◇25.青色のお姫様の全ては俺の手の中に


 ランチタイムを終え、空席になったテーブルを杏鈴あんずは拭いて回っていた。ふと、潮風に撫でられた首元が気になり手を添える。


 つばさの家で塗りたくってきたファンデーション、落ちてしまっていないだろうか。緊張気味にテーブルふきんを洗いにカウンターへ向かう。店長に至近距離で話しかけられたが、今朝同様何もつっこまれない。大丈夫だ、上手にごまかせている。


 店長に休憩に入るよう促され、更衣室へ向かおうとしたその時、ある声に呼び止められ心音は大きくなった。


あんちゃん~、ハ~ロウッ♪」


 テラス席のほうから手を振っているのは旅人。昨晩鳴り続けたCの音が過る。心音は小さくならない。それどころか、ドクンドクンと増して脈打つ。


 杏鈴は手で待ってほしいの仕草をすると、急いで更衣室へと逃げ込んだ。ロッカーを開け取り出した鞄の中を漁りポーチを引っこ抜く。その中からファンデーションのコンパクトを抜き出すと、パフに粉をつけ首筋にあてがった。指で馴染ませ違和感がないか隈なく眺め回す。不安は拭いきれないが、あまり時間がかかっていては怪しまれるだけだ。意を決し全てをロッカーの中へと片づけると、杏鈴は表に戻った。


なりくん、ごめんね。お待たせしちゃって」


 顔色はいつも通りか、声色はいつも通りか、正直自分では判断がつかない。ただ、あくまでもいつも通りを心がける。賢成まさなりは普段通り、緩く微笑んだ。


「う~うん。いつも突然きちゃう俺が悪いね~。今ってさ、休憩?」

「うん。ちょうど」

「お、ラッキ~。じゃあ、少しだけ海のほうにいかない?」


 賢成の誘いに頷き階段を下りる。訪れたやけに重たい沈黙に空気中の酸素が抜き取られそうだ。何か話さなくてはまずい、杏鈴は両手を胸の辺りで重ね合わせながら開口した。


「成くん、その、ごめんね、昨日」

「ん~? 何が?」


 両目を山型にした賢成の表情は、杏鈴の胸を貫いた。昨日の今日で忘れているはずがない。とぼけて空気を極限まで狂わせようとしている。話してもまずいし話さなくてもまずい、全てがその状況を作るための巧妙な策だったのだ。


 隠さなきゃ、動揺も、ファンデーションの下に潜む罪も。杏鈴は笑みを保つことに細心の注意を払いながら、賢成を窺った。


「あれ、Cコールくれてたよね、わたしの勘違いかな。わざわざきてくれたから、急ぎの用事だったのかなって思ったんだけど」


 言い終わるか終らないかの瀬戸際。賢成の起こした行動により杏鈴の思考は全停止へと追い込まれた。賢成に掴まれた白いシャツの襟元。首元までしっかり留めていたボタンはその力の衝撃で開いてしまった。露わになった鎖骨から下の白い肌。その白さ故、赤く汚れた印は目立つ。そこにじっと向けられる賢成の座った視線に引火したのは怒りの炎。


「ネックレス、どうしたの?」


 杏鈴は小さく息を上げ、首元を見た。大切なネックレス、脳裏に浮かぶは翼の家のベッドルーム。たった今まで気がつかなかった。首元に意識を支配されて何て愚かな。ごまかそうと口が開くが、漏れるのは短い吐息ばかりだ。


「や、やめてっ」


 赤い痕をより深く眺めようと賢成がさらに襟元を捲り上げてきたことで、ようやく抵抗の声を発せた。賢成の身体を強く押し、杏鈴は両腕を胸の辺りでクロスさせ身を引いた。


「へ~、新堂しんどうちゃんってそーゆー性癖なんだ~。凄いね~。独占欲ってやつ?」


 本当に、一から十まで全てを悟られ見透かされていた。


 言いわけも弁明も許されない。


「まあ、別にわざわざ見なくても、匂いで分かるんだけどね」


 乾いた笑いの中に無理矢理緩さをねじ込む賢成に、杏鈴は思わず大きく身震いする。蛇に睨まれた蛙の如く、賢成から視線を逸らせない。


「いっ……」


 起こり始めた激しい頭痛と眩暈。この感覚は似ている。“賢成”の漢字を知らされたあの時と。胸が苦しい、辛い、痛い。杏鈴は砂の上に倒れるように座り込んだ。


「ねえ」


 暗いのか、歪んでいるのかよく分からない視界の中に、賢成の顔が映った。


「杏ちゃんさ~、好きなの? 新堂ちゃんのこと」


 咄嗟に杏鈴は首を横に振り、きつくした目で賢成を睨んだ。そうなれたらどれほど楽だろうかと思っているばかりなのに。


 杏鈴のこの感情が伝わったのか、賢成のひとみに浮かんでいる怒りが悲しみへと変化したように思えた。


「翼……くんは………………」


 絶え絶えしい呼吸の中、杏鈴は言葉を絞り出した。嘘じゃない、ブルーワインの中で溺れて慰め合う、かけがえのない友達。


「ふ~ん、それだけ?」

「それ……だけ……」


 不服そうな表情をする賢成、疑る感情は仮定と結びついている。頬にへばりついた涙を擦って杏鈴は問いかけた。


「もし……わたしが、翼くんを、好きだって言ったら……?」


 構えた、どんな形相をするのかと。しかし、賢成が杏鈴に見せたのは、哀しげな笑みだった。


「そうだとしたら、何度だって訂正するさ。君が好きなのは俺だってね」


 心音を整え頭の痛みをなくすための代償は心に罪悪感を張り巡らせること。翼との歪んだ行為はかたちを持って罰となり、杏鈴の心を隅々まで犯した。


「杏ちゃんには、もっと自分を大切にして欲しいな」


 賢成は立ち上がると、杏鈴にあっさり背を向けた。


「な、成くん!」


 もういくの? ボロボロの心の隙間から顔を出した素直は喉の奥に押し返した。振り返った賢成の切な気な瞳に怒りが再燃していたから。


「いかなきゃいけないところ、あるから」


 まるで聞こえていたかのような返答を残し、旅人は颯爽とその背中を小さくしていく。店長が休憩時間の終わりを告げにくるまで、杏鈴はがら空きの首元に触れたまま座り尽くしていた。





 ◇◇◇





 ゆうの勤めるガソリンスタンド付近の浜辺に集まったMemberメンバー達。顔ぶれはわたる真也しんや、そしてつばさ。優がSeeingシーング Throughスルーの能力で得た衝撃の正体に、不穏な空気が漂っていた。


梨紗りさ、繋がったか?」


 少し離れた場所で梨紗にCを飛ばし続けていた航が、長い息を吹きながら戻ってきた。


「うん何とか。とりあえずほっとした。仕事で今休憩に入ったところだったみたい。驚いてたけど気をつけるって」

「ねえ優くん。あと繋がってないのって誰?」

折笠おりかさは繋がったけど、取り込んでるみたいでかけ直すって言われた。あとは、杏鈴と白草しらくさ


 真也の問いに答えながら、優は翼に視線を移す。


「……やつについては不明だが、杏鈴に関してはバイト中だ」

「何時に終わるか分かるか?」

「……まだもう少し。その辺りに連絡する」


 どことなくぼんやりとしている翼に首を少し傾げつつも、優は視界の隅に入った姿に手を振った。


誠也せいや!」

「優くん! みんな! 遅くなってごめん!」

「先輩いたか!?」


 走ってきた誠也は伏し目がちになり首を横に振った。


 優からの連絡を受けた誠也は、ただちに輝紀てるきへCを飛ばしたが、結果は優と同じだった。大学に足を運び上級生に聞き込みをしたがその姿は拝めず、遂に輝紀の住むアパートを訪問しにいった。チャイムを鳴らして願ったが、玄関扉は開かなかった。誰もが抱いていたほんのわずかな淡い期待は虚しく散った。


「他にも思いあたる場所は全部回ったんだけど」

「くっそ。こんだけ繋がらねぇんじゃ……」


 刹那、がさごそと不愉快な音が耳の穴を通った。慌てた誠也が鞄を開けると、暴れん坊将軍のようにブックが飛び出した。


『ぷっはー! 苦しかったー!』


 宙に浮かんだ状態で開いたページの上に現れた小さな精霊。


「フォールンっ! 久しぶりだー!」


 重力に従い落ちてくるブックをキャッチしたのは真也。フォールンは、フィギュアスケーターのようなスピンを披露した。満足そうにとったキメポーズから、この重苦しい空気にそぐわぬ機嫌のよさが窺える。


『ご無沙汰しております。Crystalクリスタルに選ばれし皆様』

「てめぇはまた呑気にどこに逃げてやがったんだよ!」


 相も変わらず優はこの精霊が気に食わない。鼻にかけるようにフォールンはフフンッ、と笑うと、胸の前で腕を組んだ。


『呑気になどしておりません。緊急事態であるとセイ様から言伝ありました故、出現した次第です』

「それを怠けてるって世間では言うんだよ!」

『さて』

「無視かよ!」


 華麗なるスルーはお手のもの。航に宥められ、優は握った拳に力を入れて堪える。


『もう皆様理解されたと思いますが、ユウ様が見たSeeing Throughは予知ではなく、現実で間違いはないでしょう。テルキ様がデッドの片鱗である砂を飲み込む映像は、第二の物語が佳境に入る報せも兼ねているのではないかとOrganaizerオーガナイザー:主催者が』


 認めたくない気持ちに認めろとフォールンは釘を刺してきた。輝紀がDark Rダークアールであると言う事実を。


「そんな……昨日は別に、特に変わった様子はなかったんだけどな。いつもの優しい先輩だったよ」


 誠也が肩を落とす。その向かいで、苦い顔をしたのは航だ。


「航?」

「ちょっとだけ、おかしかったかもしれない」


 各々の視線は航に集中した。


『どのようにでしょう?』

「話している途中で急に冷や汗をかき始めたんだ。でも、すぐに治ったから、そこまで深く気に留めてなくてぇ」

「それ、あるかも。発作の可能性」

「発作?」


 真也の発言にみなが顔を顰める中、フォールンだけが大きく頷いた。


「漆黒の砂の発作。俺も飲んでしばらくは動機がしたり、手が震えたりしてた気がする。麻薬みたいなもんだから、あの砂は」

『シン様のおっしゃる通り。あの砂はデッドの一部を抽出して造られたものです。呪いの砂と称しても過言ではありません』

「じゃあ先輩は今どこにいんだよ! どっかで苦しんでんだろ!」

『いや』


 フォールンの声のトーンは、がくんと落ちた。


『苦しみを持ち合わせいるとしても、テルキ様は既にRに染まっています。Dark Rとしてデッドに忠誠なる行動をとるはず。この次にボス戦が待ち受けているならば、今この瞬間に奇襲を仕掛けてきても、おかしくはありません』

「そうならば、助けなきゃ。しんのことを助けたように、絶対に」

「誠也……」


 誠也の目は雫を堪えるあまり充血しているが、そこには混じりけのない強い意志が表れていた。


「そういや一個、そもそも疑問があんだけど、いいか?」

『あれ? どうされたのですかユウ様。わたくしに対してそんな素直に問われるなんて、どうかなさってますね』

「いちいちむかつくんだよまじで」


 誰がこんなやつに、普段抱えている感情が阻んできたが、その間を割り、優は一歩前に飛び出した。


「俺は、Darkダーク Mentersメンターズって組織は既に形成されてるもんだって認識でいた。けどよ、それって違くねぇか?」


 フォールンの小さな瞳が、優の姿を重たい眼差しで捉える。


「なんつーか、現在進行形で形成されてるっつったらいいのか。それにデッドの野郎は俺達のことを本気で殺してぇって思ってんのか?」

『形成されているものだと、わたくしも思っておりました』


 フォールンの言葉の末尾は過去形で括られた。


『いくらOrganaizerがかけ合ってくれていても、こちらをおちょくりたいと言うデッドの欲は強いようですね』

「ねーねー」


 優とフォールンの間に出来たピリついた空気を破ったのは、真也の張りのある声だった。


「やっぱさ、デッド様っていい人なんじゃないかなー?」

「真也、まじでそれはねぇ」


 間も空けず否定をした優に、真也は納得がいかないらしい。


「確かに輝紀さんに砂を飲ませたのは最低だし最悪だよ? だけどさ、俺のことだって、Dark Aダークエーなんかにせずさっさと抹消すればよかったのに、こうやって生かして帰してくれてるんだよ?」

「いやいやいや、根本的におかしいだろ。そもそも正常なヤツだったら、まずこんなありえねぇgameゲーム開催しねぇよ」

『わたくしもシン様には申し訳ありませんが、デッドなる者が良質な存在であるとは決して思えません。ただ今回の件を踏まえ、殺すことより苦しめることに固執している、ユウ様の疑念はよき気づきであるのかもしれません』


 頬を軽く膨らませる真也に航が気を遣う中、フォールンは意味ある言葉を繋いだ。


『このCrystalの物語は、過去の所有者との因果が大きく関係している。それ故、起こることには全て然るべき理由がある。シン様がDark Aへと染められたことと同じく、テルキ様がDark Rへと染められたのにも意味があるはずです。彼が背負う“R”の意味が』

「“R”の意味……」


 優は思考を巡す。ひとつだけある、真也と輝紀で大きく異なっている点が。真也の時に左目に映ってくれた“A”の意味。しかし、輝紀が“R”であると分かって尚、そのアルファベットに込められている明確な意味はえていない。


『何にせよ、こうなってしまった以上、事実を受け止めるほかございません。テルキ様を背負う苦しみから救い出し、デッドの呪いから帰還させる。気をしっかり持ちましょう。救えるのはこの世界で、たったあなた達だけなのですから』


 各々の顔を見合い、無言で頷いたその時、ひとつの影が現れた。


「白草」


 その正体は、賢成。いつもと明らかに雰囲気が違う。あの緩さが一切ない。無自覚であるのか否か定かでないが、彼の視野は今、限りなく狭くなっている。


「新堂ちゃん」


 標的の真後ろに立ち、笑みとは呼べぬ笑みを賢成は浮かべた。砂の上に腰を下ろしている翼は静かに振り返ると対象を睨む。途端、屈んだ賢成は翼の首元に顔を寄せると匂いを嗅いだ。対する翼の動作は早い。有りっ丈の嫌悪を込めて賢成を突き飛ばした。


「ふ~ん。いい匂いするんだね~」

「……貴様、何が言いたい」


 棘だらけの声を発した翼を、心配そうに航が見つめる。誠也と真也は賢成の突発的な行動にこそ驚きはしないが、先刻までとは比べものにならないほどどす黒くなってしまった空気に、緊張を感じている様子だ。


「ねえ~、持ってるでしょ?」


 優の眉間には無意識に皺が寄る。賢成の示すもの。それが何であるのか翼は理解している。


「出して」


 真顔になった賢成は右手のひらを上向けると、挑発するように五本の指を二回折り曲げた。翼は微動だにしない。冷静を超えた冷酷な表情で賢成を見返している。


「……だったら答えろ。あれ、元はお前の所持物か?」

「だったとしたら何? 新堂ちゃんに関係あるの?」

「……そもそも相変わらず、貴様は分かっていることが多すぎる」

「う~ん、俺、勘が極めていいからね~」


 どこまでも事実をはぐらかそうとする賢成に、翼はあるひとつの固有名詞をぶつけた。


「……シロツメクサ」


 賢成の眉が、ピクリと動く。


「……あの花にこもっている裏の意味、“復讐”だ」


 真也のBarバーを訪れた際、彼に借りたスマートフォンで調べて知った白の花びらに似合わぬ黒い花言葉。翼の声色には感情が乗っていく。


「……貴様は一体何を企んでいる。あいつをどうするつもりだ」


 目を見張り、翼はより深く賢成を睨みつけた。


「……あいつを惑わすな。縛りつけるな。翻弄するな。思い出だけでなく何もかも全て捏造出来るんだ。貴様のやり口は悪質だ」

「悪質ねえ、それはどうだか~。新堂ちゃん、俺のこと言えないんじゃないの?」

「……は?」

「俺の気持ち知っててさ~、仲間なのに、ねえ?」


 賢成は嫌味ったらしく周囲に同調を求めてから、ぐっと翼の眼前に迫った。


「……冗談抜かすな」


 ぶん殴ってやりたい衝動を抑える替わりに砂を握り締め、翼は言い放った。


「……貴様を仲間だと思ったことは一度もない」

「おい、新堂!」

「優くん」


 制裁に入ろうと立ち上がりかけた優を制止したのは航だった。無言で何かを訴え、顔を歪ませながら首を横に振る航を見上げ、優は仕方なく座り直した。


「大事なことだからもう一回教えてあげるよ。ねえリーダー!」


 いきなり向けられた賢成の殺気を含んだ視線に我知らず肩を揺らしたのは優だけではなかった。


「な、何だよ」

「何見たの?」

「え」

「何を見たの?」


 優の脳内には翼と杏鈴の過去の所有者が絡み合う姿が切り取ったように浮かんだ。しかし、とてもじゃないが大声で話せたものではない。


「別にさ~、仕方ないさ。構わない」


 どう伝えればよいものかと懸念している優を遥か向こうに置き去りにして、賢成はピンポイントな回答を得ていた。どうして、優の背筋を寒気が襲う。誰のどんな視線にも臆さない賢成は、再び翼を捉えていた。


「だって、誰がどう足掻こうが、の全ては俺の手の中にあるんだから」

「青色のお姫様……」


 呟くように復唱した誠也の視線は、真也が膝の上で広げているブックへと注がれる。今は隠れている表紙の腐敗した手の存在が、瞼の裏側に強くイメージされた。


「彼女が好きなのは俺だよ。その事実は過去も現在もこの先の未来も金輪際変わらない。それだけは、覚えておいてよ。それにね~」


 一瞬目を伏せたのち、賢成が翼に向けた瞳は場を震撼させた。その色が含む意は間違いなく、杏鈴の所有権が自らの手にあることを根深く知らしめたいと言う執念だ。



「俺だったら彼女を汚したりしないよ。何があってもね」






 



 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


 ◇Link◇

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054881417051


 ・EP1:※◇14

 ・EP1:※◇22

 ・EP1:七章Ⅳ

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