イケメンのハタノさんは相変わらずの回答ですね~」

 リエちゃんが微妙な表情で後を継いだ。


「じゃあ、リエちゃんは何が好きなのさ?」

 自然と少しだけ怒り口調になったのかもしれない。


「そんなの決まってるじゃないですか~。ケーキですよねー♡」

 すぐに応じたリエちゃんに編集長と2人一瞬言葉を失くすけど同時に叫んでいた。


『それって寿司じゃないじゃん!』

 ちゃんちゃん。


※この小説はあくまでも妄想ネタで事実と異なりカクヨム放送局と関係ありません。

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大阪トイBOX(掌編整理箱) 神無月ナナメ @ucchii107

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