21世紀のカジノプロ、無一文で異世界へ。

作者 ゆうひずむ♪

71

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★★ Very Good!!

異世界モノというのは他ジャンルと同様に色々な楽しみ方がある。しかしテンプレ、たとえば魔法は、チートは、システムなどを、どう料理しているか、という分析視点で楽しむ方法は異世界モノの醍醐味と言えよう。主人公の現実世界の職業はカジノプロという馴染みのないもの。現実においてはカジノプロには固有の障害があるが、異世界にはその障害はなぜか存在していない。つまりこれは、マヨネーズ無双と同等のチート、と見立てることができる。登場する様々なカジノプロ特有の技法も、斬新な魔法利用技術、と解釈できる。そこが実に面白い。逆に言えば、そういう見立てをできるか否か、ということが、作品の評価を左右してしまう。そんな見立てへの導入を意識的に読者に提供できていれば、もっと面白い作品になったと思う。まあ、それはおいといても、キャラの行動原理がしっかりしていて好ましいので、毛色の変わった気軽な異世界モノとして勧めたい。

★★ Very Good!!

カジノと言えば一発当てて一夜にして大金持ちにというイメージだけれど、プロとなればそうはいかない。いかに勝ち続けるか、いや、いかに負けないかが全て。コンマ数パーセントでも分のある方に賭け、確率論を徹底的に駆使して、退場する可能性を限りなく排除する。
ただでさえ面白いギャンブルというネタを効果的に使って作品を盛り上げているのだから、面白くないわけがない。序盤、ルールにつまずくかもしれないが、後々詳しい説明が出てくるから、多少の引っ掛かりはそんなもんかと流してしまうことを推奨する。
完結してしまったのが残念。続きが読みたかった。

★★★ Excellent!!!

異世界ブームですが、カクヨムでもその流行が苦手な方は多いはず。
主人公は転生によって、特別な力をえることなくもとから持っていた知識や能力で冷静に生きていきます。
彼の生きざまとヒロインの成長が見所の作品です🎵
特に、ヒロインの成長が丁寧に描かれているので是非そこにご注目☆

★★★ Excellent!!!

「働くコン」応募作の中では異色の異世界転移モノ。だが、カテゴリーエラーと侮るなかれ。本作は、卓越した知識と緻密な計算、そして専門家の誇りをもって稼業に臨む、一流の「プロ」の活躍を描いた作品である。

主人公は、ルーレットやブラックジャックなどのカジノゲームを生きる糧とする「カジノプロ」。彼が転移した先は、例によって例のごとく、文明レベルが「中世ヨーロッパ風の何か」で止まっている異世界。21世紀のコンピュータ数学が弾き出した最新の確率論をもとに、主人公がこの世界のカジノで知識チートを発揮して無双していくというのが本作の骨子だ。

しかし、チートと言えば聞こえは良いが、主人公がカジノで挙げる勝利はどこまでも「地味」。一晩でカジノまるごとぶっ潰すような活躍は決して見せず、来る日も来る日もチマチマとチップを賭けては僅かな日銭を稼いでいく程度。それもそのはずで、「カジノプロ」とはそうした日々の積み重ねで確実に利益を上げていくプロフェッショナルのことを指すのである。
作中、主人公の説明を通じて作者が一貫して繰り返すのは、「カジノプロ」は決して「ギャンブラー」ではないという厳然たる区別だ。一夜の勝負に全人生を賭けるような「ギャンブル」はプロのすることではない。知識と計算に基づいて地道に勝ちパターンを繰り返し、長い目で見てのメリットを取りに行く――そのために、勝負にはやる気持ちや、負けたときの焦りといった、人間なら誰もが陥るはずの心理状況すらも克服してコントロールするのが、本物のプロの所業なのだ。

ルーレットで一点張りして連日負け続けたり、勝ち負けを延々繰り返すバカラをヒロインに強要したりと、本作で主人公が見せるプレイは本当に地味である。だが、これを読んで「地味だなあ」と思った読者は、既に作者の術中にはまっている。この世界が数学に支配されている限り、確率論を味方につけている主人公は、最… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

現代で、確率と様々な技をもとにカジノで生計を立てていたカジノプロの主人公。

彼はある日、異世界に転移してしまう。
現代社会で磨き上げたカジノプロの知識はそのままに。

そして、その異世界にもカジノはあった。
その日から、現代のカジノ知識をもとに異世界カジノで無双する日々が始まる!

といっても、カジノで派手に稼ぐわけではなく。
どうやって稼ぐのかは、読んでのお楽しみ。


訳アリだけど素直で聡く可愛い弟子もでき、その弟子にカジノプロとしての技術を教える手法をとりながら、読者にもわかりやすくカジノの知識を教えてくれる本作。

ギャンブルに対してまったく知識のない私でも、わかりやすく楽しめました。

これを読むと、いままでギャンブルに興味のなかった人でも、一度カジノに行ってみたくなること間違いなしです。