今の自分を見ていると、時々過去の自分を思い出すことがある。時に、惨めで、辛い思いをしたこともある。そんな自分がいるからこそ、今の自分があるのだけれど、たまに夢に現れて自分を責めることがある。いたたまれない気持ちを抱えながら、手を差し伸べようにも、もうこの手は過去に伸びることはない。それでも、そんな過去があるからこそ今があるのだと、そう実感させてくれる作品でした。作者様の末永いお幸せをお祈り申し上げます。