不思議なノートにより、過去と筆談しつつ、歴史を変えていくという、SFやファンタジー的な要素の入った、歴史小説。
まず、ノートで過去とやりとりをするというアイデアの素晴らしさ。(まあ、お父さんは直接、過去に行ったのですが)
時代は、日露戦争~第一次世界大戦のころ。私(レビュアー)は、このへんの世界情勢に詳しくないので、歴史の勉強という点でも、ものすごく得るものがありました。
そして、もし、こうなっていたら――という「IF」の物語の面白さ。このへんの時代に詳しい人ならば、もっともっと楽しめると思います。