応援コメント

梅枝 その十五」への応援コメント

  • 今回は、前回の蛍兵部卿の宮の和歌に対する光源氏の返歌です。

    めずらしと故里人も待ちぞ見む
    花の錦を着てかへる君
    (これはまあ珍しい。あなたの家の人も待ち受けていて、ご覧になることでしょうね。夜の錦ならぬ花の錦を着てお帰りになるあなたのことを)

    この「花の錦」というのは、『史記』の項羽本紀が元ネタみたいです。
    「富貴にして故郷に帰らずば、錦をきて夜行くが如し」という一節があり、学識豊かな光源氏はその一文をもじって弟をからかう和歌を詠んだようです。

    ……まあ、「エア嫁に浮気と勘違いされて怒られるかも」とか言ったら、光源氏も弟のボケた発言にツッコミを入れたくなりますわな(^_^;)

    作者からの返信

    この兄にしてこの弟ありですな。