【2月刊試し読み】狗神サマにお仕えします!
角川ルビー文庫
第1話
一
ケーブルカーの駅を降りると、なだらかな山道の向こうに、大きな鳥居がそびえていた。
ハイキングのような軽装の参拝客が、ちらほらと鳥居の奥へと歩いていく。境内は山の中にあって、場所によっては舗装されていない山道もあるというから、本来は歩きやすい服装が妥当なのだろう。
(この格好だと、違和感があるなあ)
スーツ姿で出張中のサラリーマンよろしく、旅行用のスーツケースをゴロゴロ引いているのは朝比だけだ。まあしかし、自分は参拝客ではないのだから仕方がない。
ここには客としてではなく、働くためにきたのだ。この神社が今日から、朝比の就職先だった。ちなみに神職なので、就職ではなく奉職という。
朝比は鳥居の前まで来ると足を止め、斜め掛けにしていた鞄から境内の案内図を出した。目的地である社務所の位置を確認する。案内図ではほんのちょっとの距離に見えるが、なかなか広そうだ。
鳥居の手前には土産物屋とお茶屋があって、どちらも平日なのによく人が入っている。
朝比の家も神社だが、参拝客でにぎやかになるのは暮れと正月くらいだ。この神社のように大きくはないけれど、古くて歴史のある神社なのに、近所の人も滅多にお参りに来ないのは少し寂しい。
それに比べてこの神社は、境内も広いし参拝客も沢山いて活気がある。お世辞にも交通の便がいいとは言えない場所にあって、平日でもこうして人が集まるというのはいいことだ。
(うん、いい所だ)
緑深い山林の合間から小鳥のさえずりが聞こえてきて、他にもいろいろな動物がいそうだな、と考える。案内図を確認すると、また重いスーツケースを引きずりながら、
『大真名神(おおまなみ)神社』
と、名前を頂く鳥居をくぐり抜けた。
二十八歳の朝比の職歴は、普通の人に比べてちょっと変わっている。
最初は実家の神社を継ぐべく、神職の資格が取れる大学に進学した。ところが在学中に実家は弟が継ぐことになり、資格は取ったものの一般企業に就職した。スーパーやコンビニチェーンを展開する、大手のグループ会社だ。
人事部で四年間働いて、仕事も楽しくなってきた頃だった。両親から実家を継ぐように言われたため、会社を辞めて家に戻った。
高校を卒業後はほとんど戻っていなかった実家で、神職の勝手もわからない。見習いから始めよう、ということになったあたりで再び、やっぱり弟が稼業を継ぐことになった。
兄弟で神社の仕事に従事する話もあったが、昨今の神社の台所事情は厳しい。どちらか片方は外に出て働かねばならず、朝比が出ることになった。
普通に考えれば、弟が出るべきなのだろう。朝比だとて、わだかまりはある。けれどそれも仕方がないと、達観してもいる。昔からそうなのだ。
朝比は養子だった。両親には長らく子供が生まれなかったため、神社を継ぐために遠縁から養子にもらわれたのである。
実母はシングルマザーで、経済的な理由で養子に出したと聞いているが、詳しい話は知らない。養子に出たのは二歳の時で、その後は実母と一度も連絡を取っていなかった。
朝比が四つの時に、弟が生まれた。朝比もそれなりに可愛がってもらったが、両親は年を取ってから生まれた弟を、ことさら溺愛した。両親にとって、弟の望むことが最優先された。
弟が神社を継ぎたいと言えば、朝比は別の仕事を探さざるを得なかった。さらに弟が神道系の大学に入れず、思い立って海外留学したい、と言い出せば、両親はすぐさま彼の望みを叶えてやった。
留学先でうまく行かずに戻って来て、よく考えたけどやっぱり神社を継ぎたい、と言った時も、両親は怒らず、むしろよく言ってくれたと手放しで喜んでいた。朝比は家族の決定に従うしかなかった。
だがさすがに、今回は朝比に対して後ろめたかったのだろう。弟が再び実家を継ぐことになると、両親はあれこれと手を尽くし、朝比の新たな奉職先を探してくれた。それが『大真名神神社』神社だ。
実家には振り回されたけれど、これも何かの縁だろう。
そう思い、実家から新幹線で二時間、在来線で一時間、さらにケーブルカーで十五分の山深い職場に身を寄せることにしたのだった。
「やあ、お疲れ様。大変だったね」
社務所を訪ねると、就職の面接でも顔を合わせた禰宜の高橋が出迎えてくれた。詳しい年齢はわからないが、四十代の半ばくらいだろうか。がっちりとした長躯の持ち主で、中肉中背の朝比が首を反らせて見上げるほどだった。
「ついさっきまで、宮司と権宮司がいたんだけど、ちょっと急用が入って出ているんだ。戻ってくるまで時間がかかるので、先に周りを案内しましょう」
社務所には三十代半ばくらいの権禰宜がいた。あとは神職ではない職員が数名。高橋から紹介されるまま、よろしくお願いしますと頭を下げる。
「あらやだ、すごいイケメンじゃないの」
朝比の母親くらいの年代の女性職員が言って、コロコロと笑う。これに眼鏡の真面目そうな権禰宜が、「イケメンていうより、美人さんですね」と真顔で返すので、気恥ずかしくなった。
顔がつるっとしていて男っぽくなく、色も白いから、たまに綺麗とか美人とか女性的な形容をされることがある。
けれども、そんなことを言われるわりに女性にはとんと縁がなくて、この年まで女性経験が一つもないというのが、朝比の密かなコンプレックスだった。
「他にも授与所のアルバイトの子とか、うちに入ってくれてる造園会社の職人さんたちもいるんだけど、そちらはまたおいおい紹介するね。先に境内を案内するよ」
返答に困っていると、高橋が苦笑しながら助け船を出してくれた。二人に再度頭を下げ、へどもどしながら後に続いた。
「ぜんぶ回ると日が暮れちゃうから、まずは近場の主だった場所だけね」
山全体が神社なのだ。社務所や宿泊施設など、多くの建物が拝殿の近くにあるが、山のあちこちに社殿や古跡が点在している。
スーツケースを社務所に置かせてもらい、まずは目の前の拝殿に向かう。入母屋造りの立派な建物で、参拝者がひっきりなしにお参りに来ていた。
「こちらの神社では、本殿というものがないそうですね」
朝比もお参りをさせてもらった後、事前に調べていたことを確認した。全国的に見ても、人々が神様にお参りする拝殿と、それとは別に神様が住むとされる本殿を構える神社が多い。
だがここでは本殿というものを持たず、山の奥の禁足地に神様が住んでおり、拝殿から山の奥の神様にお参りする、というスタイルだった。
「そうそう。我々は『奥の院』て呼んでるんだけど、そこに神様が住んでるんだよ。この神社にはいくつか末社があるけど、そこの神様たちもみんな、普段は『奥の院』にいるんだ」
他にも、本殿を持たない神社で、神社のある山そのものがご神体となっているという例があるが、ここはそうではなくて、山の奥に神様たちの住居があるということらしい。
高橋の口ぶりは、『奥の院』という場所に本当に神様たちが生活しているようだった。彼の信仰心の厚さを垣間見るようで、自分も見習わなくてはいけないと思う。
「『奥の院』の入り口は『三ノ鳥居』って呼ばれてる。こっちはあとで、宮司たちと合流したら案内するよ。拝殿からはちょっと離れててね。今朝雨が降ったから、草履だとちょっと足場が悪いんだ」
そこまで言ってから、高橋は思い出したようにスーツ姿の朝比を見た。スーツに合わせ、足元も革靴だ。
「あ、社務所に戻れば、スーツケースの中に運動靴と着替えがあります」
「なら良かった。悪いね、こちらでちゃんと案内すればよかったんだけど」
今回の奉職の話は、バタバタと決まったものだった。朝比の前にいた神職の職員が急に実家に戻らなければならなくなり、空いたところに朝比が入ったのだ。
住居も、前任者がいた借り上げのアパートをそのまま使わせてもらうことになっているが、前の人がギリギリまで退去できなかったため、朝比の引っ越しはまだ終わっていない。
もっとも、洗濯機や冷蔵庫などの大物家電はそのまま残してもらったので、あとは衣類や本を運ぶだけで、大した手間ではない。
引っ越しが終わるまで、参拝客などが泊まる境内の宿泊施設を使わせてもらうことになっている。麓の寮から神社への通勤は、早朝になるので自家用車が必要だ。引っ越しと並行して中古車を購入しなければならないのが一苦労だが、仕事が慣れるまでは宿泊施設でゆっくりしていいよ、と言われているので、甘えることにした。
「この先が『奥の院』に続く道ね。僕らが入れるのは、境界の『三ノ鳥居』まで」
指で示された先には、両脇に杉の巨木が連なる小さな小道が見えた。曲がりくねって先はよく見えないが、境界の鳥居はかなり深い場所にありそうだ。大切な場所だから、きっと頻繁にここを上って掃除に行くのだろう。
体力がつきそうだな、などと考えていた時、授与所の方から巫女装束の女性が足早にやってきて、高橋を呼んだ。どうやら急ぎの用らしい。
「ちょっと行ってくるよ。悪いけど、先に社務所に戻っててくれるかな」
高橋が申し訳なさそうに言うので、大丈夫ですと微笑んだ。
「もう一度、この辺りを見て回ってから社務所に戻ります」
じゃあ後で、と高橋は急いで授与所へ向かう。なかなか忙しそうだ。
(でも、みんないい人たちばかりみたいだな)
宮司と権宮司にも面接で会ったが、みんな大らかだし社務所の雰囲気も良かった。規模が大きい割に職員はそれほど多くないのはどこも同じだろうが、実家の神社とは活気が違う。あそこはいつもどこかピリピリとしていて、余裕がなかった。
台所事情が苦しいからというのもあるが、それだけではない気がする。サラリーマンを辞めて実家に戻ってから、どんなに頑張って掃除をしても、境内の空気はどこか淀んでいて、荒んだ気配すらあった。参拝客の足が遠のいたのも、そんな荒れた雰囲気のせいではないかと思っている。
(大丈夫なのかな……)
実家のことを考えると気が沈む。気にしているのは朝比だけで、父親などは、そんなに神経質に掃除をする必要はないと呆れていた。実家は弟が継ぐと決まったのだし、考えても仕方がないのだが、今も気がかりだった。
つらつらと考え事をしつつ、境内をぐるりと歩く。緑に囲まれているせいか、空気が清々しい。山の上とあって、地上ではやや汗ばむ晩春でもひんやりしている。のんびり歩いていると、沈んだ気持ちがゆっくりと上向いていく。
そろそろ社務所に戻ろうかと、歩く方向を変えた時、境内を白い人影が横切るのが見えた。
(あれ……?)
祭事を行う祭殿の方角から現れたその人物は、真っ白な袴装束の男性だった。そんな恰好をしているからには神職者なのだろうが、面接の時に会った宮司でも権宮司でもない。
(神職の方は、さっき社務所で紹介された人たちが全部だって言ってたけど)
他にも神職者がいたのだろうか。他所から神職が手伝いにくるということも、ないではないが、しかし手伝いというには、その人物はあまりにも迫力があった。
(すごい、美形)
さっきパートの女性が「イケメン」という言葉を使っていたが、そんな軽い形容をするのは恐れ多いと感じるような、雰囲気のある長身の美形だった。年恰好はせいぜい三十半ばといったところなのに、佇まいは落ち着いていて、威厳すら感じられる。
袴装束は着慣れているようで、現代人とは思えないほどしっくりと馴染んでいた。
あまりじろじろ見ては悪いと思いつつ、朝比はそちらに視線が向かうのを停められなかった。
だが周りの参拝客は、あまりこの男性の美貌には興味を惹かれないようだ。彼のすぐ間近を、若い女性が素通りするのを見て、朝比は自分だけ見惚れているのが恥ずかしくなった。
男性はこちらに近づいてくるが、朝比は彼を見ないように目を伏せて通り過ぎる。
彼の横を通り過ぎた時だった。目の端にふさっとした動物の尻尾のようなものが映って、ぎくりとした。相手に気づかれないように、少し離れてからちらりと後ろを振り返る。あり得ないものを視覚して、まじまじと見つめてしまった。
男が去っていく、その袴の尻の部分から、真っ黒な長い尾がふさふさと飛び出しているのだ。
しかも黒髪のてっぺんに、横を通った時には気づかなかった三角の耳が二つ、にょきっと飛び出しているのが見えた。
(こ、コスプレ?)
犬か狐か、ものすごくリアルだけど、作り物だろう。だとすれば、あの立派な袴装束も納得がいく。
ああした白地の袴装束は、本来ならとても位の高い神職が身に付けるものだ。ちらりと見ただけだが、高位の神職が着る袴とも、また少し形式が違う。
金と銀糸の刺繍がふんだんにあしらわれた立派な白袴で、相当に手の込んだものだ。耳や尻尾といい、コスプレにしては凝っているが、ものすごいマニアなのかもしれない。周りが驚いていないから、ひょっとして常連なのかも。
あとで高橋に話してみよう、と男性が来た方角へ向かっていると、今度は小さな子供が二人、ぽてぽてと小走りにこちらへ向かってきた。
「待ってください、社長ぉ~」
幼稚園くらいだろうか。くりくりとした大きな目が可愛らしい。しかも二人ともコスプレをしている。こちらは袈裟に篠懸(すずかけ)を纏ったいわゆる山伏装束だ。
(いや、天狗なのかな)
後ろに天使の羽のようなものが見えて、朝比はそう推察する。二人は先ほどの男性を追いかけているようだった。小さな子供なのに、「社長」と呼びかけているのがなんだかおかしい。
「社長~」
「もう、お前がぐずぐずするからだぞ」
「だって、宮司さんがお饅頭くれたんだもん」
「俺はもらってない!」
「皆さんで召し上がってくださいって……あれっ?」
饅頭をもらったという子供が、着物の袂を探る。だが中にあったはずの饅頭がなかったのか、「あれ、あれ?」と焦った様子で袂に腕を入れたり、ひっくり返したりしていた。
「ここに入れておいたのに……」
たちまち泣き出しそうになる。どこかに落としたのだろう。端で見ていた朝比も気の毒になって、饅頭がどこかに落ちていないかあたりを見回した。
すると、子供たちが走ってきた道の途中に、小さな紙袋が落ちているのが見えた。走って行って拾う。紙袋には『和菓子 かねもと』というスタンプが押してあって、そういえば山の麓に、そんな名前の和菓子屋があったなと思い出した。
「君たち、落としたお饅頭ってこれじゃない?」
大急ぎで戻り、子供たちに声をかけた。途端、二人が驚いた顔でこちらを見る。急に知らない人から話しかけられて、びっくりしたのだろうか。
「宮司さんにもらったのって、これでしょう?」
怖がらせないように、彼らの前にしゃがんで目線を合わせる。微笑んで小さな紙袋を差し出したのだが、二人は驚愕の顔でこちらを見返すばかりだ。
「おじさん、ぼくらが見えるの?」
「おっ、おじさん?」
見えるとはどういうことだろう、と思いつつ、それよりもおじさんと呼ばれたことがショックだった。小さい子にとっては、二十八歳は十分おじさんなのだろう。
その時、先ほどの男性が子供たちの異変に気づいて戻ってきた。
「お前たち、どうした」
「しゃ、社長~、このおじさんが」
一方が朝比を示す。男がこちらを見ると、視線がかち合った。ぺこりとお辞儀をすると、子供たちと同じく驚きの様相で目を見開く。
「おじさんは可哀想だろう。お前、私たちが見えるのか?」
子供らと同じことを聞かれた。見える、とはどういう意味だろう。この辺りの方言で、別のニュアンスがあるのだろうか。
「えっと……あなた方の姿が見えるか、という意味なら見えますが。凝ったお召し物だなと思って、さっきから拝見していました。お子さんたちも可愛いですね」
話のとっかかりに、と着物を褒めてみたのだが、男にはまじまじと見返されてしまった。
「お子さんじゃないもん」
「子供あつかいするな」
両脇から突然、二人が抗議をしてくる。小さい手の平でぺしぺしと腕を叩かれ、「ご、ごめんね」と慌てて謝った。
「こら、お前たち。いきなり乱暴するとは何事だ」
そんな子供たちの様子に、男が怖い顔で一喝した。二人はびくっとして攻撃を止める。「この者に謝れ」と言われ、素直に「ごめんなさい」と頭を下げる。
「ううん、こちらこそごめんね」
「どうやら我々が見えるようだが……お前、巫(かんなぎ)の気配を纏っているな。神職の者か。そういえば近いうちに、中村の代わりの者が来ると言っていたが」
確か前任者が中村という名前だった。よくわからないが、男はこの神社の人事を知っているらしい。
「はい。初めまして、伊田朝比と申します。田中宮司からお聞きになっているんでしょうか。今日からこちらに勤めさせていただくことになりました」
男に頭を下げる。両脇の子らにも頭を下げると、二人は礼儀正しくぺこんとお辞儀をした。それから揃って顔を輝かせ、男の足元にわらわらと纏わりつく。
「社長、逸材ですよ! うちの宮司さんだって、声しか聞こえないのに」
「巫の気が強いのかも。いい人材が入りました」
小さいのに、何だかいっぱしの口をきく。男も子供たちの言うことに真面目な顔でうなずき、じっと朝比を見つめた。
目尻の切れ上がった黒い双眸は美しく、正面から見据えられると意味もなくどぎまぎしてしまう。しかし、形のいい唇からおかしなセリフが聞こえてきて、耳を疑った。
「ああ。ここ二百年ほど、深刻な人材不足だったからな。よし、今日からお前を私の世話係にしよう」
それを聞いた子供たちが「わーい」「やっと後輩ができるー」などと歓声を上げる。朝比は困惑した。コスプレといい、もしかしてこの人は、妄想癖のある人なのだろうか。
「朝比と言ったか。慣れないうちは大変かもしれないが、やり甲斐のある仕事だ。少ないが職務手当も付くらしいぞ」
「えっと……お気持ちはありがたいのですが、私はこちらの神社で働くことになっているので」
あまり刺激してはいけないのかな、とやんわり断ってみたのだが、
「ああ、好都合だったな。他所に勤めていたら、仕事を辞めて引っ越しまで時間がかかっていたところだ」
どうしよう、話が通じない。周りで子供たちがはしゃいでいる。男はそれに「良かったな」と微笑みさえ浮かべ、朝比はただ途方に暮れるしかなかった。
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