第2話(幕間)雪花と香桃 旧知の2人
客間に
2人の付き合いは古く、今年で
年月を経て
変わったことと言えば三又の尾が二又に減ったことと、少しだけ他者を見る目つきが穏やかになったことくらいだった。
前を歩く
「本当にあの二人だけにして大丈夫なのじゃな?」
「やれやれ。疑り深い
ニヤニヤと笑いながらそう言う
「やかまわしいわ。まあ、おまえが育てた坊主じゃから若さゆえの未熟さを
「鬼ってやつは確かに危険だが、まったく話の通じない相手じゃない。
「フン。まるで息子を
鼻を鳴らしてそう言う
恐らく
そして
「あの坊主が背負っているのは何じゃ?
ジロリと視線を向けてそう言う
「気が付いたかい。あれはね、かなり特殊な
「古代……というと?」
「おそらくはまだ人が狩猟や採集をしていた頃かもね。あの
「
そんな彼女の反応を楽しむかのように
「推測するのは自由だろう? それよりも重要なのはあれのおかげで
「複数能力か」
話をするうちに廊下の突き当りが見えてきた。
するとそこで
「ああ。今のところあいつに発現した能力は3種類。罪科換金能力の【断罪】、霊力分与の【治療】、そしてもう一つは……」
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『オニカノ・スプラッシュアウト!』
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