第2話 『正義の味方』

 宇宙人が、巨大ビルを攻撃してくると言う情報が入った。


 ぼくら、正義の味方グループが、ビルに向かった。


 エレベーターなど使わない。


 特殊な推進装置で一気に最上階に向かうのだ!


 仲間たちは、すんなりと到着。


 しかし、ぼくの装置は例によって不安定で、ビルの最上階の壁に引っかかってしまった。


 おまけに、大事なグッズが入った、紙袋も落としてしまった。


『救出頼む!』


 ぼくの要請に、すぐに救助隊がやって来た。


 救助隊員たちが、窓から革のような幕を外向きに張った。


 (外側の二人は、いったいどうやって立ってるんだろう?)


 ぼくは、震える足を片方ずつ乗せて、幕の上を歩いて無事ビル内に。


 先に到着していた仲間たちが、すでに応戦の準備をしている。


「おっことしたグッズを拾ってこなければ!」


「ああ、行く!」


 一人が『エレベーターで!』降りて行く。


 巨大な窓から見れば、U.F.O.が二機向こうから迫ってくるのだ。


 ぼくらはすぐに応戦態勢に入った。


 商売敵の、やな二人組も、やってきている。


 こういう時は、逆に褒め上げてやるのが上策だ。


「君たちは素晴らしい。天才だ。実に優秀だ。これからも頑張ってほしい。」


 とか、思ってもいない事を言って、抱きしめてやる。


 そこに、U.F.O.が放つビームが襲ってきた。


 すべてをなぎ倒してゆく。


 落っことした袋に、こっちの光線銃がはいっていた。


 ぼくには武器がない。


 屋上の庭を転がりながら逃げ回るが、相手のビームは、そこらじゅうを襲って来る。


 ふと、手もとにあった、椅子でビームを防ごうとした。


 不思議なことに、この椅子の背中は、ビームを跳ね返すのだ!


 ぼくは、何回か練習して、襲ってくるビームを、相手に上手く跳ね返す方法を見つけた。


 これで、逆襲できる。


 ほかの人も気が付いた!


 ぼくらの逆襲が、始まったのだ!




「うわ~~~~~~、おしっこ行きたい~~~~~」


 ここで、おしまいである。


 ぼくは、トイレに走った。



 さっきみたばかりの、新鮮ほかほかの夢でした。



 わりと、良い方の夢で、よかったあ~~~~~~~




  ************   ************



 

















  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る