5.ミルの調整とお湯の温度
一度好みの状態を決めてしまえばあとはいいんだけれど、それまでけっこう試行錯誤するのがミルの粗さの調整だ
あまり粗いと充分味を引き出せない
かといって細かすぎると雑味が出てくるのも早い
深煎り豆が好きなのか、浅煎りが好みか?
ドリッパーはどんなタイプ? 3つ穴? 円錐形?
お湯の温度は?
一度に何人分いれることが多い?
抽出時間は?
自分のスタイルが決まるまで、しばらく試行錯誤は仕方ない
さっき「お湯の温度は?」と訊ねたけれど、最近とある店主から聞いた話では85度が最適なのだとか
もっと昔、別なお店の店主からも温度を教えてもらったことがあるのだけれど、彼は何度と言っていたのだったか?
「温度計なんて持ってないよ」と言ったら、「コーヒーポットの蓋を開けて湯気に手のひらをかざす、そのときギリギリ我慢できるかできないかくらいの温度がそれくらいだ」と言われたのは憶えていて、以来その方式で温度を測っている
夏はお湯の温度が下がりにくいし、冬は逆にあっという間に冷めていく
冬場は室温次第でコーヒーポットを弱火にかけたりする工夫も必要だ
熱すぎると苦味とか渋みとかまで早めに出てきてしまう
ぬるすぎると充分に味が引き出せない
せっかく高い豆と器具を手に入れたのだから、しっかり旨味を引き出そう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます