とても深い示唆を含む言葉だと思います。
得意なものをさらに伸ばすのも良いことですよね。人より、秀でて賞賛を得る機会も多いでしょう。
でも、苦手なことを普通に、そして得意に変えていくことは、また違った効用をもたらすものなんですね。
ひとつひとつのものは、すべて繋がっていて。
特に小説など書くにあたっては、そのすべてが糧になりうる。
だからこそ。
よりよい小説を書くためには、自分の勝手な思い込みで捨ててしまうものをつくるのではなく、苦手なものも得意なものもどちらも伸ばす努力が必要になってくるんだろうな…なんてことを、この作品を読みながら感じました。
いままでの自分の物事への態度を振り返って、襟を正す気持ちになった、そんな作品です。