第4話 王たちのその後

 <前回のあらすじ>

 オーロラ川で遊ぶポテト姫たちを見たケチャップ王とマヨネーズ王。彼らは妙案を思いつくようだが…?


「「そうか。その手があったか」」

 さて、この2人の王が思いついたある事とはなんなのだろうか。


「ケチャップ様。もういい加減にご結婚をなさいませ」

「嫌だよ。僕は一生独身でいるんだ。マヨネーズもそうするんだから、これでいいんだよ」

 そう。2人の考えはこうだ。ポテト姫達は確かに美人で気品にあふれていた。しかし、オーロラ川で遊んだことでしなしなになり、一気に老け顔になってしまったのである。


 よって、2人とも結婚する気がなくなってしまい、他に評判の良い美人や好みの女性がいないので、結婚はしないということになった。

 その代わりに、国の孤児院から子供を引き取り、充分に育て社会に送り出すという仕事をしている。


「確かに、王の取り組みは素晴らしいものです。ですが、王の御子がいないとなれば、どなたがこの国の王になるのですか」

「それはそれさ。僕は結婚はしないけど、子供を作らないなって言ってない」


 なにやら意味深なことを言う国王に、トマトはまた悩まされるのだった。

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ケチャップ王国とマヨネーズ王国 フィーネ @miko_fine

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