ほのかに、淡く。

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占いを信じて

おまじないをやって

恋愛運アップの待ち受けにして

神社で神頼みしてお守りを買って、

叶わないと貴方達のせいにできる、

簡単に会えるほど

人生は優しくない。

今日も貴方に会えない。

冬なのに春みたいな陽気で

太陽の温かい匂いがして

わたしの心の中と間逆で

1人だけ取り残されたみたい。

冬の雪の冷たさが心地良かった。

知らない駅で降りて、

裸足になって海まで走って

人の目も気にせず

思い切り叫びたい、

わたしはわたしだよ。

「普通」な私。

つまらないかな？

「個性」が必要？

みんなの憧れの「明るくて元気」な女の子。

それは「普通」すぎてつまらない。

サブカルでメンヘラでフェアリーで

ロックで青文字系で、

迷走。迷走。

「煙草吸ってみたいな」

私がそう言うと貴方は困った顔をして

「女の子は吸ってない方がいいよ」

と言った。

でも貴方は吸ってる子と付き合ってるじゃない。

「お前て怒ったりするの？」

彼はわたしの好きな人。

「怒るよ！怒ると怖いよ〜笑」

「お前怒っても怖くなさそう！」

彼の付き合ってる彼女は

とても怒りっぽい。

いつもそれが原因で喧嘩してる。

「‥のに。」

彼に聞こえないように言った。

私にすれば良いのに、て。

ただの平日も

好きな人に会えたら

ウルトラミラクルハッピーな日。

悲しいことがあって落ち込んでると

「そんな顔してると幸せになれないよ。」

と何も知らない他者から言われ

頑張って笑顔を作り明るく振舞う。

それでもまた悲しいことが起きる、

「笑顔でも幸せになれないじゃん。」

「この子、理想高いからさ〜」

私の理想、知りもしない女が

勝手なことを言ってくる。

知ったかぶるな、バーカ。

今日ダメでも、明日は良いかもしれない。

そうやって人間は期待して

死ぬまで生き続けるんだ。