第一章最終話『娼婦たちの騎士(3/3)』

   *


 バレンタイン執務宮南、河川を引き入れる水門の上に二つの影があった。

 小高い水門の幅は、引き入れる河川の太さに比例して優に十メートルは越えている。外壁沿いを彩る豪奢な文様彫刻の施された一角が動き、執務宮の北からの脱出路の出口が開いていた。北からの脱出路の出口が南に続き開くのは、一種の目くらましだ。


「見たか、見たか、私は殺される!」

「落ち着きください、キーリエ様」


 松明を片手に、狂乱寸前のキーリエを取り成す白銀の鎧。

「私を守れるのはお前だけだ、キアラ!」


 白百合騎士団団長、キアラ。

 彼女はキーリエの娘、サーシャを逆鱗付近の村落に避難させた後、領都へと舞い戻っていた。ことの成り行き上、すでに城が落ちていると思い、沈鬱たる気分で執務宮へ戻ったが……馬場で待ち構えていたのは、血相を変えたキーリエの姿であった。

 半狂乱の彼女を取り成し、断片的な状況からガレオン総騎士隊長の出現で全てが水泡に帰したと判断し、キーリエが持つペンダントを使う仕掛けを用い、隠し通路から急ぎ逃げおおしているという訳であった。


「お前は私を見放さぬよの……」


 母から女、そして子供に戻ったか。


「はい、大丈夫でございますよ、キーリエ様」

「う、うむ。女の身、戦犯の家系という身分を越えて中枢に取り立てた恩、忘れてはおらぬよの!」

「はい、存分に」


 彼女の家は、祖父の代、拭いきれない痛恨の失態を犯した家なのである。

 彼女がキーリエに恩義を感じるのは、個人的なものだけではなく、一族全ての名誉挽回につながっていたからなのだ。


「グレイヴリィ、南まで行けばどうとでもなる……どうとでも……!」



「そこまでです」



 降りしきる雨の中、静かな声が二人の動きを止める。

 隠し通路の闇の中から、ひとつの影が姿を現した。

 漆黒の鎧を着込んだ、男のようである。


「何者だ」


 キアラは、手の松明を掲げる。

 炎の明かりが雨を蒸発させながら、舐めるように暗闇を照らす。

 漆黒の鎧が照り返し、その者の顔に光が当てられる。


「……生きて、いたのか」


 クライフは、一歩、踏み出した。


「今更、なんでだ、クライフ……!」

「キアラ、もう、全て終わったんだ」


 クライフは蒼白な顔を引きつらせるキーリエを見据えた。彼女はキアラの陰に隠れ、子供のように震えていた。

 ――哀れな。


「緑葉の君の子も、存命です。バレンタイン公のもと、母子ともに今はガレオン総騎士隊長の保護下にあります」

「い、いやじゃ、キアラ、奴を殺せ!」


 半狂乱のキーリエに、尚もクライフはつとめて平静に繰り返す。


「今ならまだ間に合います。キーリエ様、東の保養所にて事態の収拾を……バレンタイン公は穏便な事態の収束を願っておられます!」

「信じられるか!」


 怒号だった。


「あの男が今まで何をした! 何もしなかった! 今更、何を、何を言うか!」


 キーリエは、キアラの背を押す。


「命令だ、キアラ、奴を殺せ!」

「やめろキアラ、俺たちが戦う理由はない!」


 キアラは、松明を足元に投げ捨て、ゆっくりと半身になり、刺突剣を引き抜いた。


「キアラ、なぜだ!」


 白百合の騎士は、濡れた前髪を手で払いながら苦笑する。


「お前が騎士として頑なに緑葉へ向かったように、私もまた、騎士なんだよ……クライフ」


 切っ先がクライフの喉元を狙いぴたりと止まる。


「どうしても、か……」

「ああ。お前とは戦いたくは無かったが」


 そこでキアラは「いや、違うな」と首を振った。


「貴方の強さの秘密を知りたいのよ、クライフ」

「だから、戦うしかないというのか」


 彼女は小さく頷いた。


「これしか、道が見出せないの」


 もとの口調なのだろう。

 クライフは剣を抜き払った。

 二人の耳から、集中力が雨音を排除する。

 クライフは剣を拝むように顔の前で垂直に立て。

 キアラは半身でぴたりと構える。

 手加減や迷いの無い気迫が満ち溢れる。


「はぁ!」


 仕掛けたのはクライフだった。喉首を貫かんと構えられるキアラの切っ先を刀の柄で滑らせると、大上段から真っ向唐竹割りに閃き落とす。切っ先は半身のキアラの目前を霞め、へそのあたりでぴたりと止まり、瞬間跳ね上がってわき腹を薙ぎ払うも、キアラの刺突剣の鍔部分で弾かれ逸らされる。

 逸れた切っ先に乗じて、三段突きが喉、脇腹、左太ももを襲うが、至近距離からの鍔競りと体移動で紙一重の避けを見せる。

 軸足を払うように足払いを仕掛ける、崩れかけた体に追い討ちをかけるような横薙の一閃、不利な体勢から繰り出された神速の突きが弾き返し、両者の体は相対し舞を舞う者のように水門の上で銀光を閃かせ続ける。

 瞬間、クライフが刺突剣の間合いの外へ逃れ大上段に振りかぶる気配!


「――!」


 キアラは後ろに回した左手に腰の短刀の柄を掴み、クライフの喉元に狙いをつけ、全身のばねを使い打ち放つ。

 ――もらった!

 赤龍を屠った必殺の一撃。

 風切る投擲用短刀。

 クライフの喉元に吸い込まれるように迫り――。

 ――ギン!

 彼の大上段へ振り上げる剣の柄頭が、狙い済ましたかのように短刀を弾き反らす。

 キアラの体は剣を脇に、無防備な左を突き出す形に突出している。

 クライフの剣は、いままさに打ち下ろされる寸前の大上段。

 ――やられる。

 キアラは冷静にそれを感じ、叩きつけられる強大な気迫、クライフの燃える双眸に吸い込まれるような幻覚を覚えた。


「うぉお!」

「ふっ!」


 その気迫に呼応し、キアラは腰溜めの突きを咄嗟に繰り出す。死に技からの起死回生の一撃、実に二段構えの連携が成った瞬間だった。

 顔面……喉、いや、籠手と剣が邪魔。

 胸、漆黒の鎧。

 ……脇腹!

 無限とも思える刹那の判断。

 キアラは漆黒の鎧の隙、彼の脇腹から刺突し、肝臓を損傷たらしめるしか道は無しと、魂を込めた一撃を中段で叩き込んだ。

 キアラの剣の切っ先の動きはクライフのそれよりも早く、しかし彼が瞬間打ち下げた左肘に軌道を反らされ、彼の右脇腹を背に向けて貫くに至る。

 皮膚と筋肉を貫き、キアラの剣の柄がクライフの体を押しのけんと動き、彼の渾身の大上段の一撃はキアラの頭蓋を逸れ、彼女の白銀の肩当を大きく断ち割って右鎖骨を存分に斬り砕いた。


「ぐぅう!」

「づぁあ……!」


 キアラの突きは急所を逸れ、クライフの斬撃は鎧と不十分な絞りのせいで肺腑まで届かなかった。

 お互い次の一手で生死が決まる。

 身を離した瞬間に斬り返しが打ち放たれ、一方が死ぬ。利き腕をやられたキアラ不利な状況で、クライフもキアラも打ち合った状況のまま離れることも第二撃を放つこともままならない状況で膠着した。

 キアラの剣は利き腕の鎖骨をやられ力が入らぬ上に、クライフの腹筋と腰筋がしっかりと絞り挟み、返してクライフの剣はキアラの鎧と鎖骨がきつく噛んでいる。


「キ、キアラ、もうやめろ!」

「こ、こんなところで……諦めるわけには……!」


 クライフは左手を柄から離し、キアラの背を抱きしめる。

 刺突剣がさらに深く刺さるが、クライフは気にせず女騎士を抱きしめる。


「お前の忠義に、笑顔はあるのか……?」


 耳元で呟く。


「これ以上悲しむ者を増やすな」


 キアラはその言葉に一瞬力を抜きかけ……。

 ――どん!


「……え?」


 キアラは、重心が倒れていくのを感じた。

 抱えるクライフの体ごと、揺れる炎を横目に、水門から深い貯水池に……暗い水面が迫り……。




 二人の騎士の体が激突し、瞬間、キアラの右肩を長剣が鎧後と断ち割るのを見て、誰であろうキーリエ自身が己が身を斬られたように声なき悲鳴を挙げる。

 視野の狭窄、極度の不安が彼女を衝動的な行動に移した。

 騎士がその左腕をキアラの背に回し、その動きを制しようとしていると思った瞬間、キーリエは肩を割られ使い物にならなくなったであろう白百合の騎士と、最後の脅威であるクライフが水門の壁上、その淵でひとつとなっているではないか。

 キーリエは、一気に駆け寄るとその両腕に渾身の力を込め、キアラの背を押した。


「……え?」


 普通ならば接近は察知されていたであろう。しかし雨足が強まる中、説得に走ったクライフと、肩を割られ自失となったキアラたちがしかしそれに気がつくことは出来なかった。

 二人はもつれ合うように水門を落下していく。

 暫時後、重い水音がキーリエの耳に届く。

 眼下を覗き込もうとは思わなかった。

 二人を突き落とした姿勢のまま、キーリエは思い出したかのように荒く息を吐いた。

 心臓は破裂しそうなほど早鐘を打つ。


「これで、邪魔者は全て……」


 濡れて張り付く髪をなで上げながら、荒く肩で息をつき、キーリエはよろよろと数歩後退する。

 そしてどのくらい経ったであろうか。

 彼女が落ち着きを取り戻し、偽装された脱出路を進もうとした矢先のことだった。


「キーリエ様」


 背後から声をかけてくる者があった。


「ケ、ケネス!」


 一瞬身を震わせるが、キーリエは新しい手駒が出来たことに安堵した。


「よぉ逃げてきた。二人居れば心強かろう。さあ、行くぞ」


 そのとき、ふっと、キアラの投げ捨てた松明の炎が雨足と水溜りに負け、ついにその炎が潰えてしまった。

 闇に慣れぬ目が、一瞬視力を奪う。

 そして目が慣れるにつれ、朧月がぬらりと光る物を浮かび上がらせていることにやっと気がつくのである。

 ケネスの右手には、短剣が握られていた。

 その刃はどろりとした濁った何かが塗布されている。


「もう、終わりですキーリエ様」

「な、何を言うか、逃げれば……グレイヴリィに着きさえすれば!」

「終わりなのです、キーリエ様」


 一歩近づく大臣に、女は一歩後退さる。


「もはや私たちに価値など無いのです。しでかした事といえば、戦線に虚偽の報告、領内での内乱……暗殺未遂。南方に我らが行ったとしても、もはや災いの種でしかありません。……それに、ことここに至ってはこうするより他に領土を救う道はありませぬ」

「こ、殺すのか! わ、わらわを!」


 大臣は無言で近づく。

 女は腰が抜けたようによろよろと後退する。


「キ、キアラ! 何をしている、わらわを守れ! キアラ!」

「もうお終いでございます」


 ケネスの短剣が、深くキーリエの肩を切り裂いた。




 この夜、半月あまりの事件の全てが――終わったのである。



   *



エピローグ


   *


 一夜明けて混乱を取り戻した領都中枢、執務宮の近衛第二部隊は、全てを悟ったかのようにガレオン総騎士隊長の指揮下に入り領内の探索を命じられた。

 領主夫人の闘争経路を捜索中、部隊の一人が領都南の水門の上で奇妙な死体を発見する。

 肌は黒く変色し、水ぶくれに覆われ、二目と見られぬくらいに顔が醜く膨れ上がり、腐った泡が口から漏れ、緩んだ筋肉がだらしなく伸び、醜く死んでいる二つの死体である。

 着ている衣服から捜索中のキーリエとケネス大臣の死体と思われたが、身元の判明は難しかった。

 調べてみると毒の塗られた短刀で肩を斬られ女は死んでいるが、男のほうは自らその剣で腹を突いて、まるで自死するように果てていたのである。

 報告を聞いたガレオン総騎士隊長はその死体を身元不明の者として、速やかに共同墓地への埋葬を命じた。

 他に何も無かったか、とのガレオンの言葉に、部下は燃え尽きた松明のみと答える。

 しばらく瞑目していた彼だが、ひとつ頷くと全ての捜索を打ち切り、ことの終結を図るのであった。バレンタインも特に異論は無く、南方警戒のための作戦を指示し始める。

 領都は揺れるも、揺れるがゆえに落ち着きを見せる。

 今はあの領主夫人よりも、南方警戒に重きを置かねばならないからだ。




 その後、ひと月あまりの時間を挟み、頑として緑葉を動かぬグレイヴリィ本体とバレンタイン軍の間に、中央王都からの仲裁が入った。

 今回の大義名分は『バレンタイン公の政治的腐敗』という一文で処理される。

 そして決議の内容は、緑葉周辺を南方グレイヴリィ領土へと組み込み、バレンタイン領は縮小、老いた領主は隠居とし、文官の一人が後見人となりサーシャを擁立することを命じた。いずれ彼女が婿を取り、領内を磐石にする義務が生まれたのだ。

 娼婦の産んだ子供はそこに触れられてはいない。

 中央王都はその子を公式な存在として認めることは許さなかったのである。

 領主オーギュスタン=バレンタインは諾とこれを受け入れ、王都北方の騒乱は短い衝突の末、結末を迎える運びとなったのである。




 そして数ヵ月後に、キーリエとケネスの病死がひっそりと伝えられたのである。


  **


 あれから、七年の月日が流れていた。

 ぶどう畑の小さな森から出てきた少女は、姉とともに一人の妙齢の女騎士と遭遇した。


「……クライフの墓に挨拶か」


 髪は長く、白銀の鎧を着た美しい女の騎士だった。


「はい、この子の誕生日ですから」

「もう七年か」


 少女は女騎士の下に寄り、こんにちはと頭を下げる。


「こんにちは、お嬢さん」

「あの、姉さん……」


 姉は妹に苦笑した。


「そうよね、あなたは覚えていないものね」

「そうなのか?」


 女騎士は少女に目線を合わせるように屈み、少し困ったようにその美しい眉を寄せた。


「君と私は、同じ名前なんだぞ」

「そうなの……?」


 女騎士は頷いた。


「いい名前だろう? 『キアラ』って」

「うん」


 少女は頷いた。

 そして自分の頭を優しく撫でる女騎士の鎧の胸に、煌びやかな紋章が刻まれているのを見て、その美しさに思わず手を伸ばす。


「ん?」

「こらキアラ、触っちゃだめよ」

「いいんだオリビア」


 女騎士は少女が胸の紋章を優しく触れているのを微笑ましく思った。


「これ、なあに?」

「鋏だよ」

「はさみ?」

「ああ」


 女騎士は少女を抱え上げ、踵を返し、オリビアを促して歩く。


「剪定鋏だ」


 女騎士は呟く。


「せんてい……?」


 オリビアはそのキアラの疑問の呟きを繋ぐように問いかける。


「白百合騎士団は正式に解体されたのですね」

「ああ、しばらくかかったがな。ついこの前にな」

「それでは……」

「新しい騎士団に配属になった。元白百合の団員は皆志願して参加したよ」


 女騎士は小高い丘から降りると、十騎あまりの騎馬が止まる広場へと向かう。馬上の騎士の鎧は白銀の煌きを反射する美しいものであった。


「見てくれ、オリビア。新生した剪定騎士団だ」

「……まぁ」

「きれー……」


 その輝きに姉妹は感嘆の声を漏らす。


「私に出来ることは、もうこれくらいだからな。領土内の巡回警備が今の任務だ」

「すばらしいことですわ」


 オリビアが感慨深く頷いた。

 すると抱えられたキアラがひとつ頷いて姉と女騎士に宣言する。


「あたしもなりたい!」

「え!?」

「なんだと?」


 姉も女騎士もびっくりしたように少女を見る。


「……だめ、かな」


 きっとダメなのだろう。二人の視線から敏感に感じ取った少女は騎士の腕の中で項垂れる。


「いや……そうでもないぞ」


 女騎士は部下に身振りで指示を与えながら少女に笑いかける。


「薪売りの三男坊だって、素晴らしい騎士になれたんだから」

「そうですね」


 女騎士は、思い立ったようにオリビアに聞く。


「そうだ、これから東に向かうのだが、他の皆は……?」

「ええ、今日は園の仕事であちこち動き回っています」


 アンナ、エレナ、ヴェロニカ、そしてイリーナは、ぶどう園で働く者として静かに暮らしていた。七年前にひっそりと文官の一人の計らいで、一人の騎士が受けるはずであった生涯の俸給とともに下賜されたのである。

 それを期に、領主とイリーナは男と女の関係を完全に分かち合った。


「手切れ金にしては安いって、ヴェロニカ姉さんがぼやいていました」

「もうオバサンだからな」

「あら、それでもキアラ様のひとつ上くらいですわよ?」

「気にするな、私はもうすっかり年寄り臭い」


 笑う。


「よし、では今夜は園に泊まるとするか」

「歓迎いたしますわ」


 キアラは小さいキアラを自分の馬に乗せ、オリビアは副長のキャサリンの馬に相乗りする。


「総員、出発!」


 騎士の声一斉、十騎あまりの馬が静かに緑の草原を歩き往く。




 ――クライフさん、幸せですよ、私たち。




 オリビアはあの夏の風を思い出し、一人の男を思い出す。

 今彼はどうしているだろうか。

 切ない思いを毎年感じる、そんな風が優しく女たちを撫でていく。

 丘を走る風が、北へ向けて抜けてゆく。

 騎士たちも少女たちも、一瞬、同じように北に目を向ける。


「孤剣、北へ……か」

「なあに?」


 小さなキアラに、騎士キアラは首を振る。


「なんでもない」


 そして笑いが漏れる。


「アイツも私も、逞しいからな」


 そしてたぶんこの少女もそうなるのだろう。なにせ名前が同じだ。



 ――風よ、あの騎士にも届いていますか。



 キアラは一瞬瞑目し、遥か龍鱗山脈を見据えて思いをはせる。

 夏は、始まったばかりなのだ。





終わり

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