初恋はどんな味?
宵時静空
それは私の初恋
初恋の味って、なんなんだろう。
例えばチョコレートみたいに甘いのかな。
それともコーヒーみたいに苦い、またはほろ苦いのかな。
よくわからない。だって誰も食べた事、飲んだ事はないはずだ。もしもあるなら、それは好きと言う感情の消去をしたのではないだろうか。
私はそんな事はない。そもそも初恋自体した事ない。
そもそも、恋というのはなんだろう。
愛すとは違うのだろうか。
──今はどうでもいいよね……。
そんな初恋すらした事ない私は最近、気になっている男子がいる。
ちょっぴりエッチで、それなのに本当に向き合うと純粋で。彼の笑顔を見ない日はない。
そんな彼の笑顔はとても輝いていて、眩しくて……それでも私は手を伸ばして……。
もうすぐバレンタインだ。
だから私は勇気を出してチョコを作る。
そのチョコの味は——。
——私の初恋の味となるような、そんなチョコにしたい。
受け止めてもらいたい。
そして教えてほしい。
私の初恋はどんな味ですか?
初恋はどんな味? 宵時静空 @1703
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます