巨神=城紹介 ※随時更新
▲巨神=城とは
はるか神話の時代にフリオング大陸を闊歩していた神々の肉体で、普段は城と呼ばれる巨大な建築物の姿を取っている。
神々は世界に多くの生き物と人、そして竜を生み出し、彼らの生きる糧もまた提供していたとされるが、ある日突然その殆ど全てが発狂し、世界を崩壊の危機に陥れてしまう。この戦いは結束して戦った人と竜の勝利に終わり、その魂と意思を失った神々の肉体は、世界に暮らす人々の住居として利用されるようになる。
それが、城と共に人々が生活するフリオング大陸の始まりでもあった。
神々の魂は抜け落ち、もはや抜け殻といっても差し支えない存在ではあるが、城には神としての力の名残が多分に残されている。
城の内部では多くの動植物が健やかに育ち、人々の病や負傷もその多くが健康的な形で治癒されていく。雨水や泥水は浄化され、力ある城に至っては城内部だけでなく、その周辺環境すら生物の育成に適した大地へと変化させることすら可能である。
数多の攻城戦により荒廃しきり、砕けた岩盤によって水の保存すら難しいフリオング大陸にあって、城だけが安息の場所であり、逆に城の存在しない場所で暮らしていくことは相当な困難を極めることになる。
▲巨神=城の階級
城にはそれぞれが持つ力の影響力によって、大きく四つの階級が与えられている。
●『支城』及び『砦』
最も階級の低い巨神。生物育成能力や戦闘力も最低限しか残されていない。全長が大きくとも、神の力が低いものはこれらのランクとして扱われることが多い。辺境に暮らす国家未満の集落や、村落の中心地となっていることが多いが、中には大国同士の戦争で多数動員され、攪乱や先鋒、斥候を務める場合もある。
●『城』
最も一般的な力を持つ城。全長は800メートルから1200メートルに達するものが殆どで、神としての力も十分に残されている。この階級になると固有の能力を持つようになり、その能力も多岐にわたる。小国の首都や、大国の主要都市となっていることが殆どで、交易の中心として栄えていることも多い。
戦争時には支城などを纏める主力として派遣され、大国同士の戦いでは数城。小国同士の争いでは居城として大将を努めることもある。
●『グラン級』
現大陸で最上級の階級と言われる城。城の名前に『グラン・~~』となるのが特徴で、その力は通常の巨神数体分に匹敵するとされる。
周辺環境に与える影響力も絶大で、代表的なグラン級であるグラン・ソラスに至っては、その固有能力と相まって、グラン・ソラス周辺半径300kmもの広大な区画を、緑溢れる美しい土地に変貌させていた。
グラン級を所有している国家は少なく、たとえ所有していたとしても、小国の場合、グラン級を欲する大国からの圧力を外交努力や従属などで、うまく躱していくいく必要があるほどの希少な存在。
大国の場合、首都はほぼ全てがこのグラン級で構成されている。
●『エクス級』
神話にのみ存在する最上級巨神の呼称。伝説によれば、神々の乱心の際に一体のエクス級のみが狂わず、人と竜に味方したとされる。
現在のフリオング大陸ではその存在は確認されていない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます