第3話 『お手洗いこそが救世主!』

 ここのところ、『うつ』、まっさいちゅうと言う感じで、お話を書く気力がまったくありません。


 もう、永遠に書けそうではないです。


 「お池に沈みたいな・・・」、と思いつつ、寒くなって来たので、それもまた、うっとおしい。


    ***   ***   ***



 さて、やましんの夢の中の最大のトラウマは、『お手洗いが、夢の中では、けっして使えない』、というものであります。(あまり美しくないお話でみませんです・・)


 あたりまえです。


 しかし、やましんの夢の中のお手洗いは、破壊されていたり、つまってしまっていたりして、まともに使える状態であることは、まずありません。


 そこで、走り回ることになるのが普通です。


 最近は、夢の中でも、それは認識されていて、夢なのか現実なのかを夢の中で判断する、よい材料となるのです。お手洗いが出てきたら、それは夢の終結をもたらす『救世主』なのです。


 ただ、夢のなかで夢を見ている場合もり、さらに三重になっていることも、時にあるので、簡単ではないのです。


   ***   ***   ***


 もうひとつは、『携帯電話』です。


 夢の中に出てくる『携帯電話』は、けっして使い物になりません。


 キーが効かなかったり、壊れていたり、小さすぎたりして、まったく使えないしろものなのです。


 仮につながっても、とんでもないところに掛かります。



  ***   ***   ***



 ある晩、やましんは、なぜかお仕事でした。


 しかも、やましんのデスクは、お外に出されていて、2~3人のかたが一緒に居ました。


 ところが、雨が降り始めていたのです。


 書類は山積みです。


 やらなきゃいけないことがいっぱいあります。


 しかし、なぜか他の人たちはいなくなりました。


「入れてくれ~!」


 とか言っても、なかなか反応はありません。


 仕方がないから、雨の中、ぐちゃぐちゃの道路に布団を敷き、自動車がクラクションを鳴らして邪魔そうに(あたりまえだ!)通り過ぎて行く中で寝てしまいました。



        Θ  Θ  Θ   (夢を見たかもしれませんが、記憶なし)

      


 起きて見れば、ややや、朝らしい。


「えええ! もう、朝なの?」


 と、お伺いすると、同僚のお姉さまが「そう、朝ヨ。」


 と言います。


 やましんのズボンとか、シャツとかネクタイとか、くつとか、さらに、大事な相棒の『くまさん』とかが、地面にばら撒かれております。


 いますぐ、ゴミの回収に出されそう。


「おわ~~~! 大変だあ。くまさんが捨てられるぞ~~~!」


 と、寝巻で裸足のまま職場の中にようやく駆け込むと、良い方もいるもので、やましんのものだけ、集めてくれているのでした。


「やれやれ。じゃ帰ります。」


 おいおい、朝だろ!


 そこは、ま、夢なので。

 

 お家に帰ると、たいへんな、

豪邸。(うそ!)


 やっとこさ自室に入ると、さっそく騒ぎがもちあがりました。


「屋上で、自動機関砲が暴走している! なおさなければ。」


 とか叫んで、お兄さまが(いません。いません。)駆け上がるのです。


 ビルの屋上に上がれば、巨大な機関砲(ほぼ大砲だ!)が据えられ、その体からは探索用のレーザービームが発射されて、機関砲も同時にぐるぐると回転しながら、周囲を監視し、あやしいやつがいれば、すぐにも乱射できる体制だ!


 こりゃあまずい。


 兄は、ドンドン先に行ってしまう。


 のろまなやましんは、のろのろと、そのレーザー光線をかいくぐりながら進みます。


 あっちこっちで、レーザー光に触れてしまうが、さすがに自宅の機械なので、発砲は起こらないのです。


 でも、これでは、他の人々はハチの巣だ!


 とか、云ってるうちに、どうやら、直てしまったらしくて、また、巨大邸宅内の自室に戻りました。(これがまた、小さい部屋! これは現実に近い。)


「やれやれ、つかれた~~~」


 と、一休み、になりました。



    Θ   Θ   Θ  (ここも、ユメ見たかもしれない・・・)



 ・・・気が付いて、「あああ、学校行かなくちゃ!(なんで、学校なのかは不明)」


 と、時計を見れば、もう8時ではないですか。


「おわ~。そうか、機関銃騒ぎで、時間が無くなったのだ!」(なんのことやら・・・)


「そうよ。」


 双子の妹がそう言う。(いません、そんなの。)


「君、なにか、今日、用事があるとか言ってた?」


 ぼくが、妹に聞くと、「そうそう・・・」


 とか言い、なんか、ややこしい事を頼んでくる。


 弟が(いません。そんなのも・・)「ぼくのもたもむ、昼から。」


 とか言うのです。


「それじゃあ、学校は遅刻で、しかも早退だなあ・・・・」


 で、あわてて、真っ赤なネクタイしながら玄関を飛び出しつつ、喉が渇いて来たので「ジュースない?」とか叫ぶ。


 お姉さまが(いません、いません!!)ばたばた、としたあげく「ないわ!」


「いいよ、販売機で買う!」


 と、『豪邸』を飛び出し、大きな隣の車庫の前の自販機で、(隣のおじさんが、にたにたと見ています(知らない人だ!))ジュ-スを買おうとするのですが、案の定、100円玉がないのです。


「そうだ、まずは、遅刻の電話しなきゃ!」


 きました、電話です。


 案の定、カバンの中を探すがなかなか出てこない。(これは、いつも実際そうです。)


 おまけに、やっぱり、使えそうにない。


 しかも、「お手洗いに行きたい!」


 やっと来ました!


 

   **********   **********


 

  いやあ、長い長い夢でした。


  結局これは、なんだったのか?


  明日、先生に聞いてみましょう。


  『銃撃』が起こらなかったので、良い夢の類であります。



     ************   ************

















 










 


 




 







 







 










 

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夢詩編集 やましん(テンパー) @yamashin-2

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