6.ドリップの準備
さて、いよいよおいしいコーヒーをいれるための技術的な話だ
ちょっと長くなりそうだから、2話に分けるよ
まず普通のやかんでお湯を沸かそう
夏場の東京の、なんか青臭いニオイのするようなのでなければ、普通に水道水で充分だ
カルキ臭は沸かしている間に飛んでしまうから大丈夫
お湯は少し多めに沸かしておこう
カップやポットを温めておいたりするからね
で、お湯が湧くまでの間にするべき準備や道具について
まず豆
私はけっこう贅沢に豆を使っている
よくひとり分およそ10gって聞くけど、たぶんその2倍強を使ってマグカップに一杯いれている
けっこう濃い目のをたっぷりと飲んでいる
豆は比較対象がないのでアレだけれど、わりと粗めに挽いている
ゴマの粒くらいかな?
ドリッパーにペーパーフィルターをセットして水で濡らしておく
念のために言っておくけど、フィルターは接着部分(?)を折ってセットするんだよ
昔、それを知らずに「なんか安定しないなぁ」と思いながらコーヒーを入れているうちにその接着部分が剥がれてしまって、粉がボタボタとそこから落ちてしまって…って涙目になってた知人がいた
コーヒーはお茶と違って、最初に落ちてくるのが一番濃くて美味しい
ドリップの後半は出がらしの味がしてくる
適切にいれた紅茶や烏龍茶は、逆に最後がベストドロップとか言われてるらしいけど
ちょっと話が横道にそれるけど、以前テレビを見ていたら昔某初代仮面ライダーだった熱い人が出ていて、彼もコーヒーが好きなのだそうで、彼お得意のコーヒーの淹れ方を披露していたのだけれど、見ながら飲んでいたコーヒーを吹きそうになったことがある
まさに美味しいコーヒーいれる方法の真逆!
それは烏龍茶のいれ方だ! とテレビに向かってツッコミを入れそうになった
最初に落ちてきたのは捨てちゃうの!
で、途中から最後の一滴までをドリップ
いや、それじゃ出がらしの味しかしないから…(´・ω・`)
話は戻って、フィルターを濡らしておくのは、その最初の美味しいところが紙に吸い取られてしまうのがもったいないから
で、その濡らしておいたフィルターに挽いた豆というか粉をザーッとあけるんだけど、ここで手間を惜しまないなら、茶こしとかに一度挽いた豆を入れて「微粉」を落としておく
その名の通り細かい粉だから、これが混じっていると先に美味しい成分が出尽くして、他の大きな粒から美味しい成分が出る頃にはこいつからは出がらしの味が出てきてしまうわけだ
ま、私は面倒だからそこまでしないけど
ミルに静電気でくっついてるヤツはムリにはたき落とさないで、次回使う時に徹底的に叩き落としてから使う、そんな感じ
で、ドリッパーをトントンと叩いて表面を平らにならす
なんか竹べらみたいなのでならす人もいるらしいけどそこまではやらないなぁ
でも、手頃な道具(バターナイフみたいなのとか)があれば、単に平らにするだけでなく傾斜をつけて中心を少しくぼませるのがいい
ザーッと粉をあけて山型のままはダメだよ
理由は後で説明するから
お湯が湧いてきたら、ポットとサーバー、カップにお湯を注ぎ、温めておこう
ポットは夏場なら予熱(?)はナシで、沸騰したお湯をたっぷり注げばちょうどよいくらいに冷める
逆に冬場はお湯を移したポットをさらにもう一度弱火にかけることもある
日本は南北に細長いから、85度、湯気に手をかざしてギリギリ我慢できるかできないか、の温度になるように季節によって工夫しよう
さて、次はいよいよドリップだ
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