第25話 原稿に 功を奏したあれやこれや
お陰様で1月号の原稿が予想以上に早々と入校になり、余裕の月末です。
にんまり~。
思い返せば、数か月前までは毎回のように提出原稿の仕上げに苦しみ、文章の切り貼りをしながら何度も「ちーがうーだろー!」と自らに檄を飛ばしていたのですから、隔世の感ありです。
今回は初稿を仕上げて編集に送るまでわずか数日でしたし、それに対する編集者からのフィードバック(FB)を参考にわずかな修正を経たのみで、予定より1週間も早く完了しました。現在、残すはPDFでの最終確認作業のみです。
何が功を奏したかを分析すると、やはり慣れが一番大きいと感じます。
それは、文章を書くということだけでなく、書き手として求められている内容への勘とも言う部分への慣れも含みます。
最初の頃もお伝えしたように、自分だからこそ書けることがあり、それが欲しいからこそ編集部は原稿依頼をしてくれているわけですが、その「当たり前のこと」を、やっと原稿そのものに、文字を通して生かせるようになってきたということかと思います。
また、掲載する月刊誌や出版社に特有の言い回しや表現の癖、読者層への配慮の仕方や校正での拘りなど、編集部によって異なることも良く分かりました。それによって「書きたいこと」をどのように書けば修正なく、上手くそのまま伝えられるか、ということが、分かってきたように思います。これが自分としては一番大きな収穫です。
具体的にここで示すのは、少し難しいのですが、多少冒険するような内容であったり、表現がきつすぎるかもしれないと思うような時も、まずは一度自分なりの言葉にして書いてみて、思い切って初稿はそのまま編集者に見せるようになりました。
すると、意外にも、それが受け入れられたのです。
もちろん、表現に関しては字数との関連もあり、刺激は少なく、でも的を得たものに修正することは何度もありました。けれども、私だからこその切り口や語り口調は変えませんでした。それでいい、と言ってもらえて、いつしかそれが自信にも繋がって行ったように思います。
さらに、そうした修正に何度も根気強く付き合ってくれる最高の編集者に巡り合えたという最大の幸運があったことは、間違いありません。
最初の頃の不安は嘘のようです。
あと2回で連載が終わるなんて、信じられないけど、事実です。
ネタ切れを心配していたと思えないくらい、いまは、出来ることならあれもこれももっと字数多く、しっかりと書いておきたかったと思うエピソードやトピックがあります。
けれども、心残りはありません。
なぜなら……
あと2週間ほどしたら、たぶんここでもお知らせできるようになるかもしれません。
新しい企画では、私はいままでの数十倍の量の原稿を書かせてもらえることになりそうです。
どうか、幸運を共に祈っていてください。
そして実は、12月は年末年始を控え、原稿の締め切りはいつもより2週間も早いというのを初めて知りました。あれま~。2月号はクリスマス前には入校を済ませなといけないそうです。だから文字通り「師」も「走」るほど忙しくなるのですね~。
みなさまもご自愛されて、師走を乗り切ってくださいね。
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