第23話 まさかまじ? 早くも来年、鬼笑う

 しばらくご無沙汰しておりました。


 お陰様で11月号原稿の推敲回数はこれまでの半分以下で、入校後に少しばかり表現の部分を修正したのみでゴーサインが出ました。

 いつになく早く仕上がり、突然ぽっかりとできた時間に感慨ひとしおでした。早く終わるとこんなに違うのか~笑 ウキウキ♪


 執筆陣の中には、連載開始4月時点で既に一年分をポンと編集部に渡されている方もいらっしゃるようです。

 一体どうしたらそんな風に全く書き直しなしで、完成度の高い原稿を最初から出せるのか、と思って編集者に尋ねたところ、「多少の変更はお任せが前提なので」とのこと。つまり、私のように、一言一句にまで拘って、最後まで自分にやらせて、なんていう書き手は居ないそうです。

 でも、そこをお任せしてしまったら上手くならないじゃない?と聞くと、それが私の持ち味だとにっこり返してくれました。少なくとも、一連のやり取りは熱意の表れと受け取って頂けているようで、ほっとしました。


 そして、タイトルの通り、鬼が笑いそうですが、早くも来年度の企画の話が10月の声と共にやって参りました。

 それとなく編集者から打診されたときは、まさか、と思いました。

 もしいまのままで連載継続と言われたら、もうネタ切れです~と泣きつこうかと思っていたのですが、打診された内容は、それを遥かに上回るものでした。これはもう、やるっきゃない!と腹を括りました。


 何より嬉しいのは、私の執筆内容をより発展させて、もっと多くの人に、もっと多くの字数で読ませる方向で、出版社内で話を進めてくれていたことでした。

 昨年もこの時期に驚かされましたが、今回はさらにその上を行き、ななななんと、いまから遡ること数か月前の、あの梅雨時のじめじめの中で「うまく書けない~どうしよう~」と私がパソコンの前で泣いていた頃には、既に最初の企画が編集会議に出されていたのだそうです。


 今回もまた、私の全く知らないところで、知らないうちに、私が書いたことを大切に受け止めて、前に進めてくれた人たちがいたのです。なんと有り難いことでしょう。


 ご提案は二つ返事で受けさせて頂き、現在は、これから先の一年をそれに専念するためのスケジュール調整や仕事量調整をしています。


 そして、しばらくは小説をお休みして、この本業での執筆に全力を注ぎたいと思います。

 ですので、本エッセイと、修行エッセイは継続しますが、他の小説は一旦非公開にさせて頂きます。ご了解ください。(アクセスはほとんどないから問題ないと思いますが、念のため)

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