応援コメント

序章」への応援コメント

  • こんばんわ!
    やって参りました( • ̀ω•́ )

    またアグレイたちの世界に、しかも本編にドップリと浸かれることを楽しみに読ませて頂きます。

    『侵蝕』に蝕まれる世界がとても強く深く伝わってきますね!
    またまたお邪魔させてくださいませ。

    作者からの返信

    うわうわ! 太陽 てら様!

    ありがとうございます! そして、ご容赦ください。
    拙い作品なので休み休みご高覧ください!
    もうホント無理しないで。流し読みでお願い致します!

  •  ということで、コメント二回目になります。ライトノベルという前提で(笑)。

     まず物語の導入部としては、良いと思います。文章は読みやすく、逆にライトノベルとは思えないくらい。

     ただし、不必要な説明が多く、逆に必要な説明が足りてない印象。これは書き慣れていないからでしょうか。

     一番欲しいのは、主人公二人の「能力」に関する説明でしょうか。
     詳細な解説は不要ですが、せめて固有名詞、すなわち作者の造語が欲しかった。敵が「喰魔」なら、味方の武器がなんなのか? そこの解説がないと、「岩魔」がふつうに剣で突けば死ぬ設定になってしまいます。これはフリッツの特殊能力なのか? はたまた剣が特別製? ここの説明は必要だと思います。

    作者からの返信

    大竹斬太さま

    コメントをありがとうございます!

    >不必要な説明が多く、逆に必要な説明が足りてない印象。これは書き慣れていないからでしょうか。

    この『侵蝕』は私が初めて仕上げた長編小説ということもあって、書き慣れていないということはあると思います。

    >一番欲しいのは、主人公二人の「能力」に関する説明でしょうか。

    やはりここである程度能力の説明をした方がよいでしょうか。後述はしているのですが。一応、アグレイは身体が発光している描写があるので、特殊能力は使っていますよ、とアピールしたつもりですが、それでは足りないのですね。
    そして、岩魔は普通の剣でもある程度戦えるくらいの強さで考えています。よって、フリッツは無能力者、武器も普通の剣です。それだと「喰禍弱すぎ(笑)」という感じでしょうか。

    あとフリッツは、アグレイの親友ポジですが、主人公格ではありません。大竹さまがそのように捉えられたのならば、描き方か登場のタイミングに問題ありということですね。

    私は基本的に冒頭にはバトルを入れて、そこで主人公には特殊能力がありますと示唆しておき、世界観や特殊能力の説明を物語前半で消化してしまう流れを好んで用います。
    『侵蝕』もその構成になっているのですが、冒頭で特殊能力の簡単な説明はあった方がいいのですね。

    序章だけで、必要な情報は提示しておくべきなのですね。「不必要な説明が多く」とのことなので、情報の取捨選択が上手くできていないということでしょうか。
    序章を読んだだけでこれほどの的確な助言を頂き、ありがとうございます。



  • @syukitadaさんこんばんは、お邪魔します。
    そして、焦らすような形になってしまい申し訳なく思います。

    本来なら、企画の手始めイベントとしての
    冒頭(作品に触れた感触)の雰囲気、印象をお伝えするつもりでお邪魔したかったのですが、一話の文章量を鑑みて、あれこれ構成まで語りたいな、です。
    気分屋なので、すみませぬ。

    そして、先に”初めての感触”をざっくり述べますと、
    うむ、「硬さ」が感じられる、です。

    曇天の世界観ももある物語から受ける気分や雰囲気とかではなく、
    こちらの硬さの印象は、”質感”的なものです。

    ほぼほぼ文章、文体に影響されるそれなのですが、
    具体的な程度は「(サクサクで人気の)なろうさん作品」よりは随分、硬質で、
    「ライトノベルの戦記ものやミリタリーっぽい」ものよりは、少し柔らかい、そんな印象です。(かえる調べ)

    それで、読んでてよかった「キノコ編」と比べさせて頂くと、キノコは適度に肩の力を抜いて読めた文章。
    元祖であり処女作のこちらは、キノコのような力を抜ける文章が、ほとんどない目にできない=気が抜けない、感じの味わいでしょうか。

    念を押して述べさせて頂くと、キノコのほうが、文章評価として勝っているというわけではなくて、読んだ時の噛みごたえのお話になります。
    「の感じをもっと硬質に追求すれば、重厚な雰囲気になると思いますし、キノコよりへシフトすれば、ライトノベルらしい軽快さが生まれるだろうな~の特色の話ですね。

    そして、先程から「キノコ、キノコ」とすみませぬ。

    あと、かえるならではの作品文章への感触なのですが、「どことなく、かえるの書き方に近い」「なんとなく、いつかの自分の文章を読んでいる」そんな気持ちです。
    人様の文章をかえると一緒にして申し訳なくも、これを前提に以下、コメントさせてください。

    かえるの文章って、時に独特とか、クセがあるとか言われます。
    かえる自身は至って「標準的日本語ならびに文法を駆使している(表現は別ですね)」つもりなので、全然独特とか特殊な文章とかの自覚がありません。
    しかしながら、読みやすくはないだろうな、とは自覚しています。

    それで、これを『侵蝕』一話へと置き換えると、文章は普通だけど、読みやすくはない、となるんですが、
    (かえるが自身で自分の文章を)読みやすくないと思う部分は、「文章すべてに全力過ぎる」点なんですよね。
    段落や一文をすべて読んでもらえることを前提にしているので、情報をめいいっぱいそこへ展開させてしまうといいますか、
    文字数に対しては効率的、合理的ですけれど、デメリットとして必然じっくり読まないといけなくなりますし、物語が軽くても、その点で重く感じる印象を持たれる要因になるかも、と思っています。

    そんな考えを述べてから、それはそれとして、「創作=文章や構成」の全力具合がよく伝わる一話だったな~です。
    その受取り具合から、「ああ、確かに処女作っぽい、全力投球だ(悪意も皮肉もありません。純粋な同じ書き手としての労いです)」です。

    文章、文体からの印象話はここまでです。
    次は、物語に触れてみての印象話ですね。


     * * *


    作品世界の根幹として『侵蝕』が深くかかわっているんだよ~というのがよく伝わる一話でした。
    「曇天」の世界設定が、味付けとしてうむふむ、な感じ(程度がわかりづらくてすみませぬ(苦笑)、ええと、面白いなと興味は惹かれるが「マジかよ!? すんげー」とかの勢いはない、うむふむ、です)

    コメディとか息抜き部分の、シリアス、シュール系から、ちょいと大人の風味の物語(&文章の書き方)なんだろうな~の手応え、です。
    あと、「セリフ回し」の具合からも、大人風味を察した感じです。

    「死」が割りと身近な世界と受け取ったのもあり、世界の進行状況によって、生まれる、もしくは翻弄されるやや苦しみを伴うヒューマン・ドラマを予期させる感じ、です。関係の

    感触はここまですが、「バトルに重きを」をうかがっていたので、それを踏まえて以下に。
    読み手として……(語弊が生まれそうな言い回しですが)描写の掘り下げ度の丁寧さ=良い描写とも悪い描写とも判断はしない から、戦いモノを過ぎらせる。
    書き手として……二度の戦闘イベントとその描写の文章から、「バトルに重きを」がよく伝わりました。また、かえる判断ですと、そのウリに沿う展開(ここは構成になりましょうか)と文章と感じました。ホントはのんびり物語の話を展開させたいけれど、バトル入れなきゃ(使命感)だと思われます。

    そうして、こうして、あれもして、で―――、
    ここからは、ほんと創作談義になります。

    主に「構成」なんですが、その辺とか踏み入ります。(`・ω・´)ゞ
    ただし、こちらの考えを「修正や改善」だとは思わないで頂きたく候。
    次回作の何かしらの糧になればとを前提にコメントしている、そう思っていただけると幸いであります。

    と、そんなこと言って、@syukitadaさんをドキドキさせておいてからの、忘れる前にセリフとかでいいな(かえる好み)だったところ&ちょっとイメージが狂いそうだなの一点を書き込ませてください。

    >「男は下らないことで怒らないんだ」
     これはレビンではなく、自分に向けたものだろう。レビンもそれは感じたようで、透明の手で胸を撫で下ろすように嘆息した。

     ・アグレイくんの人生観も垣間見れるので、○。キャラ造形の手助けになる一文でした

    >レビンは女、キクの腰の辺りに抱きつき、服に顔を埋めている。キクは素直に謝るレビンの頭を愛おしげに撫でていた。

    >レビンは申し訳なさそうに両手を合わせ、拝むようにアグレイを振り返った。

     ・レビン君(キクちゃんも少し)の動きから、性格、子供らしさなど、キャラのパーソナリティがうかがえる良い表現だな~です。
      こういう表現や文章が割りと多く見られたので(>少年の首根っこを捕まえて隣に並ばせる とかですね)、いい持ち味をお持ちだな~とかえるの好みと上から目線で、グッド表示 b

    >「晴れでも雨でも、お前は同じことを言うんじゃないか? 空はよ、お前がどんだけ愚痴を並べても、変わらないんだよ。だったら、お前の方が慣れるしかないんじゃないか」

    ・残念だがフリッツくん、確かに良いことを言っているが、かえるが褒めたいのは君自身ではなく、物語に対してなのだよ。
      ええと、すみません、その、世界設定(舞台)を主軸にした良い皮肉な言い回しであり、どことなく諦め感も伝える(世界の虚無感)良いセリフ。

    >(すんません、どこかで「アグレイくんの戦う動機」を読んだんですが、見つけきれず、コピーなしです。

     ・確か、かえるの記憶だと、早いタイミングでさらっと述べられていた。そこに良いタイミングだ、ナイスと思った記憶があります。


    >【体操選手にも】似た体技に意表を突かれたアグレイが身構えたときには、キクは一気に間合いを詰めていた。

     ・イメージでしかないんですが、かえるが読んでいた時の雰囲気とは合わないと思ったワードでした。なんとなく現代のリアルに引き戻された感じです。言葉への印象の参考程度に。

     そして、せっかくなので、「体言止め」とかも含めたお話をば。
     体言止めが少ない本作品。
     そのメリットとして、何度かあったその文章が映えていたな~の感想です。(一文の内容だけにとどまりますが、ぐっと読ませた感じですね)
     そうして、体言止めのお話は終わりで、「体操選手」のお話。

     世界観的に「現実に近い未来」とかの設定に沿ったものでしたら、そのままにで、
     感覚と意図を伝えるために、文章をお借りします。

     予想だにしない体技に意表を突かれたアグレイ。身構えたときには、キクが(もう既に間合い)を詰めていた。(詰められていた)

     体言止めは「てにをは」や一文のスッキリさを考慮して使いました。あと、厳密には「意表を突かれた」視点と「詰められていた」視点は別なので分けてみました。
     (カッコ)の例文は、原文:一気に間合い、との時間の表現の違いですね。
     こっちが良いとかではなくて、意表を突かれたの流れから、視点の基準をアグレイくんよりにしたってだけの話ですね。
     何かしら、刺激になればと書いていましが、処女作なので、おそらく今の@syukitadaさんでも、違う表現を書かれると思いますし、あれこれ過去の自分(文章)へ考えを提示できると思います。
     かえるからは、これを提示させて頂きました。


     * * *


     おまたせしましたの構成部門です。
     あと、内容が多いので、箇条書き&ざっくばらんな文章になります。寛大な御心で。m(_ _)m

    ・今の展開(物語の進行)について

     何かこの部分が「おかしい」とかの感触はないです。
     もっと言えば、ちゃんと組み立てていらっしゃるな、と感じます。
     更にそれを踏まえて言えば、その組立には選択肢としてまた別の組み立てがある & 悪いとは言えないが、ベストとは言えない要素もある、でしょうか。

    ・『侵蝕』について

     一話で概要が述べられました。
     少し冗長と感じる部分もありましたが、物語の外枠から見た感じだと、自然な流れ&良いタイミングの挿入をしていると感じました。
     この辺は、現行の状態への感触コメントですね。

     次は、メリットとデメリット(むろん、かえるの考えです)の視点から。

    <メリット>

    ・概要がきれいに述べられているので、次の話(二章もしくは次の展開)へすっきりと移動できます。
     これは作者としても以降がラクですし、読者としても新しい展開を把握しやすです。

     また、『侵蝕』をベースとしたお話の展開上、済ませて置かないとけない部類の情報提示にもなるので、道理でもあります。

    <デメリット>

    ・仮に『侵蝕』が読者の興味を持てる部分だったとして、それが一話で大方すっきりしてしまいます。
     きれいに説明されているということは、興味を持てる部分を殺しているとも言えます。
     あと、やはり紙面を割くので、物語の展開は遅くなります。
     一話の時点では、物語として何も進展がない状態です。

    「物語として何も進展がないの補足」

     全体の進行の基盤になるのは「侵蝕」です。なのでそれの説明は必要ですが、作中内での目先の目的など読者へのナビゲートがない状態でしょうか。
     アグレイくんの物語だとして、彼の次の行動が未定=読者も彼を追えないので、世界を追います。そしてその世界「侵蝕」は粗方の説明を終えています。

    ・『侵蝕』についてその② 別アプローチ編

     逆にはっきりさせない『侵蝕』だったら。

    <メリット>

     会話で済ませるパターンを使うと地の分の説明を省ける(参考までに)

    「子供頃「侵蝕」に触れて、よくその歳まで生きていられるな」(と、アグレイくんがキクちゃんに仮に言ったとします)

     このひとセリフから、「侵蝕」が死に関わることが伝わると思います。
     そして、読者になんか「侵蝕ってやばそうだ」って思わせる一文だと思います。(たぶんこれが世界へ対する興味だとかえるは考えます)

    「気が狂うかもしれないってだけで、収容所へなんか連れていかせない」(と、キクちゃんがアグレイくんに仮に言ったとします)

     前後の文脈も必要になるのですが、「孤児院」へ長くいられない理由やその末路を匂わせられます。

     こんな感じで、はっきりとさせなくて良ければ、セリフなどを利用して説明の冗長さの軽減や説明自体を省けます。あとおまけで上手く使えば謎としての関心を引き出せる要素かな、です。

    <デメリット>

     『侵蝕』をベースにしたお話の展開が困難になります。
     そして、結構痛いのが、開示しない=布石、伏線、謎 として取られるので、他の重要なそれらの邪魔になる点ですね。
     あと、作者が意図しないミスリードさそう要因にもなるので、考えものです。
     布石、伏線は少ないほうが吉と考えます。


    ・主人公の掘り下げについて


     悩みました。
     確実に流れは悪くない「祖母→回想」。
     キャラの掘り下げは必要なので、かえる感触だと「祖母→回想」の内容および、たぶん全体構成からするとタイミングも良いんだろうな~です。

     でも一話全体の部分として考えると、悪い方へ働く導入部分かな、です。(肌感覚)の「
     前途していますが、イベント(読者へのナビゲート)がない状態のこれなので、紙面と割くこのお話のタイミングが好ましくない判断です。
     もうひとつ懸念されるのが、「孤児院のお話」へ目が向いたところでのこちらなので、読者としてはキャラの掘り下げよりも読み進める指針が欲しいところなのではと思います。

     ただ、全体の構成をまだかえるは知りませんし、書き手としての判断では、決して必要のない流れとは言えない(後々考える必要ですし)ので、大いに悩むポイントです、はい。


    ・バトルについて

     キクちゃんにアグレイくんを襲わせれば面白かった&展開にメリハリがあったかな、の率直な考えです。

     いやいや、襲っている(戦っている)し、なんですけれども(笑)
     レビンくんが頭を下げているところとか、じゃれ合っているところを勘違いして問答無用で襲うパターンをふとですね。

    <メリット>

     バトル展開を早められます。
     キクちゃんに正当性?が生まれます。
     なんか、あるある~なボーイミーツガールを演出できます。
     *ちょっとまじめに。世界設定やキクちゃんの性格で変わるのでなんともですが、アグレイくん役職を考えると、自らの意志で襲った(これはこれで覚悟とも取れるので良い部分です)ことで、良くも悪くもキクちゃんのキャラ造形が行わるポイントでもあります。
      それを失うので、ある意味、勘違いバトルスタートはデメリットでもあります。

    <デメリット>

     戦いながら説明を挟むことになる、これにつきます。
     なので、必然的に孤児院の話は深く掘り下げられないかな、です。

    ・その他

     筋トレ場面が意外と良い効果ですね。
     悔しさ、強さの理由、趣味、性格、など感じ取られるところが多くて、いいな、です。決してかえるがマッチョ好きとかではないです。


     後に在るのかもしれませんが、一話を読み終えて、
     完蝕状態ではない人を指す「言葉」があると、便利なのかな、です。
     もちろん中二心が疼く、ネームでよろしくなのです。


     「曇天状態」の明るさが不明瞭。
     難しい設定なので、おまけで聞いて頂けると助かります。

     昼間の街でも、照明機材を使うくらいの明るさなのか、陽射しはなくても明るさは十分にあるのか、それを彷彿させる背景アイテムが少し欲しいような気はしました。
     ただ、難しい。明るさ自体が曖昧だからこその曇り空なので。

     和風、洋風、近代っぽいけど、未来系、自然系、異世界系―――と、やや世界のイメージができなかったかえるです。
     ただこれも、「中世ヨーロッパが使えない」世界&作風ですから、長い目で読み取っていこうという気が構えでもあります。

    以上、ここまでです。
    @syukitadaさんお付き合いありがとうございます。そして お疲れ様でした。
    それから、見直ししていません。なにか不思議なコメントがありましたら、お手数ですが近況ノートへよろしくお願いします。

    最後に、楽しいか楽しくないのか、面白いか面白くないのか、コメントしないといけないなと思ったのですが、伏線の提示が終えたばかりの物語にその判断を伝えるのは―――面白かったです(嘘くさい)、つまらなかったです(導入で図るのも安直すぎてカエルってば適当だなと思われる)、などから正直に、どの言葉も伝えられないと言わせてください。
     けれども、この作品の一話って他の企画作品の一話よりも分量があります。それを読ませた事実は確かにありますので。(`・ω・´)ゞ
     物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    かえる先生

    こんなクッソ長い一話を読んで頂いただけでなく、たくさんのご感想とアドバイス、ありがとうございます!
    感謝感謝です。
    「創作談義」企画を開催されるだけあって慧眼の持ち主であると感服致します(上から目線ですいません)。

    文体からくる印象に関しまして「硬い」とのことでしたが、現在の私でも似たような感想を抱いております。
    ただ、私の場合は自省を込めて「若い」と表現するものですが。
    かえる先生の仰る通り、文章は一文一文全力投球で書いていました。一行に一晩を費やすこともあったものです。
    キノコ編と比較すると「キノコは適度に肩の力を抜いて読めた文章」とのことですが、良くも悪くも文章に昔ほどエネルギーを注ぎ込めていないのが、今の自分に対する印象です。
    そのおかげで読みやすくはなったのかもしれませんが、自身の文体が変化してしまったことには寂寥を感じてもみたり、です。

    構成に関するお話しでも、目からウロコと言いますか、なるほどと思わせるアドバイスを伺わせて頂きました。
    「侵蝕」に関する説明を一話で終わらせてしまったことについて、

    >きれいに説明されているということは、興味を持てる部分を殺しているとも言えます。
     あと、やはり紙面を割くので、物語の展開は遅くなります。
     一話の時点では、物語として何も進展がない状態です。

    この辺の目線は私には無かったものですので、大変参考になります。
    また、主人公の回想についてですが、

    >でも一話全体の部分として考えると、悪い方へ働く導入部分かな、です。~イベント(読者へのナビゲート)がない状態のこれなので、紙面と割くこのお話のタイミングが好ましくない判断です。
     もうひとつ懸念されるのが、「孤児院のお話」へ目が向いたところでのこちらなので、読者としてはキャラの掘り下げよりも読み進める指針が欲しいところなのではと思います。

    そっかー、って感じです。
    私は基本的にファンタジーしか書きませんが、世界観の説明及び主人公の過去等は、物語の前半にギュッと詰め込むことを好んでいます。
    単純に細切れにするのは面倒なのと、読者さんにとってもその方が分かり易いのではないかという考えだったのですが、なるほど、かえる先生の理があります。
    私の意識では、物語の序盤も序盤なので説明みたいなことは一気にやってしまおうということでした。しかし、物語の第一話として考えた場合、性急過ぎた感は否めません。
    物語の全体を通しての目線と、第一話としての目線が私のなかでは乖離しており、前者のみでしか考えられていなかったと気づかされました。ありがとうございます。

    構成などを語る際に、例を提示してメリット、デメリットを挙げてくださる説明は分かり易く、そういう考えもあるのか、と素直に感動しました。

    しかし、かえる先生、憎いのはアメとムチ(?)を使い分ける手練手管ですね。
    アグレイとレビンのやりとりなど、よく読み込んでくださり誉めていただくのは感謝に堪えません。
    アグレイとレビンの会話などは、自分でもほのぼのして好きな場面です。また、

    >「晴れでも雨でも、お前は同じことを言うんじゃないか? 空はよ、お前がどんだけ愚痴を並べても、変わらないんだよ。だったら、お前の方が慣れるしかないんじゃないか」

    フリッツのこの台詞に目をつけてくださったのは嬉しいです。私としてもお気に入りの台詞であり、フリッツだけでなく私の人生観も少しだけ反映されています。
    このちょっと後で、この台詞が活きる場面があるのですが、それはまた後日の機会に。

    何だか要領を得ない返事で申し訳ありません。
    とにかく、『侵蝕』に対して初めてちゃんとした感想を頂いたかえる先生には感謝してもしきれません。
    改めてお礼を申し上げます。
    ありがとうございました。