第1話 精霊

世界の番が守護していたこの世界は魔物もいず平和な世界でした













だが、ちらほらと魔物が住みつき凶悪な魔物も出るようになってしまっていた









そんな時












精霊は絶対悪という組織が現れました






 






名は…リレイブ














その組織は、精霊が魔物を生み世界を破滅させようとしてると広めていました











元から精霊の番がいたのは遥か昔の話と言うものや、精霊の番は創られた存在、そういう者が多くいたのでリレイブを信じる者は数多くいました









だがまだ、精霊の番を信じる者はいた。















真実を確かめる為に一人の青年は精霊の番がいると言われている精霊界へいき











『精霊の番!最近魔物が多く出るようになってしまい皆困っています。できればお力をお借りしたいのですが…』







姿も形も見えない、だが青年はいると信じて言葉を発する











『精霊の番と呼ばれる方はここにはいない』











返ってきた言葉は精霊の番ではなかった









『では、今どこにいるのでしょう……後…あなたは?』







 

 

声だけが聞こえ姿は見えない者に問う青年












『人間よ、どうやってこの精霊界へ入れたかは知りませんが…早急にここから立ち去りなさい』










それに…精霊の番はいない












『なっ…精霊の番がいないとは…』











『………貴方のお名は?』










声の主は青年に興味が湧いたのか名を聞く













『俺の名前は…コハク。コハクと言います』








青年コハクは名を聞かれたことに驚きつつも答えた









『コハク………何のイタズラでしょう』









『?』









コハクは声の主の言ったことがわからなかった










『我の名前は…スペーディン』










光の精霊だと言い現れた姿は











白い馬で、たてがみと尻尾と目が金色に輝いていた










『スペーディン…様、姿を表して頂きありがとうございます。ですが、何故…?』











急に姿を表したスペーディンを不思議に思うコハク












『……気まぐれです。そんな事より様付けはいりませんし敬語もやめて下さい、それに呼び難いでしょうからスペとお呼びいただければ…』









淡々と話すスペに圧倒されつつ









『スペ……でいいかな?』














『はい』













スペは笑みをうかべていた


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精霊の番 李梅 @sakura35354

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