◇16.一方通行



「なあ、これ、めっちゃうまいんだけど」


 楽しく談笑するたくさんの人で賑わっている店内の個室に、わたる梨紗りさと向かい合って座っていた。


 むしゃむしゃとねぎまを頬張り、うっとりとした表情を浮かべた梨紗に、航は笑む。


「でしょ? 本当は屋台みたいなところにしようって思ってたんだけど、つい最近ここを発見してさ。美味しい上に店内も綺麗だし、最高じゃない?」

「うん。この前のお洒落なカフェの何倍もいい。ハイボールもでけえし」

「でしょうね」

「航にしては上出来だな」

「俺にしてはって何……」


 先日した約束通り、航は焼鳥屋に梨紗を連れてきた。幸い今回は性に合ってくれたようで、以前訪れた夜景の見えるカフェの時より、彼女は生き生きしている。


 梨紗にとっては美味しい焼鳥をたらふく食べることだけが目的だろう。しかし、航はそれだけではない。つばさと話していた“探り”、それを遂行するための機会を作り出したとも言えるのだ。


 慎重に、梨紗の様子を窺いながら、航もぼんじりの串へと手を伸ばした。


「あ! ぼんじり、あたし食べたい、くれ」

「え! 梨紗ちゃんさっきいらないって言ってたよ!? だから一本にしたのに」

「さっきは違ったけど、今は食べたいんだよ」

「自由すぎるよぉ~。もう、しょうがないなぁ」


 航は梨紗へ渋々ぼんじり串を譲り渡した。


 読めない、一見読みやすそうに思うのに、やはり読みづらいのだ。


 実質まだ出会ってから短い期間ではあるのだが、梨紗の行動、言動は衝動的であることが非常に多い。それは果たして、確信犯であるのか否か――。


 考えるより口に出してみるしかなさそうであると判断した航は、突発的にあの話題に触れた。


「そういやさぁ、だから杏鈴あんずちゃんのところに遊びにいったりしないんだね」

「……はい?」


 怪訝そうに眉を潜めても、口を細かく上下に動かし続けていた梨紗だったが、



「海」



 彼女の口元の動きは一瞬鈍くなったように、航には感じられた。


「杏鈴ちゃん住んでるところ、もろ海近いじゃん? 梨紗ちゃんがあんなに海嫌いとは知らなかったからさぁ」


 装いきれていないと自覚のある平静を、航は装い続けようといきむ。笑顔の消えた梨紗の視線はすさまじく鋭い。ぶちギレられるかもしれないと言う恐怖に怯えながらも、目を逸らさずに言葉を繋ぎ続ける。


「あっ、でも、杏鈴ちゃんがこっちにくればいいだけの話かぁ。ぶっちゃけさぁ、あんまり、その、仲よくー、ないの?」


 ダイレクトアタック。途端に目を両方強く閉じて逃げてしまいたい気持ちに駆られたが、航は歪みそうになる顔を堪え、梨紗からの返答を待つ。



「いや、そんなことはないけど」



 構えたわりに、特に溜められることなく、梨紗からは素っ気ない回答が寄せられた。


「つか、何? 航の基準って会わないから仲よくないみてえな感じなの?」

「え! や、やあ……そう言うわけじゃないんだけどさぁ」

「あー、まあ確かに、その辺の女と比べると、あっさりしてるのかもしんねえな。女ってさ、ベタベタつるみたがんじゃん? 中学とか高校の時ってさ、一緒にトイレいくのとか、流行ってなかった?」

「ああ、それ、男の子でもしてる人いたかも」

「だよなあ。あー言うのも、あたしと杏鈴一切しなかったし。その時から二人とも、そう言うたぐいの流行はやりには、基本的に鈍かったのかもしんねぇわ」

「そっかー」


 軽い返答を漏らしながらも、梨紗に上手く話の視点を逸らされたことに航は気がついていた。翼の言っていた「隠したいことがある時ほど口数が多くなる」と言う言葉を忘れてはいない。


 引き続き探りを入れようと思ったが、入店から数十分経過した今になって、航は梨紗のある変化に気がつき目を丸くした。


「ってか、待って。梨紗ちゃん、何か、ちょっと黒くない?」

「おっそ! 今気づいたのかよ。この前焼きにいったけど。色落ちてきてたから」

「へ!? 焼いた!?」


 梨紗の肌の色、前より小麦感が増している。


「何そんな驚いてんの? 変な店じゃねえよ。知ってる? 日サロ」

「知ってるわ! ただ、そんな、わざわざ焼かなくても」

「別に焼いてもいいだろ」

「そうなんだけど! えー、前のほうがよかったなぁ」

「すぐ気がつかなかったやつが何言ってんだよ」

「うっ……そうだけど、自然なほうが可愛いのにな……」


 航の口からポロリと漏れた言葉、それに一番の衝撃を受けたのは梨紗――ではなく当の本人だ。頬は意識せずとも熱くなってくる。案の定、梨紗は獲物を捕らえるように、目を光らせながらにやにやし始めた。


「へえ~、あたしのこと、可愛いって思ってんだな」

「いや、そのっ……」


 航は言葉を詰めてしまった。よく分からない鼓動の早まりを抑えようと、左胸を左手でグッと握る。


 そんな航の様子を観察していた梨紗は、にこっ、と目の奥を妖艶に光らせると、


「じゃぁさ、今日このあと、る?」


 何ひとつ恥じらわずに、さらりと誘い文句を口にした。


ません!」


 間髪いれずに分厚い木造りのテーブルを叩き上げ、航はその誘いを拒絶した。


「梨紗ちゃんはどうしてそうなるの!」

「んー、シたいから? それ以外なくね?」


 やたらと身体の関係を迫ってくる梨紗に、航は頬の温度がさらに上昇したのを感じながら、ジョッキの中に残っていたビールを一気に飲み干した。


「だってそれ、別に俺とシたいんじゃないでしょ」

「航シたいけど」

「ともでしょ!? 他の人ともするじゃない!」

「ほら、そうやってヤキモチ妬くじゃん。航、あたしのこと好きじゃん。だからシてあげようかなって言うか」

「そのポジティブ尊敬するよ……ってか、何よりこの会話おかしくない!? そもそも付き合ってないんだよ俺達!」


 梨紗の片眉だけがピクリと動いた。


「付き合ってなかったらセックスしちゃいけないのかよ」

「そりゃダ……」


 淡々と焼鳥を口に運び始めた梨紗に、述べかけた否定の言葉を航は呑み込んでしまった。



「付き合ってないとシちゃいけないなんて、法律ないだろ」



 梨紗の言うことはある意味間違ってはいない。航の否定的である気持ちはあくまでも世間一般の見解であって、交際していなければ身体を求め合ってはいけないと言うルールは存在していない。だが、寂しさを埋めたいがためだけに互いを求め合うと言う価値観に、どうしても嫌悪を抱いてしまうのだ。


 それにどうしてか、梨紗にはそれをして欲しくない。今すぐやめて欲しいと、本音さえも込み上がってくる。その感情は――心の中で首を横に振る。


「航だって、一生童貞は嫌だろ?」

「うーん、別に……」

「まじで言ってんの? 不健全だな」

「梨紗ちゃんのほうが不健全だよ」

「へ? あたし健康だけど」

「対義語になってませんっ!」

「ヤったことがないからそうやってあたしに説教したくなるんだろ? とりあえず一回ヤってみろよ。彼女なんてすぐ作れんだろ」

「俺はもう」



 ――この感情は、そうではない。



「好きな人は、作らないかな」



 決してそうではないのだと、航は抑えられぬ感情を言葉に練り込み吐き出した。


「何で? 作ればいいじゃん」

「そんな簡単なことかなぁ」


 徐々に笑みを消し、涼しい眼差しで航は梨紗をらえた。



。実際、梨紗ちゃんもそうじゃなくて……?」



 小さく開いた口元を微動させ、梨紗が声を引っ張り出そうとしたその時、航のACアダプトクロックの着信音が鳴った。


「あっ……待って、ゆうくんだ。ちょっと取るね。もしもし」

「(まじで聞いてくれよ航!)」


 航がスクリーンをタッチした途端に苛立ちに満ちた優の声。その声量の大きさと勢いに、航と梨紗は肩をビクッ、と跳ねさせた。


「びっ、くりしたぁ。どうしたの?」

「(っつか、周りうるさくね? 外?)」

「う、うん。外だけど個室だし、一緒にいるの梨紗ちゃんだから平気だよ」

「(あ、そう。今日クソ災難すぎてやべぇんだけど!)」

「災難?」

「(折笠おりかさあいつまじ意味分かんねぇ!)」


 航と梨紗は顔を見合わせる。優の苛立ちの対象は二人にとって予想外の人物だ。


「え? 優くん、間違えてる? その、つ、翼くんとかじゃなくて?」

「(新堂しんどうなんか折笠の百倍ましだわ!)」

「そんなに!? まず少し落ち着いて。何があったの? ケンカ?」

「(ケンカじゃねぇよ! ふっかけだよ! ふっかけ!)」

「ふっ……かけ?」

「(いきなりあいつがケンカ売りにきやがったんだよ! 正確には俺にじゃねぇかもしんねぇけど、俺にも暴言吐いていきやがったからな。結局どっちもっつーか)」

「どっちもって?」

「(杏鈴だよ!)」

「へ!? あ、杏鈴ちゃん!?」


 優の口から飛び出たのはこれまた想定外の人物だ。しかし、それを考えもしていなかったのは航だけのようだ。真顔でハツの串を手に取った梨紗は、何も分からぬ風を装っているように思える。


「えぇと……何で? 一体どう言う状況!?」


 そこからしばらく、優の気が済むまで一連の出来事を、航と梨紗は口を挟まず聞き続けた。


「(っつー感じ。自分はどうせ可愛くないだとかごちゃごちゃ言い残して、何しにきやがったのかもさっぱりだぜ!)」

「確かにそうだねぇ。きたからには何かしらの用はあったんだろうけど……ただ、杏鈴ちゃんがここのところS応援要請をスルーしていたのは事実だし、仁子ひとこちゃんの性格上、それが許せなくてストレスを溜めていたのかもしれないね。それで色々悲観的になっちゃったとか?」

「(単なるストレスなんてレベルじゃねぇよあれ! ガチで手ぇ出てんだぜ!? さっき杏鈴にCコールしたら軽く擦ったくらいで済んでたからよかったものの……)」


 さらにもう一ターンだ。優の言いたいことをきちんと全て聞き入れてやってから、航は静かに通信を切った。


「ご、ごめんね。結構長くなっちゃった。追加ぁ、頼む?」


 いつも通りのびびりなテンションにすっかり戻ってしまった航は、おずおずと梨紗にメニューを広げて差し出した。


「あのさー、一個だけいい?」

「ど、どうぞ?」

「航と五十嵐いがらしってさ、似た者同士のバカだよな」

「……はああぁ!?」


 ピンポーン、とタイミングよく梨紗が呼び鈴を押した。やってきた店員に追加の串を数本と、航のビールと自身のハイボールを注文し、メニューを閉じて立てかけた。


「いきなり失礼っ! どういう意味それ!」

「どう言うって、そのまんまの意味だけど」

「そのまんま? ねえ、杏鈴ちゃん、連絡しなくていいの?」

「まー、もう細かいことは気にすんなよ。あんだけ吐いたら五十嵐も明日にはケロっと忘れんだろ。杏鈴もいちいちそう言うの気にしないと思うし。食べないならこれ、食べるぞ」

「ああっ、食べる食べる! ってかほとんど梨紗ちゃんが食べちゃってるじゃん!」

「追加したんだからいいだろー」


 眉を顰め、残っていたもう一本のハツの串に齧りつき、軽く梨紗を睨むようにしながら竹串を引っ張った航だったが、彼女は案の定、余裕綽々だ。航を小馬鹿にするようにケラケラと笑う彼女の声が、しばし個室内で響いていた。


 


 ◇◇◇




 街灯が等間隔で並んでいる人通りの少ない道を、トボトボと仁子は歩いていた。


 あれから雪崩のような後悔に襲われ自宅へ戻る気になれず、自身の通う大学周辺をひたすらに徘徊していたのだ。


 ぐしゃぐしゃに乱れてしまったポニーテールにふと、嫌な感じを覚え、結んでいるヘアゴムへと手をかけてほどき下ろした。


 自身に暴言を吐かれて砂浜に倒された挙句、頬を張られた杏鈴。駅まで追い駆けてきてくれたにも関わらず、自身の感情任せの言葉のせいで、不快な思いを被ることとなってしまった優。二人の顔が交互に過り、仁子はギュッと両手の拳に力を込める。


 制御しきれなかった。それが果たして何故であるのか分からない。そもそも自分で分からない感情が他人に理解されるはずがない。


 間違いなく自身が二人を苦しめたのに、まるで自身が二人から危害を加えられたかのような苦しさを感じている。悲劇のヒロインぶっているのは杏鈴じゃない。心底自身を理解出来ず、仁子の中には苛立ちと悲しみの両方が入り混じった感情が流れ込んできた。




「仁子ちゃん?」




 足を止める。目の前から名を呼んでくれたのは、穏やかな声。


「……先……輩?」


 薄明かりに照らされ覗いた姿は輝紀てるきだった。明らかに様子がおかしい仁子に、輝紀は顔色を変え駆け寄ってきた。


「どうしたの? 何かあった?」


 今にも泣きだしてしまいそうだ。だが、仁子は無理矢理笑みを作り、輝紀を見上げた。


「いえ、特に……何もないですよ。ちょっと、お散歩してたんです」

「こんな時間に、ひとりじゃ危ないよ」

「そう、ですね……すみません……」


 浅く笑って仁子は俯いた。普段通りに会話を交わしたいが、言葉が出てこない。


 視界の端で何かが揺れ動くのを感じた仁子は、顔を上げた途端に目を見張った。右を向けばすぐそこには輝紀の右頬。


 彼の両腕に包み込まれた仁子の身体。


「せ……先輩……?」


 仁子が呼びかけると、輝紀の両腕にこもる力は強まる。




「嘘は、隠さないと意味がないんだよ?」




 耳元で囁かれる優しさに、仁子の顔は熱くなる。




「そんな顔してたら、放っておけないよ」



 輝紀の腕の力が徐々に弱まり出した。



「放って、おけないですか?」



 身体が離れ合ってから、仁子は彼の顔を見上げてそう問いかけた。


「当たり前だよ」

「心配、ですか?」

「うん。心配だよ。凄くね」


 輝紀の右手が仁子の頭を柔らかく撫でる。輝紀に優しくされればされるほど、さらに後悔が襲ってくる。浮かび上がってやまない優の表情と言葉――彼は、本当に自身を心配してくれていたのだ。


「先輩……私……傷つけてしまいました」


 何も言わず、右手を左右に動かしたまま、輝紀は静かに一度頷いた。


笹原ささはらさんに、手を上げてしまいました。五十嵐くんにも暴言を投げつけて、最低です。失望されても仕方ないですよね。でも、どうしてあんなに感情が爆発してしまったのか、分からなくて……自分が、自分じゃないみたいだったんです」

「よかった、言ってくれて。ほら、ちょっとスッキリした顔になってる」


 どこまでも限りなく、輝紀の笑みは優しい。


「仁子ちゃんは、ひとりじゃないんだよ」


 仁子は、はっと目を見張った。


「みんな、それぞれ違う人間だからさ。こうやって、言葉にしないと伝わらないことばかりなんだよ。確かに、手を上げてしまったのはよくないけれど、仁子ちゃんが自分の感情を表に出せたって言う点では、悪くないと思う」


 輝紀にさりげなく導かれ、駅のほうへ向かって進み始める。


「無理に言えってわけじゃないけど、伝えるって大事なことだよ」

「謝らなくちゃって思うんですけど……許してもらえるでしょうか?」

「大丈夫さ。笹原さんのことはちょっと僕もよく分からないから何とも言えないけど、優は、明日にはケロっと忘れるよ」

「本当ですか? 五十嵐くん、大分キレていたような感じが……」

「優はもう、生きてきた中で、そういう脳になってるんだと思う」

「え?」

「辛いことを乗り越えた人間は、強くなるよ」


 見えてきた駅の看板を指しながら、輝紀は強めの口調で言い放った。


「そう思わない?」

「……思います」

「でしょ? だから大丈夫。優は許してくれるよ。そもそも本気では怒っていないと思う。せいぜい、ちょっとムカついたくらいじゃないかな、優のことだから」


 駅の改札階へと続く階段の前で、二人は足を止めた。


「じゃぁ、僕はここで」

「え? 先輩、帰らないんですか?」

「うん。大学周辺に住んでる友達の家に向かう途中だったんだ。だからきた道を戻るよ」

「そうだったんですか! すみません」

「全然だよ。あ」


 ふいに、輝紀が掲示版に貼りつけてあるチラシに目を留めた。


「仁子ちゃん、花火好きかい?」

「あ、はい」

「これ、優と航の地元であるんだけど、毎年凄く綺麗でさ。僕、中学の時に観て以来でね。よかったら、一緒にいかない? 気晴らしにでもさ」


 そのチラシを眺めながら仁子は呆れ返っていた。その誘いにではなく、“優と航の地元”と言う単語のほうへと気がいってしまった自身に。


 輝紀の優しさを冒涜している、そう頭では理解出来てもその花火を、


「すみません。その、先約があって……」



 優と観たいと、感じてしまったのだ。



「ああ、そうなんだね」

「すみません」

「いや、謝らなくていいよ。今たまたま目に入って言っただけだから。気にしないで」

「今度、お詫びに何かさせて下さい」

「何言ってるの。そんなのいいよ。しいて言うなら、仁子ちゃんが笑顔でいてくれること、それで十分」

「先輩……」

「帰ったら、ゆっくり休んで。じゃあまた」

「ありがとうございます。おやすみなさい」

「おやすみ」


 深く一礼すると、少し調子を取り戻した仁子は、一段一段踏みしめるようにして階段を上がっていった。



 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


 ◇Link◇

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054881417051

 

 ・EP1:◇10

 ・EP1:※◇12

 ・EP1:※◇20

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