第2話++「私が探偵助手をするならこう」のおまけのおまけ

 私は、驚きを隠せなかった。


 一つ年下の幼馴染である、稀崎椎那が、


 新入生代表として、


 私の学校の体育館で、


「新入生代表のことば」を読んでいる。


 もはや内容など頭に入ってこない。

 ただただ、稀崎に絡まれ続ける嫌ーな毎日を送っているイメージが、私の脳内をぐるぐると回っている。

 想像しただけでも鳥肌が立つような波乱の日々を、どう過ごして行けばいいというのだ。


 今年も、“嫌なこと”はやってくる。友人と共にやってくる。

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私が物語を書くならこう 組長 @keizokukoukouha11zo

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