男女のカップルだけが当たり前とされる社会で、同性愛者が自分を守るための無理を、もはや無理とすら感じなくなっている疎外感……。クリスマスとか誕生日とか、「いいとこ」を共有しづらい感覚は、「男女カップルが当たり前」社会の人には、なかなかわかってもらい難いもんです。
それは、たとえ同性愛者同士で「いいとこ」を共有できたとしても、それを他の「男女カップルが当たり前」社会の人たちの前では、公言しにくいことにもつながります。
そんな時、くったくのない友人のさりげない気配りに安堵を感じたり、同性愛者の一言(たとえ心が籠っていなくても)に感じる安心感は、数少ないホッとできる瞬間かも。たぶん、前者が精神的、後者が(正直なところ)肉体的であろうことも、わかってはいるのですが……
カノホモはキャラクターの1人ひとりが魅力な作品ですよねー⁉︎
だから、スプンオフは何故かとても懐かしい気持ちにさせられます。
本作を読んだのもNHKドラマの放送予告を見てからで、つい最近なんですけど何故でしょう?
そして、他の番外編にも期待しています♪
後日談の新しい恋も気になりますし、純くん目線ばかりじゃなく、亮平目線だったり…マコトさん目線だったり…
マコトさんはタダのズルい大人だと感じ、純くん趣味ワル!って思っていたから、Track8で語られた本心を聞いて凄ーくビックリしました!
あとは、誰もが期待しているミスター・ファーレンハイトと彼氏の物語もいつか…