第十二話 「交わした約束」

 

 これは、記憶。



 煉獄に焼かれた、過去の記憶。



 枯れ果てた喉から嗚咽を繰り返し、滂沱の涙を流しながら、エリクはその光景を見ることになる。


 ーーー慣れ親しんだ国が地獄絵図のように変わった光景がそこに広がっていた。


 明滅する視界に映る光景に、エリクは全身を迸る激痛を忘却してしまう。

 その光景はあまりに残酷で、エリクの精神を執拗に追い詰めた。


 轟々と燃え盛る火炎は街を焦がす大海と化し、立ち昇る煤煙は空に漆黒の天幕を掛ける。

 延焼を続ける豪火は生命を無差別に喰らい、廃墟となった民家を容赦なく飲み込んだ。


 身を呈して死に絶えた父母を前に、泣き喚く幼子。その悲痛の声を聞き届ける者など現れはしない。

 幼子の身体は灼熱に焼かれ、悶え苦しんで天命を終える。


 視界に映るのは燃え盛る業火と半ば天命を終えた亡骸だけ。そこかしこに転がる死体は、もはや原型を留めていない。


 エリクが到着した頃にはもう、全てが終わっていた。

 その惨憺たる光景を見届けたエリクは、自身の無力さを痛感し、黒に染まる天を喘いだ。


 遅すぎた。もう、遅すぎたのだ。

 平和という名の理想を追い求め、全てを救うと啖呵を切った。


 しかし、現実はどうだろうか。


 何の罪もない国民は残虐な殺戮に蹂躙され、見慣れた王国は地獄の巷と成り果てた。

 生き存じている者など存在しない。呼吸をする者は誰一人いない。


 そこにエリクの望んだ理想などありはしなかった。


「ーーー」


 地獄の業火と真っ黒な鮮血に彩られた石廊を、エリクはただ歩いていた。

 生涯で最高の損失感と絶望感を全身で味わいながら、エリクはひたすらに前進する。


 途端に喉元に何かが込み上げてきた。


「ゴホッ、カハッ」


 エリクはその場で胃酸と血塊をぶち撒ける。胃袋が絞られる感覚に襲われ、含む全てを吐き出した。


 少しは気分が楽になった。しかし、恐怖から解放されたわけではない。

 何度も浮かぶ最悪の想像を振り払いながら、エリクは足を動かした。


「ーーー」


 彼女は生きている。必ず待っている。

 エリクは少女の存在に縋り、体を騙しながら少女の待つある場所を目指す。

 足を引きずりながら、幾度となく倒れ伏せながら、必死に歩き続ける。


 蹌踉めき、躓き、無様を晒しながらやっと辿り着いた。


 崩壊寸前の王城、その謁見の間に。

 王座に腰を掛ける国王ーーーライアス・クロフォードはエリクの姿を見て嘲笑を浮かべる。


 エリクの目の前には少女が倒れていた。胸には深々と魔剣が突き刺さっており、少女はうつ伏せに倒れている。


「ーーーぁ」


 エリクはすぐさま少女に駆け寄り、返り血など厭う事なく華奢な体を抱き抱えた。

 腕の中で荒い呼吸を繰り返すのは、最愛の妹セリナだ。

 衣服を真っ赤に染めたセリナが、力なく瞳を閉じといる。


「・・・・セリ、ナ」


 エリクは小さく少女の名を呟いた。


 何故死ななければならないのか。密かに努力を重ねる努力家で、一途で一生懸命で、エリクに優しく時には厳しく、それでも国の在り方を一番に考え、国民の平和を優先した彼女に何の罪があると言うのだ。

 これから軌跡を刻んでいく少女が何故殺されなければいけないのだ。


 憤慨を込めた視線でエリクはライアスを睨む。


「何で・・・・ですか。これじゃ、約束と・・・・」


 乾いたはずの涙が頬を濡らした。

 霞む視界にライアスを捉え、その場で咳き込みながら問い詰める。


「どうして、セリナを、殺したんですか?」


「お前がそれを言うのか?」


 男は卑しい笑みを浮かべて問い返す。

 その後、口籠るエリクを見て腹を抱えて哄笑した。


「あ、ははははは!ははははは!く、くく、これは傑作だぜ!」


 クスクスと薄気味悪い笑みを漏らして、ライアスはエリクに言い放つ。


「一国の王子が王国軍と反乱軍を滅ぼし、この国を滅亡させる。く、ははははは!奮戦してくれてありがとうよ、英雄サマ。お前のおかげで手間が省けたぜ」


 エリクも、軍の戦士達も、この男の掌の上で踊らされていたのだ。

 足を組み替えたライアスは、腰から魔剣を引き抜き、エリクに向ける。


「お前が役に立たなければ、内側から長々と崩す計画だったからな。心のそこから感謝してやるよ」


「何、を・・・・うぐっ」


 強い倦怠感に襲われ、エリクの曖昧な思考は徐々に鈍化していく。言葉が右から左へ摺り抜け、瞼は重石を付けられたように重い。しかし、エリクは執念だけで朦朧とする意識を保つ。

 腕が捥げるような激痛に耐えながら、尚もエリクは睨み続ける。


 パァン、とライアスは喝采してエリクを称賛した。


「あと、お前の偉業だけは讃えてやる。齢十歳で魔剣を所有し、戦場を駆けて勝利を齎した。そして平和を取り戻そうと知恵を振り絞り、あらゆる力を借りてこの戦争を一人で制した。そのお前の覚悟を俺が讃えてやるよ。でもなーーー」


 一段下がった声音を聞いて、かつてない悪寒が背筋を走る。

 生理的な嫌悪感がライアスの気配から、空気から湧き上がった。


「最後にお前は失敗した。この俺の正体を見破れなかった。そうだな、一つお前に教えてやろうか?」


 狂人は口元を歪めて、侮蔑の視線をエリクに向ける。

 そうしてライアスは言葉を吐き捨てた。


「俺はお前の父親を、国王を殺して成り代わった偽者だ。お前はこの俺様に都合よく利用されたってわけさ。どうだ?驚いて声も出ないか」


 狂人はエリクの元まで歩み寄り、耳元で小さく囁く。


「お前は何も守れなかった。家族も、友人も、理想も、何一つ摑み取れなかった。だから、お前は落ちこぼれなんだよ、没落王子が」


 そう言い残して、狂人は謁見の間から立ち去る。

 その一言はエリクの胸を強く、強く締め付けた。


「僕が、弱いせいで、みんなを・・・・」


 ーーー死なせてしまった。


 物言わぬ死体の空虚な瞳と視線が交わった時に、酷く掠れた幻聴がエリクを責めた。

 ーーー何でお前一人が生きているのだ、と。


 死に絶えた亡骸を見返した時に、自分に憎悪が向けられた気がした。

 ーーー何でお前のために死ななければいけないのだ、と。


 湧き上がる激情と遺憾がエリクを支配する。


 そんな時だった、透き通る少女の声音が聞こえたのは。


「・・・・兄、さん、は、弱くなんか、ない、よ?」


「セリ、ナ」


 少女の口が微かに動き、黒曜の瞳が垣間見えた。

 その声を聞いてエリクは反射的に名前を呼ぶ。


 涙を流し続けるエリクの顔を見て、セリナは微笑した。


「あの、ね。聞いて、ほしいこ、とが、あるの」


「分かった。でも、これ以上喋ったら、セリナが・・・・」


 そんなエリクの心配を聞き入れず、セリナは途切れ途切れの言葉を必死に紡ぐ。


「兄さん、には、いつか必ず、たいせ、つな、人が、現れる。その人、はきっと、兄さんの、ことを、必要としてる」


 無理に話したせいか、口から鮮血が溢れ出し、傷口から漏れる血液がエリクを血染める。

 苦痛を噛み殺すセリナを見兼ねたエリクは、優しく手を重ねた。


 そんな兄の些細な気遣いに、セリナは満面の笑みを浮かべる。セリナは残る命を捧げて最後の言葉を告げた。


「だから、さ。大切、な人、が、危険に、晒さ、た時は、絶対に、すく、い出して、あげ、てね。約、束だ、よ?」


 もはや話すことすらままならないセリナに、エリクは笑顔を返して頷く。



 ーーー兄さんと過ごせて、私は嬉しかった。



 その一言を胸に、セリナは深い眠りについた。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 目覚めたエリクの視界に最初に映ったのは、見慣れた天井だった。毎日寝起きをしていた自室に違いない。

 覚醒するまで天井を見つめたエリクは、数度瞬きして上体を起こす。


 魔剣を強引に使用した反動か、まだ全身に鈍い痛みが奔る。


「ーーー起きた」


 寝台の真横から鼓膜を叩く、イリスの嘆息な声がした。


「僕は、何で・・・・」


「寝惚けてる?二日も寝たら無理もないけど」


「・・・・ニ日も寝た?」


 イリスの発言に小首を傾げ、同じ言葉を繰り返す。


 何故二日も寝かされているのか、介在するはずの記憶が存在しない。記憶と現実が噛み合っていないのだ。

 寝惚けてるのか、最初は自分を疑った。しかし、何かが心の隅に引っかかる。


 黒い靄がかかって思い出せないが、親しい誰かの姿が脳内を反芻する。確か、名前はーーー。


「喉乾いたと思うから、コップに水淹れてくる」


 イリスが席を外して、エリクは一人きりになる。

 未だに脳裏を漂う『彼女』の姿に頭を悩ませていると、視界の端に封書が映った。机の上には丁寧に封筒された手紙が置かれている。


 エリクは重たい足を運んで、机の前まで辿り着いた。そして、その手紙を黙読する。



『エリク君へ



 この手紙をエリク君が読んでいる時、ボクはもう君の隣にはいないのだろう。優しい君の事だ。こんな手紙を書いたボクに起こっているだろう。



 まずは、君に謝罪する。エリク君に正体を打ち明けられなくて、本当にすまなかった。ボクは恐れていたんだ。君に正体を知られて恐怖される事に。



 ボクは吸血鬼として、世界に忌み嫌われる存在として生まれてきた。だから、いつも何で生まれてきたんだろうって疑問に思ったよ。何度も死を望んだ事もあった。毎日が苦しかったんだ。



 でもね、君達に出会えてそれは間違いなんだって気付いた。君達と月日を共に過ごして、生きていて楽しいって思えたんだ。



 ボクは吸血鬼だとしても、生まれてきて良かったって思えるよ。だって、君達と出会えたんだから。幸せな時間を過ごせたんだから。邪魔者だって言われ続けたけどさ、ボクは今まで本当に幸せだった。



 悲しくはあるが、お別れだ。

 エリク君、頼みがあるんだ。君はボクの分まで生きて、世界を見てくれ。



 ボクはもういいんだよ。

 ボクは君に、溢れんばかりの喜びを貰ったから



 ノエルより』



 手紙を読み終えた瞬間、頭蓋に鋭い痛みが奔る。そして濁流の如く、ノエルと過ごした記憶が蘇りだす。

 彼女の笑顔が、彼女の涙が、彼女の声がエリクの中に流れ込む。


 部屋の扉が開き、イリスがコップを片手に入ってきた。


「水淹れてきーーー」


「そんな事より、あの後どうなった?ノエルは無事なのかい?」


「・・・・まずは落ち着いて。今の貴方は冷静さを失ってる。話の通じる状態じゃない」


 肩に掴みかかって問い詰めるエリクを、イリスの小さな手が制す。

 我に返ったエリクは乱れた感情を宥め、深呼吸をして辛うじて冷静さを取り戻した。


「少し落ち着いたよ。まずは、僕が眠っていた間の出来事を話してくれないか?」


「分かった」


 イリスは滔々と、その事の顛末について話し始める。


 エリクが倒れた直後、ノエルは騎士団に連行された。エリクを寝台まで運んだのはアンリだと言う。

 国に甚大な傷跡を刻んだ巨竜の死骸は処分され、既に民家や施設の修復作業が開始している。


 二日も眠り続けていた事に実感が湧かないが、イリスの話は事実のようだ。


「それで、ノエルの事なんだけどさ。彼女は吸血鬼なの?」


「貴方が見た通り、ノエルは生粋の吸血鬼。それは紛れもない事実で、私とアンリは知っていた。・・・・黙ってて、ごめん」


 申し訳なさげな表情で正直に告げるイリス。一週間も騙していた事に罪悪感を抱いていたらしい。

 その事実を宣告して、イリスはそれを聞いたエリクの反応を待つ。


 エリクの片腕が伸び、打たれると思ったイリスは覚悟を決めて両目を閉じた。しかし、いつまで経っても衝撃は襲ってこない。恐る恐る片目を開くと、エリクの手がイリスの頭に置かれた。


「ーーー別に怒る気はないよ」


「ーーー」


 そしてエリクはイリスの頭を優しく撫で始める。責められると心構えしていたイリスは、予想を裏切られ呆然としている。


 沈黙を貫くイリスの顔を見つめて、エリクは微苦笑した。


「君やアンリの判断は正しいと思うんだ。見ず知らずの人間に危険を冒してまで事実を話す必要はない。だから僕はーーー君たちを薄情だとは思わない」


 本心からそう思った。隠し事の一つや二つ、誰にでもある。それを責める権利なんてエリクは持ち合わせていないし、誰にも許されない事だ。


 イリス達が懸念していたのは、正体を打ち明けた後のエリクの行動である。

 他の人に情報を漏洩しない確証がないし、それは今後のノエルの生死が大きく関わる話だ。

 ノエルの安全を優先するイリスなら、当然の判断だろう。


「聞きたい事があるんだけど、いいかな?」


「・・・・何?」


「何度も聞くけど、ノエルは吸血鬼で間違いないよね」


 エリクの問い掛けに対して、イリスは頷いて肯定する。


「じゃあ、何で正体がバレなかったんだい?ついこの間まで騎士団の人達と友好関係を築いていたじゃないか」


 四日前の遺跡調査依頼。

 グランとノエルは交渉の席で、親しく言葉を交わしていた。そこに敵意など欠片もなく、二人が握手をしている場面をエリクは見た。


 しかし、今更になってグランはノエルを吸血鬼だと見破った。どこか辻褄が合っていない。


「ノエルは他者からの認識を阻害する魔術を、四六時中施している。それで髪色を白に変えて、正体を隠していた」


「じゃあ、魔術が見破られたって可能性は?」


「それはない。熟練の魔術師や、修行を積んだ賢者程の実力者でない限り、ノエルの幻惑魔術は見破れない」


「なら、何で正体を気付かれたんだ?」


 イリスの意見を聞いたエリクは小首を傾げて思考する。


 ノエルは仮にも魔女だ。幻惑魔術を見破られ、正体が露見する可能性は極端に低い。魔術の効力が切れても、彼女なら一節で術式を起動できる。


 ならば、ノエルの正体が知られた理由はーーー。


「ーーー多分、魔力の枯渇が原因だと思う」


 ノエルの発言を聞いてエリクは納得を得た。


 巨竜の襲撃ーーーそれに一人で対抗するのは、荷が重かったのだろう。最強種である巨竜との戦闘で、ノエルの魔力は消耗していたのだ。


 エリクが駆け付けた時には、魔力が枯渇寸前だったに違いない。


「そういうことか」


 情報を整理したところで、エリクは一番重要な質問をする。


 騎士団に連行された彼女の安否を確認しなければ。

 エリクが彼女を見たのは二日前、立ち去るノエルの後姿が最後だった。


「それでノエルは無事なのかい?」


「ノエルは生きてる」


「・・・・良かった」


 安堵の息を吐くエリクを見て、応じるイリスは口籠る。

 躊躇うように視線を床に逸らし、堅く口を閉ざす。何か、言い難い話があるようだ。


 少しの間、瞑目したイリスは決断して、エリクを瞳に映してから告げた。


「・・・・でも、残された時間は限りなく少ない」


 その言葉を聞いたエリクは、時間が停滞した感覚に襲われる。

 告げられた言葉を脳に送るまで、実に数十秒の時間を要した。それだけ受け入れ難い真実だったのだ。


「国王がノエルを叛逆者と見なした。今日、処刑が執行される」


「・・・・っ」


 腰の横辺りにあるイリスの手が、小刻みに震えていた。


 悔しさと申し訳なさで瞳を潤ませながら、無表情を保とうと必死に唇を噛む。イリスは胸中の想いを溢すように話を続ける。


「私は助けに行きたい。ノエルを見捨てたくはない」


 その言葉には確固たる強い意志が宿っていた。


 涙の雫を目尻に浮かべるイリスは、力なく俯いて告解を続ける。


「けど、私は無力だから。ノエルを救い出すことは、出来ないから」


 悲痛の表情で言葉を綴り、イリスは唇を震わせた。

 瞳に溜まる雫が頰を伝い、煌めきの軌跡を引きながら床に滴る。


「・・・何か言える立場じゃないのは自分が一番良く分かってる。でも、これ以外に方法が見つからない」


 発言には僅かに嗚咽が混じっていた。

 普段のイリスからは予想がつかないほどの弱気な発言に、エリクは言葉を失う。


「惨めだって、情けないって罵られても構わない。だからーーー」


 覚悟を決めて涙を拭ったイリスは、緘黙するエリクを見つめて、喉から絞り出すように言葉を吐き出した。



「・・・・だからお願い、ノエルを助けてっ!」



 イリスは滂沱の涙を流して、エリクに助けを求めた。

 乾いた喉から飛び出した悲壮の叫びで、エリクに救いを求めたのだ。


 勇気をふりしぼった彼女に、自分は応えなければならない。


 エリクは短く頷き、真っ直ぐな視線を向けて答える。


「ーーー当然だよ。僕が必ずノエルを連れ戻してみせる」


 壁に立て掛けてある二本の剣を携え、エリクは外に飛び出した。

 林道を脱兎の如く駆け抜け、ノエルのいる宮廷を目指す。


 不意にノエルの言葉が脳裏を過った。


『・・・・君と過ごした一週間、ボクはとても幸せだった』


 彼女が無理矢理作り出した笑顔が、頭から離れてくれない。

 悲痛を訴えるノエルを前に、自分は何も言えなかった。


 何も守れない非力なあの頃には戻らない。何も出来ないのは、もう嫌だ。


 七年前のように、二度と大切な人を失いたくはないから。

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