5話目
始業式からもうすぐ1ヶ月
いつもの昼休み
不意に咲良が口を開いた
「実紗ってさぁ………ネコみたいだよね」
咲良の発言で
奈々や藪っちさん逹
皆が私の方を向く
「え?!」
沢山の視線と
咲良の不思議な発言に動揺を隠せない
「今度からミィって呼んでいい?」
咲良の不思議な発言継続中
実紗だから【ミィ】?
咲良の発言に皆がいろいろ言う
「ミィはないやろ」
と藪っちさんと佐藤くんが言っても
「えぇ可愛いじゃん!」
咲良は引く様子がない
「実紗だからミィって単純すぎ」
と佐伯さんは冷静なツッコミをいれる
「ミィって(笑)」
市原くんは何故かツボにはいったらしく
ただただ笑いを堪えてる
「実紗はヤダ?」
奈々の可愛らしい顔が私の顔を伺う
ここで否定できるはずもなく……
「…別にいいよ」
っと答えるしかできなかった
まぁ変なアダ名じゃないしいいか……
そして何日かたてば
「ミィ、さっき担任探してたで」
「あ、ありがとう藪っち」
藪っちもミィって呼ぶようになり
「ミィ宿題してきた?」
「してきたよ」
「見せて!」
「イヤ!」
佐藤くんも
「ミィお腹すいたー…お菓子ない?」
「グミしかないけど…」
「ちょうだい!」
「いいよ(笑)」
市原くんも
ミィって呼ぶようになった
佐伯さんは
未だに【栗原さん】のままでいてくれる
っというか
佐伯さんとはそんなに話さないかも………
「そういやぁ、ミィ最近藪っち逹とも話せる様になってきたね」
学校帰り
奈々と咲良と公園で話してると
咲良が話しかけてきた
そういえば
男子は相変わらず苦手だけど
藪っちや市原くん逹と話しているうちに
前より緊張しなくなった
皆といるのが
楽しくてしょうがなくなってる
自分がいた。。。
ひまわり たま子 @TAMAGOnoKO
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