はじめのワガママは、今にも死んでしまいそうな彼を助けるためだった。ワガママという名のやさしさでディートリンデは物語のヒーローであるシリルへ生きる力を与え続け、その役目を終えたと再びワガママを口にする。「あなたとの婚約、なかったことにしたいのだけど」と。やさしくてじれったいワガママとすれ違い愛。たいへん美味しゅうございました!
ディートリンデの優しさが伝わるので、自然と応援したくなります。最後の方のシーンでにまにましっぱなしでした。