第1話
何なんだ?古泉の笑みなんかいつも見てるはずなのにこんなに違和感を感じるとは...
「ところで何を企んでいる?」
「それはですね、事件が起こったあとの方が面白そうなので後でにしますね。今回は害はないと機関から連絡がきましたし。」
そこまで隠す必要があるのだろうか...ハルヒを喜ばせたいからってそこまでするか?普通。
「そろそろ来そうですね...」
「え?」
「っ...!?」
「貴方は...違和感を感じたようですね。」
「何がどうなってる...うっ...」
凄く気持ち悪い...既視感ではないがあの夏休みの時のような感覚が...
「これは涼宮さんと特に存在が近い人物に感じるそうです。」
「お前は、どうしてそんなに落ち着いていられる?お前だってハルヒと近い存在だろ?」
「それはですね、1番存在が近い人物は貴方だからです。僕は影響があってもほんの少しです。」
ふざけんなよっ!!!ヤバイ...もうもたねえ...。
◇◆◇
気づいたら私はいつも通りベッドの上で寝ていた。ん...あれ?一人称は俺じゃなかった?それに体もいつもより軽すぎるし、特に何なの!この髪の長さは!まさか...考えただけで絶不調だ。
「キョン子〜!起きてよ〜!学校遅刻するよ〜!」
誰だよ。ってかキョン子?気持ち悪っ。いい加減やめろや。
そこはイイとしてあの子誰?
「キョン子?何首傾げてるの?また僕を忘れたの?酷い!いつも忘れやがって。キョン子の弟だよ弟!」
「はぁ?」
私に弟なんていたっけ?
「あーもう早く!」
言われるままに準備をする。鏡の前に立った時に驚愕した。
「女...じゃん。」
涼宮ハルヒの交換 柊 朱鳥 @hiiragi_asuka_anime
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