スラムの少年が謎の美女(人工知能?みたいな存在)と成り上がっていく設定ですが、そこにSFの舞台が絡んでいくと今までにみたことのない物語となっています。
ジャンプの多くに見られるような超能力などが存在する世界ではなく、あくまで現実(科学が超越してるけど)の世界での話ですが、個人的にジャンプの名作以上に熱い戦いや展開が繰り広げられていると思っています。
内容もすごく凝っていて、この世界の説明も気になる矛盾などもなくしっかりしています。この作品を見たときは面白すぎて何回も夜更かししてしまいました。また漫画化もしており、今のところ2巻発売してます。リビルドワールドの世界観が分かりやすく書かれていて、またヒロイン?なども可愛いので退屈しません。書籍化もされており、書籍化ではWeb内容とは異なるルートに進んでいてこちらも見どころです。是非買ってみて下さい!とても面白いです!
2018年度読んだ中で一番の作品。
なろう系チートファンタジーは、もう飽きたと言う読者にオススメしたい。
世界観は一言で言うとメタルマックス。選り好みされるジャンルだと思う。俺は大好き。超好き。
大賞受賞作品となった今、この手の世界観を持つ物語のブームの先駆けとなってくれるのを願う。
作中のキャラで好きなのはネリアとヴィオラ。
過去の強敵が一時的に仲間になる…燃えるよね!?
こういった躊躇なくズドンとやり合える仲間(?)がもっと増えて欲しい。
主人公の活躍の場が東に移りつつある今、ヤツバヤシみたいな奇人変人が増えて行くのだろうと楽しみにしている。
人型兵器が頻繁に出現しているので今後はこっち寄りになってしまうのか…
個人的には強い犬を連れて戦車を乗り回して欲しい。
世界観自体はどこかで見たことがある設定の延長上だが、その使い方が丁寧かつ優れている作品。多くの登場人物がきちんと目的を持っているため、その世界で彼らが生きているということを実感できる良作。
『何も持っていない主人公がチートを得て成り上がる』というWEB小説では有り触れた展開なのだが、主人公と相棒の目的が完全に一致していないため、いつ破綻してもおかしくないという緊張感が常にあり、それが今後の展開を読み難くしている。
登場人物たちの『価値観のズレ』というのも面白く、それぞれの『価値観』を理解することによって『彼らがどんな環境で生きてきたのか』ということを想像することもできる。
文章に癖があり、多少読み難い部分もありますが、それを補っても余りある魅力がある作品だと思いました。
『科学文明崩壊の世界で、少年が逞しく生き抜いていく物語』を読みたいならば、ぜひお薦めします。
このまま丁寧に物語が進んでいくことを望みます。