スシバトラーつかさ

流布島雷輝

最終話 最後の戦い!ファイナル・スシバトル・インフィニティ


寿司学園とUSAアルティメット・スシ・アソシエーションのお互いの存亡をかけたKOSキング・オブ・スシバトル決勝!

だが、つかさはUSA総帥鮨公爵の必殺握り技GBFゴールデン・バーニング・フレグランスの前に追い詰められていた!

果して、つかさは寿司公爵に勝利し、USAの野望を阻止することができるだろうか!


「鮨公爵の握りうまいですな」

「味と香りと触感が調和していますな」


審査員たちが鮨公爵の寿司をほめたたえる!


「そうでしょう、ハハハハハ」


鮨公爵が勝ち誇る。


「くっ、俺はここまでなのか!?」


負けるなつかさ!このままでは世界が奴らに支配されてしまうぞ!


「あきらめるんじゃねえ!俺と戦った時のお前はそんな簡単にあきらめるような奴じゃなかっただろ!」

「お前は!?」


リーゼント須子山。暴走寿司集団「我李」の総長!


「来てくれたのか」

「俺もいるぜ」


河童!


「お前まで!」


つかさの脳内でかつての彼らとの死闘が走馬灯のように流れていく。

そして―――


「負けないでつかさくん!」

「コトブキ!お前捕まっていたんじゃ!」


「私が助けたのだよ!」


シルクハットに仮面をつけた謎の男。

行方不明の兄の面影を持つこの男はつかさが困っていたとき、いつも助けてくれた。


「よかった、コトブキ!お前がいれば百人力だぜうおおおおおおおおおお!」

「こ、これは!」


つかさの全身が発光する!


「マキシマム・ローリング・サーモンブラスター!!」


つかさが掴んだシャリも同時に発光!

そして、つかさの手の中でサーモンとシャリが高速回転し、寿司を形作っていく!


「あれはMLSマキシマム・ローリング・サーモンブラスター。完成していたのか!」

「へい!お待ち」


審査員の前にサーモン鮨が差し出される!

審査員たちが我先にとそれを頬張っていく!


「うますぎる!」

「これに比べたらさっき食べた大トロはごみや」

「勝敗は決まりですな」


勝者:巻つかさの文字が大型液晶ビジョンに映し出される。


「ば、ばかなああああ」


鮨公爵は爆発四散!跡形もなく砕け散った!


「俺たちの勝利だ!」

「これで学園は救われたのね」

「ああ」


寿司の正義は勝ったのだ!

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スシバトラーつかさ 流布島雷輝 @luftleiter

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