用語集

◆洸国(こうこく)

  スイたちの暮らす国。

  古き神々の教えが根付いている。


◆香稜京(かりょうきょう)

  洸国の首都。


◆山ノ井(やまのい)

  香稜神宮の裏にある香稜山の湧水。

  香稜ノ戸に異変があると水面に水花(みなはな:銀箔のようなもの)が浮く。


◆香稜山(かりょうざん)

  大内裏の裏に位置する霊山。


◆香稜ノ戸(かりょうのと)

  揺岩に至る道の入り口。揺岩が傷つくと戸が開く。内からは開けられない。

  香稜山の山頂近くにある滝壺に存在。戸が開くと一時的に滝の水が絶える。


◆揺岩(ゆるぎいわ)

  洸国の全てを支える大岩。国の礎。

  大地も、命も、人の精神までもがこれに支えられているといわれている。

  国の乱れなどによって傷つく場合がある。


◆国礎修繕の儀(こくそしゅうぜんのぎ)

  傷ついた揺岩を修復するための儀式。

  修繕師が祭主を務め、供と二人で香稜ノ戸を潜り、修繕に向かう。

  三十三日かけて移動・修繕を行い、完了すると滝の水が戻る。


◆修繕師(しゅうぜんし)

  揺岩を修繕するために遣わされる人。

  三代以上宮仕えしている家系(皇族?)から選出。

  基本的には跡継ぎではない十代の男性が選ばれる。

  帰還することが不可能なため、実質的な生贄(人柱)と考えられている。


◆香稜神宮(かりょうじんぐう)

  国が祀る尊貴なる神社。大内裏の敷地内にある。祭事以外の一般人の参詣不可。

  一月三日の神事(元始祭に相当?)のあと、剣術奉納試合(演武)が行われる。


◆多主観認知(たしゅかんにんち)

  慧泉による造語。

  全ての生物・無機物(精霊)にとっての主観を見ること。また、その能力。

  重なりあって見える。強さによって濃度が違う(本編未出設定)。

  古代人やスイが持つ。二十歳を過ぎると失われやすい。



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◆年表 ※数え年です。



(        慧泉1、湧煌5)  リョウ、慧泉誕生。

(    スイ1、慧泉4、湧煌8)  スイ誕生。

(    スイ3、慧泉6、湧煌10)  慧泉が誘拐される。

(伊雪1、スイ7、慧泉10、湧煌14)  リョウ、伊雪誕生。


(伊雪2、スイ8、慧泉11、湧煌15)  スイが慧泉の側仕えになる。

(伊雪2、スイ8、慧泉11、湧煌15)  慧泉の父、武焔が瀬木家当主になる。


(伊雪4、スイ10、慧泉13、湧煌17)   シュン他界。じいが側につく。

(伊雪5、スイ11、慧泉14、湧煌18)  帝の崩御。践祚の儀。

(伊雪6、スイ12、慧泉15、湧煌19)  湧煌帝の即位。

(伊雪6、スイ12、慧泉15、湧煌19)  リョウが伊雪の側仕えになる。


(伊雪8、スイ14、慧泉17、湧煌21)  慧泉と湧煌が演武を奉納する。


(伊雪13、スイ19、慧泉22、湧煌26)  香稜ノ戸が開かれる。

(伊雪14、スイ20、慧泉23、湧煌27)  スイとリョウの五度目の演武。


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