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笑う Revised 1 (第1回座談会公開済み)
エントリー#01
作品名 笑う Revised 1
作者名 宮沢弘
作品URL https://kakuyomu.jp/works/1177354054882673045
作品のキャッチコピー、あらすじ
『その一歩先へ』
短い。わかりにくい。
その一歩先へ。
作者からの一言、メッセージ
「最近、人工知能の深層学習という言葉を聞くかと思いますが、その一歩か二歩手前はおおまかにこのような感じです。知能がただの確率であることは寂しいかもしれません。ですがその方向での実現への道を拓いた昔のIBMの研究者にみなさんの賛辞を。」
座談会
ななせ「さぁ、ついに記念すべきエントリー#01作品と共に、この『座談会』も始まりましたね。作者は宮沢弘さん。タイトルは『笑う Revised 1』。この作者さんとは、電書ちゃんの企画『にごたな』でご一緒させていただいたことがありますね」
(『にごたな』は、電子書籍『SF雑誌オルタナ』内のSF短編募集企画。http://denshochan.hateblo.jp/entry/nigotana)
七瀬 「その時に書かれていたのが『複製人格の愛』だね」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882334374
ななせ「複雑というか、難しい話を書く作家さんですね。ある意味、読者への挑戦状的な。作者のSFという概念を叩きつけている感じさえします。宮沢さんは『カクヨム』だけでなく『小説家になろう』でも活動されていて、いくつものSFエッセイや創作論を投稿しているんですが、これがかなりすごいんです。独自のSF感というよりは――もはや独自の概念や、宇宙を形成しているような雰囲気です。宮沢さんがSFを語る時に使う独自の用語『SciFi』からも、それが伺えます」
七瀬 「『SciFi杯』という独自の企画もやっているからね。SFに関しては一家言どころか、言葉を尽くしても語りきれない――夜空に輝く無限の星々のような言葉をもっているんだと思うよ」
https://sites.google.com/site/scifihai/home/scifi1701
http://mypage.syosetu.com/569588/
ななせ「そんな作者が〈カクヨム計劃トリビュート/〉に参加して下さったんですが……非常に困りました」
七瀬 「困る? どうしてだい」
ななせ「宮沢さんがエントリーした作品『笑う Revised 1』なんですが、非常に難しく、難解なんですよ」
七瀬 「『非常に難しい』と『難解』は同じ意味だから言葉の重複だね。言葉というものは適切に扱うべきだと思うよ」
ななせ「うっ、うぜー……! とにかく、まるで僕たちのSF指数を試すかのような作品を投稿して下さったんです。人工知能に知能や感情というものを組み込む上でのシミュレート的な話だと思うのですが、難しいです。僕たちの知能や感情――特に笑いというものが、たんなる確立に過ぎないという皮肉を描いているんだと読んだのですが……正直、読みとれておるか不安です。あと、一作目からとんでもない作品が来てビビってます……」
七瀬 「確かに。本来『お題』に対してストレートな作品、王道と呼ばれるものをいくつか紹介したうえで、このような難解な作品や、捻り、遊びをきかせた作品を紹介していくのが短編集なんかのセオリーと言えばセオリーだね」
ななせ「藤子・F・不二雄作品で言えば『ドラえもん』や『おばQ』じゃなくて、いきなり『ミノタウロスの皿』や『ヒョンヒョロ』を読ませるような感じですよ。しかし、僕は分らないなりにも非常に楽しく読めましたね。僕たちの深層心理では常にこのような計算が行われてるのかと思うと――改めて脳という計算機のすごさと、今後発展していくだろう人工知能、AIへのワクワクがとまりませんでした!」
七瀬 「いずれ来るであろう、シンギュラリティに至るための物語って感じかな? ぜひとも人工知能に明るい方や、理系の脳を持つ方に読んで感想を聞いてみたい作品だね。我々とは違う思考回路の読者は、いったいどのような感じ方をするのか? 興味深いね」
ななせ「ですね。まぁ、我々にもSFを語らせたら止まらない一家言持ちのN氏がいるので、彼に総評のような意見を聞いてみましょう。N氏、お願いします」
N氏 「…………」
ななせ「N氏?」
N氏 「……………………」
ななせ「N氏ー?」
七瀬「どうやら、彼は扉を閉ざしてしまったみたいだね。SFという広大すぎる宇宙の中で迷子になってしまったみたいだ」
ななせ「いや、アイツ、絶対ボロが出るのを恐れて逃げただけだろっ! 卑怯だぞっ。おいっ、Nっ、Nっ! えぬうううううううううううううううううううううううう」
七瀬 「やれやれ」
ななせ「えぬうううううううううううううううううううううううう」
七瀬 「第一回の座談会は、これで幕を閉じよう。いささかみっともない姿をさらしてしまったけれど、次回もお付き合いいただけると嬉しい」
ななせ「えぬうううううううううううううううううううううううううううううう」
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