時は流れて

あとがき

 タイトルの通り今回はどうしても暗い話になってしまいましたが、本来の私は楽しい話が好きです。今回は書きませんでしたが、寿司職人時代にもちろん楽しいことも、素晴らしいお客様との交流も、人情話もたくさん経験しました。寿司職人の世界が厳しい世界なのは事実ですが、決して否定するわけではありません。今でも私は寿司が大好きです。私に起こった事実と、主観的な感情を素直に書いただけです。


 失踪という極めて特殊な状態に置かれた時に、人は何を考え、どう行動するのか? その時の心情を描いた本人の書籍が極めて少なかったので、今回公開してみました。漫画の「失踪日記」や「うつヌケ」も大変参考になりました。


 今現在悩みを抱えている人は日本中にもたくさんいらっしゃいます。程度の差はあるでしょうが、ますは悩みを打ち明けることから始めてはいかがでしょうか? できればカウンセラーなど、守秘義務を持ったプロに話すのをお勧めします。顔を合わせたくなければ無料電話相談だってあります。ネットの世界でも悩みは相談できます。


 鬱は心の風邪、骨折ではなく、時には死に至る心の癌だとある作家が言っていました。その通りだと思います。また人によって治療のプロセスが違うので、やはり専門医にかかることをお勧めします。

「病院なんて......」

 そんなことを言っていると私みたいに失踪するかもしれません。今の頭で自己判断できる、傷の浅いうちに治療することを是非勧めたいです。


 私には逃げても戻れる場所がありました。家族がいてくれました。感謝しかありません。大切な友人のためにも強く生きようと思います。


 たまにやばい精神状態の時もありますが、とりあえず私はしぶとく生きています。


 もしかしたら加筆、修正するかもしれません。最後まで読んでくださってありがとうございました。それでは、また。

               二〇一七年 三月五日 ヨシクボ

 

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失踪中年 ヨシクボ @88883310

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