精霊の番
李梅
プロローグ
世界を創り、守護する、世界の番と呼ばれていた精霊がいました
その精霊が手下の精霊に命じることによって人々の世界に
水や風…様々な生きるのに必要なものを与え守護し続けてきました
だが、〝ある事件〟により精霊の番は長い眠りにつこうと身体を仮死状態にしていました
そんな中、一人の女性が精霊の番の前へと現れ
『あなたのせいではないの、だけどごめんなさいね…私には大切な人がいるの…だから…』
と言い、その精霊を殺してしまいました
『…あなたにも大切な人はいたのかしら…』
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