序章 二 旅立ちの日
「ルミリオの毒によって魔界の多くは汚染されたことは、魔界の
現魔界皇帝、ルシフェル公は声明を発表した。
ルシフェル公。
代々、魔界を治めている魔界の王―――魔族を統べる皇族。
俺たちのような、いっぱしの
彼の御言葉は王の御言葉。
逆らい難い
だが、『魔界の』という御言葉、それが、引っかかったことは確かだ。
まるでそれでは―――その言い方では、魔界以外の『他』があるようではないか。
「千年ぶりに
一〇九代魔界皇帝であらせられるルシフェル公の発言は大きな話題と、驚愕、動揺を生んだ。
それも当然である。
当然だ。
視点となる一同は、一行は。
その偉大なる発言の一番の『とばっちり』を受けた、俺たちの部隊―――
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