確定申告編

第8話 ちょっと待て戻って来るかもその税金

 嬉しいコメント&レビューをありがとうございました。

 どなたか一人でも役立てて下さったらという思いで書き始めたものですが、

 こうして反響を頂くとほんとうに嬉しいものですね、元気がでます。

 感謝です。


 副題の後半に据えた確定申告に強いご関心をお寄せ下さる読者様も多い様相にて、お待たせいたしました。素人ながら、20年以上の申告作業経験からお伝え致しますゆえ、何某かお役立て頂けたら幸いです。

 ただし、経費作業は苦手で、セミプロの親友に毎度助けてもらってなんとか乗り切ってますので、

 また本件へのご質問等は、自信が無いのでお応えできません、すみません、最初に謝っておきます。


 まず、表題の通り、確定申告すれば、いままで払ってきた税金が戻ってくる可能性があります。ですので、プロの作家を目指す方あるいは多少なりとも作家として収入のある方は、ぜひ確定申告をされることをおススメします。

(白色・青色申告&開業届については後述予定)


 もしかすると、皆さんの中には、そんなことしたら余計に税金を取られる、と思っておられる方がおられるかもしれませんが、逆です。

 ほとんどの場合、作家としての原稿料の10%程度が*源泉徴収されていると思いますが、その税金は返ってきます、


*源泉徴収:支払い元(出版社)が、受取人(作家)に代わって先に税金として国に収めてしまうこと。国のとりっぱぐれがないので推奨されており、ほぼすべての真っ当な出版社はこの方法をとる。


 例えば、年間で原稿料合計が10万円とすると、源泉徴収税額は大体1万円くらいですが、この1万円ちょっとが還付金として戻ってきます。

 ちなみに、税金関係は常に年単位(1月1日から12月31日)の処理になるので、収支共に年額で表記しています。


 儲かっていなければ、なんて失礼な言い方かもしれませんが、この国の原稿料の安さといったらもう、とんでもないことはご存じでしょう、多少なりともライターを経験されていたら。そして現在、物書き一本で食べていける作家さんは数えるほどです。だから、おそらく、これを読まれる9割の方はこれに当てはまるかな、なんて思って書いています。該当しなければ華麗にスルーしてくださいね。


 さて、話を戻します。

 そもそも税金とは、消費税等の間接税は別にして、収入の中から社会のために一定割合で拠出するものですから、収入が無ければ納税義務は生じません。ここがポイントです。


 そしてもう一つのポイントは、作家としての活動は「営業活動」と見做されることです。

 その営業のために掛かった経費を作家の収入から差し引いた額を、最終的な収入(収支)と見做されますので、その収支=ゼロ、あるいは少額なら税金を収める義務は生じません。つまり、稼いでないから納税できない、しない、ということになるのです。

 例えば、取材の交通費や打ち合わせの飲食代、執筆用のパソコン購入費などの経費が原稿料収入を超えていれば、収入はマイナスになるので、納税額はゼロになります。


 つまり、収入がマイナスあるいはゼロの場合、源泉徴収されていた額は明らかに「国が取り過ぎた税金」なわけですから、申告手続きを行えば「還付金」として返ってくるという仕組みです。


 簡単に言うと、以下二つのケースです。

 ①営業収入よりも経費が多い場合→実質の収入がマイナス→儲けはゼロ以下、

 ②収入が、一定の*控除額よりも少ない場合→経常できる収入はマイナス→儲け<控除額=収入ゼロと見なされる


 ②については、営業活動&生きていくためにも元手は必要ですから、38万円程度(青色は65万、他詳細はネット検索「確定申告・基礎控除」してね)は基礎控除されます。


 *控除という言葉は分かり難いですよね、私も苦労しました。要するに控除額というのは、「私の手元にはあるけど税務署はないと思ってくれる」額です。


 最初から税理士さんなど税務のプロにお任せすれば、こんな苦労はないのですが、そんな費用を捻出するほど稼いでない、というお仲間のみなさん、大丈夫ですよ。私にもできるんだから、慣れれば皆さんだって絶対にできます。

 ぜひ来春の確定申告を目指してみて下さいね。

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