中
蛹のねぐらがある鮫ヶ橋は、花の売られようとしていた三春屋などの遊郭が軒を連ねる内藤町と同じ、四谷にある貧民窟だ。人力車夫や日雇い労働者、私娼などの吹きだまりとして知られ、隣接する青山練兵場の残飯を業者から買ってその日をしのいでいる。
粗末な長屋のがらんとした室内には、昼間だというのに陽が差し込まない。
蛹は大抵この時間帯には家に居て、あれをしろこれをしろと殿様のように命令してくるのが常だったが、どういうわけか今日は早々に街へと出て行った。蛹と共同生活を始めてから半月が経とうとしているが、これが初めてのことだ。
花は玄関の埃を掃きだし終えると、左右を注意深く見渡してから外に出た。物干し竿に引っかかった蛹の着物を回収して、そそくさと家の中に戻る。
蛹が早々に口止めしてくれたらしく、鮫ヶ橋の住人たちが花のことを女衒に告げ口するようなことはなかった。時折、花に親しげに声をかけてくれる者もいる。
貧民窟といえど下町に根づく人情は、窮屈でぎすぎすした共同体の意識に縛られた農村と違う心地よさがあった。
花はこうして毎日のほとんどを家の中で過ごす。『外出の際は、必ず蛹を伴うこと』とは、彼に言い渡された掟だ。
その日、蛹が帰って来たのは深夜だった。
花はちゃぶ台に頬杖をついてうとうとしていたが、微かな物音によって、ぼんやりとしていた意識が焦点を結ぶ。目をぱちぱちさせると、暗がりの中に見慣れた蛹の姿を見つけた。
「わりぃ、起こしたか」
蛹は和装の上に羽織った黒のインバネスを取り去りながら、花を振り返って夜に融けるような囁き声で言った。
「おかえり。遅かったね」
蛹の帰りはいつも遅い。翌日の昼に帰って来ることもままある。分かっているけれど、今日は朝から蛹の姿がなかったこともあって、自然と拗ねたような口調になってしまう。
「そんなおねむなおめめをして待ってなくていいって言ってるだろうが。そんなに俺が恋しかったか」
撫でつけられた前髪のほつれを掻き上げて、愉快そうに蛹が嘯く。
途端に花は眉を吊り上げて、違うもんときゃんきゃん喚いた。
ぷりぷり怒りながらも、花はいつもの習慣で、立ち上がって蛹の着替えを手伝い始める。いっとう仕立ての良い着物からは、雅やかな香りに紛れて、蛹の汗のにおいがした。
「花」
ちょこまかと動き回る花を眺めていた蛹が、柔らかくその名をうたう。肩越しに振り向くと、冷え切った指の背がするりと花の頬を撫ぜた。
「喜べ。明日、銀座に行くぞ」
きょとんと目を瞬いた花の顔が上気する。
平日も休日も関係なく花を置いて出て行ってしまう蛹が、来たる日曜日に外出に誘ってくれている。
「うん!」
大きく頷き、花は忙しげに布団にもぐり込む。何だか、黴臭い毛布さえもがいとおしい。花は笑み崩れた顔を毛布の中に押し込めると、ひどく久しぶりに深い眠りに攫われていった。
翌朝、花は蛹と連れだって、まず近所の銭湯に向かった。
風呂屋の主人の五十がらみの女は、皺でいっぱいの顔を更にくしゃくしゃにして、蛹と花を迎え入れてくれる。何度も通っているだけあって、もうすっかり顔馴染みだ。
念入りに体と髪を洗ってそわそわしながら風呂から上がると、花は蛹のお古で繕った紅色の着物に袖を通した。
蛹のお古の着物はいくつかあるが、これが一番華やかなものだ。蛹が纏う服はどれもどこか大人びた色彩をしていて、よほど褪せたものでないと普段は着られる気がしない。この紅の着物は随分前に繕ってから、一度として着たことがなかった。
ここの風呂屋は鏡さえ置いていないので、それなりに見られるのかそれともやはりまるで似合っていないのか、判断がつかない。蛹に見つかる前に女主人に見せてどんなものか聞いてみようと、花はぱたぱた駆けだした。
女と書かれた暖簾をくぐってすぐ、足を止める。
一足遅かったらしい。
受付横のござが敷かれた板の間に、蛹が足を投げだして寛いでいた。
しかし花がぽかんと口を開けて間抜け面をしているのは、何も蛹に先を越されてしまったからだけではない。
花はまじまじと蛹を上から下まで眺める。
「馬子にも衣装じゃねェか」
皮肉げに笑った蛹に、しばし花は言葉を返せない。
にやにや厭な笑みを刷いた蛹の顔に気づいて、ようやく花はむっとして噛みついた。
「そっちこそ!」
フンとそっぽを向いて、若干裏返った声で応じる。
蛹は鼠色の背広にフロックコートを羽織っていた。和装にインバネス姿は見慣れていたが、完全な洋装を見るのは初めてだ。しかも馬子にも衣装だなんてとんでもない。まるで彼のためにあつらえられたように、ぴったりと服が馴染んでいる。
「ほら、行くぞ」
蛹が立ち上がって、花の肩を小突く。それから粗雑に花の頭上から何やら布のようなものを落とした。ショールだ。
「これ……?」
「もらいものだ。ちびちゃんにはそういう色のが合うだろ」
春めかしい黄色のショールにくるまり、銭湯を後にする。
空は雲一つない晴天で、銀座に辿り着くころには太陽が中天に差し掛かっていた。
銀座は北は日本橋、東は築地居留地、西は宮城も構える麹町の官庁街に通じる、帝都切っての目抜き通りだ。
明治五年の大火で焼き尽くされたこの場所は、銀座煉瓦街として生まれ変わった。
大通りには鉄道馬車や人力車が賑わしく走り、シャッポを被った洋装姿の紳士や流行の吾妻コートに身を包んだ女たちの姿も目立つ。建ち並んだ店々の外観は、煉瓦造りに漆喰の塗られたものがほとんどで、つんと澄ました令嬢のように小奇麗だ。
銀座が文明開化の渡り廊下などと呼ばれているのも頷ける。
お上りさんらしく目を輝かせてきょろきょろと辺りを見回していた花は、蛹に頭をはたかれて我に返った。
「置いてっちまうぞ」
そう言いながら差しだされた手に気づいて、しばし花は首を傾げて瞬きを繰りかえす。
ようやっとその意味に辿りつくと、花は薔薇色に色づいた頬ではにかんで、少し高い位置にある蛹の大きな手に紅葉のように小さな手を重ねた。
蛹が向かうのはもっぱら呉服店で、先の日曜日に煌びやかな着物を持って帰ってきたのと同じように高価な着物を買った。
次に蛹が足を止めたのは呉服屋ではなかった。道行く女性たちが持っているのと同じ、日傘や帽子などが店先に並んでいる。
花はちらと看板に目をやり、渋面をつくった。
「……唐物のサエグサ、って書いてある」
花の胸の内を見透かしたように、蛹が言う。
思わず顔を上げると、変哲のない蛹の横顔がそこにあった。
「読めるの?」
聞くと、蛹は少し目を瞠った。
御一新から幾度も教育に関する法令が発布され、義務教育制度は浸透しつつある。
しかし、花は尋常小学校にすら通っていない。家が貧しいこともあったが、飢餓と戦う東北農村にとって、学校に貴重な働き手を奪われるというのは大きな痛手であった。
そもそも、女子は賢しらに学問など学んでいないで家のために尽くせというのが、この日本という国に染みついた意識だ。
蛹は男ではあるが、貧民窟に巣食う身である。識字できるというのは意外だった。
「まあな」
罰が悪そうに言って、それから教えてやろうかと花に目をくれる。花が目に見えて嬉しそうな顔に転じて、
「本当に?」と身を乗り出す。蛹は頷く代わりに小さく笑って、店の中に入って行った。引っ張られるようにして花も続く。
昼時だからか、店内に客は少なかった。
陳列されているのは、女や子供を対象にした雑貨類が主だった。色とりどりの舶来品は濃やかで、花の目を奪うのに躍起になっている。
客でごった返していたら蛹に襟首を掴まれただろうが、彼は何も言わず、くるくると忙しなく店内を行き来する花を眺めていた。
店内を三周してなお花が足を止めたのは、髪留めが並んでいる区画だった。
「気になんのかい」
言われて、夢中でその一点を見つめていた自分に気づいた。
「ちょうちょみたい」
夢心地で花が呟く。
「リボンって言う。最近若い女たちの間で流行ってるそうだ」
りぼん。
花は蛹の言葉を反芻しながら、まるで野に咲く花々に群れているかのような愛らしい七彩の蝶たちを、とっくりと眺める。黒髪にさぞ映えるだろう鮮やかな色彩の蝶たちはしかし、女性らしい淡い色遣いをしていた。
不意に、背後から蛹の指が伸びてきて、リボンを一つ取り去る。それから花の髪をひと梳きすると、留め具を外して耳元の一房を掬いとった。
ぱちん、と軽快な音がして、蝶が花の頭に留まる。
店主が差し出して来た手鏡を受け取って、蛹が屈んだ。
「わりに可愛らしい娘っこに見えなくもねぇぜ」
いつもの憎まれ口。その口調がいつの頃からかやさしい色合いを見せ始めたことを、ようやく花は自覚した。
胸の中がやわやわする。くすぐったくて、爛れるように甘く、ほんのり苦い。
鏡の中の花が、蕾がほころぶように咲きにおう。艶のあるか黒い髪に戯れた蝶は、桜色というには少し甘ったるいくどさを孕み、桃色というには少し潔癖な純真さを纏っている。
気恥ずかしさもあって花は早々にリボンに手を掛けたが、蛹の手のひらがそれを包み込んだ。
「これ、頂けますかね?」
にこやかな店主はすぐに応じて、花が止める間もなく、蛹は代金を払ってしまう。
蛹はともかく、花が奢侈にふけるなど以ての外だ。花は蛹の背中を何度もせっついたが、彼は振り向かず唐物屋を出ていった。
「いい女は、こういうとき素直に喜ぶもんだ。覚えとけ、おちびちゃん」
蛹はそんな風に言ったが、花は自分の置かれた境遇を考えると、喜んでばかりはいられない。
ただでさえ小間使いなどと称して実質扶養してもらっている身なのに、こんな物まで受け取れない。花はそう畳みかけようとしたが、きゅっと握られた手のひらの温度で、頑なだった心がほどけた。
「ありがと。大事にするね」
言うと、見計らったかのようにドンという大きな音が響いた。
午砲だ。皇居本丸の砲台から放たれる空砲は、毎日正午に鳴る。
「昼にするか」
蛹に手を引かれて洋食屋に入る。
歩廊に張りだした席からは、通りの様子がよく見える。初めて口にする西洋料理の洒落た味わいに、思わず頬が緩んだ。そんな花を見つめる蛹の眸がゆるりと細まる。
「もう半月も経つんだな」
半ば独り言じみた何てことない蛹の言葉に、心臓が奇妙に跳ねた。
ほんの一瞬、身体を違う場所に引きずり出されたような感覚に捕らわれて息が詰まる。
途端に、頭の中でもう一人の花が何事かを口走った。すぐさまその声から耳を塞いだのに、微かな囁き声は巧みに花の指の隙間から侵入した。
――あと、半分。
花は、何度目かの聞こえない振りでその声をやり過ごした。
「なあ、花。もしお前が望むなら――」
何かを言いだしかけた蛹の瞳が、やにわにがらんどうじみて色彩を亡失する。
花の腹から得体の知れない不安がせり上がってくる。
取り憑かれたように蛹の目線を追うと、通りの雑踏の中にひと際異彩を放った人物が佇立していた。
「……
かすれた蛹の声は、花の知らない色を帯びていた。
その姿はまるで、喧騒を切り裂くよう。
マンテルの裾をなびかせながら、長靴の鋲を打ち鳴らして颯爽と歩いてきたその男は、花の脇を通り過ぎて蛹の目前で立ち止まる。
年の頃は、蛹と同じかそれより少し上だろうか。獣じみた精悍な顔立ちはしかし、光に透かすと鉛灰色にも見える、薄墨色の理知的な瞳で自制されている。
蛹も体格が良い方だが、彼はそれ以上にがっしりとした体をしていた。服を着ていても、無駄を極限まで削ぎ落とした鍛え抜かれた肉体を持っていることが知れる。
おそらくは、軍人。
花の背に、ピリと緊張が走る。
「昨晩ぶりだな」
低く地を這う声には、年不相応の落ち着きがあった。
「その子は? お前の客というには随分若いが」
「ちょっとした契約をしましてね。……期限付きで、うちに居着いているんでさァ」
大して興味もなさげに、隆景の猛禽を思わせる眼球が逸らされる。
薄笑いを浮かべた蛹の頤を、革手袋を嵌めた隆景の右手が仰向ける。蛹はされるがまま、隆景の驕慢な態度に身を任せた。
「いつ見ても、お前は美しいな――蛹」
おそらくそれは、この銀座界隈を歩く人種には、言葉通りに聞こえただろう。
けれど虐げられた過去を持つ者なら、そこから滲み出た輪郭を持たない軽侮の念に気づく。
総毛立ち拳を握り締めた花に対して、蛹は相変わらず癇に障る笑みを崩さない。
「おちびちゃん、俺はちょっと席を外す。待っていられるな?」
流れるような所作で立ち上がった蛹は、花を振り向かなかった。
口を挟む間もフロックコートの裾を掴む隙も与えず、蛹は隆景が消えた裏小路に吸い込まれてゆく。
背景と化していた街の喧騒が洪水のように溢れ出す。
豊かな口髭をたくわえた背広姿の男たちが今朝の自由新聞の一面について議論を交わす声、揃いでマガレイトに髪を結った女学生たちが唱歌を口ずさみながら目の前を横切っていく姿。
白日夢が破れたように、音が、色が、においが、毒々しいまでの「本物」を突きつけてくる。
いつの間にか空を厚く覆った叢雲からは、今にも驟雨が降り出そうとしていた。
これが、現実だ。
けれどこんな世界を、花は知らない。ここは、花の知っている、本来いるべき場所とはあまりにもかけ離れていた。
蛹のいない世界は強烈な現実味を帯びて、しかし硝子を隔てた向こうのことのように花を拒絶する。
あまりに頼りない己の身体を抱きしめて、ふらふらと花は立ち上がる。ショールがずり落ちて、椅子にくたりと横たわったことにも気づかない。
自然蛹を探して彷徨う眸が、柳の陰にその人を見つけた。
――俄かに花の瞳が凍りつく。
駆け出しかけた足が止まる。急速に身体中の熱が奪われていくような感覚。喉が引き攣れ、漏れ出そうになる啼き声を押し殺して、花は踵を返した。
そぼ降り始めた雨は、間もなく氷雨へと姿を変える。
全身を濡らす雨にも構わず、花はまろぶように無我夢中で元来た道を走った。当て所もなく、地を蹴り続けた。
天を突くような怒鳴り声と、加減なく身体を揺さぶられる痛みで、泥のような眠りから覚醒する。固く閉ざされていた瞼が押し上がると、見慣れた薄汚れた天井にかち合う。
結局花は鮫ヶ橋の蛹の家に戻ってきてしまっていた。
ずぶ濡れの
だが、目を覚ますと花の身体はすっかり乾き、おまけに蓑虫のように何重にも毛布が巻きついて布団に寝かされていた。
「……聞いてんのか、花」
乱暴に肩を掴まれ、花の視界に否応なしにシャツとズボン姿になった蛹が映り込む。
珍しく怒気を露わにした蛹は多分、花が言いつけを守らず、勝手をしたことを怒っているのだろう。
今や蛹の薄い唇は乾き、洋装は一切の乱れなく整っている。
だが、花は確かに見た。
脳裏に閃くのは、蛹の濡れた朱唇と、釦の外された透けたシャツ。
曲線的な女性美の一切を持ち合わせないはずの蛹の身体が、しな垂れかかるように男の人に預けられていた。
「……あのひとはだれ?」
つとめて感情を押し殺した声で問う。
板敷の床を睨みつけ、蛹のシャツの裾を皺が出来るほどに強く握る。蛹はしばし沈黙したが、結局は視線を逸らして気だるげな乾いた声で応じた。
「華族様だよ。工藤男爵家の次男坊で、陸軍士官学校に通われてる。……俺の上客だ」
客。当たり前のように紡がれる言葉に、瞼の裏が赤く染まる。
「きたない」
花の声はひそやかに、静謐を叩き
蛹はしばらくの間、何を言われたか理解できない様子で途方に暮れた顔をしていた。
「ちびちゃん?」
取り繕うように頬に伸ばされた蛹の手を振り落とす。
「いや。さわらないで」
こぼれ落ちた言葉が、床の上を跳ねて粉々に砕け散る。
夜色の瞳が、愕然と瞠られる。
唇を噛み締めた花が瞳を仰向けると、やっと蛹は口元を歪ませて嗤った。
「ちびちゃんが俺にどんな幻想を抱いていたのか知らねえが、俺は生きる対価に色を売る。今更
蛹は無意識に後退った花の手を掴み、痕が残るほどに強く握り締める。
「さっさと認めるんだな。お前と俺は同類だ。女衒の目を逃れたところで、この国でお前が生きてゆける場所なんて、窮屈な籠の中以外にはありもしねェンだよ」
咄嗟に花の口は何か抗う言葉を求めたが、何一つ言葉が見つからず、不自然に腹が上下するだけだった。
そんな花を愛玩するように、蛹の冷たい指が喉首を這う。たとえその手に力を込めなくとも、蛹は花を縊り殺すことが出来るだろう。
蛹の言うことは正しい。
蛹が気まぐれの慈悲を垂れることをやめれば、花は簡単に帝都に骸を横たえることとなる。でなければ、蛹の言うとおり、廓に縛られて苦界を生きるほか道はない。
よくもあんなことが言えたものだ。
花に蛹のことを語る資格は欠片もない。花は、蛹に寄生しているにすぎない。
その事実に気づいていながら、花は水泡の中をたゆたうがごとく、泡沫の夢に溺れた。蛹が己の身を立てることもままならない状況で、何故小間使いなどと空嘯いて花を置いておくのか訝っていながら、夢から醒めることを恐れて口を噤んだ。
己の身勝手さに吐き気がする。
本当は、花はここに居て良い存在ではない。
「分かったら、大人しくちびちゃんはねんねしな」
衣擦れの音を響かせて、それきり蛹は花に背を向けた。これだけ傲慢に振る舞った花を追い立てることさえしなかった。
花はその日、一睡もせずに朝を迎えた。
蛹が夕方家を出て行ってすぐ、追うようにして家を出る。
もう再び会うことのないだろう蛹を思うと胸が締めつけられるように痛んだが、二度とこの家の敷居を跨ぐまいという覚悟は強靭だった。
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