第7話 エピローグ

 今、俺はアクセルの街の正門前に来ている。

 今回は例の白い鎧では無く、いつもの俺専用の漆黒の鎧だ。

 徒歩では無く、きちんと首の無い愛馬に跨って参上している。

 あの頭のおかしいアークウィザードの少女に、どうしても一言苦情を入れたくなったのだ。


 街の神聖な気配の調査は、終わってなどいない。


 知った事かっ!


 リッチー?

 ソードマスター?

『OPPAI』勇者?


 なんぼのもんじゃい!


 俺の邪魔をする奴等は、何者であろうとも、この大剣の錆にしてくれるわっ!


 女神?


 こんな辺境の街に居ついた女神なんぞ、どうせ信徒の少ない木っ端女神だろうがっ!


 もし仮に女神がいたとしたら、都合がいい…。


 とっ捕まえて恥辱の限りを尽くして俺の下僕にしてくれるわっ!


 異世界に使いに行かせて、例の箱を充電する事を命じてやるっ!


 そして…そして、あの遊戯のっ、続きをするのだっ!


 -完-

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あの頭のおかしいアークウィザードに怒りの鉄剣を! ふだはる @hudaharu

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