側仕えはこいねがう

こぼれ話

登場人物

◆飛石スイ（ひせき　すい）

　　十九歳

　　慧泉の側仕え。飛石は藍賀の分家。

　　視覚異常のために生家でひどい扱いをされてきた。

◆瀬木慧泉（せぎ　けいせん）

　　二十二歳

　　瀬木家長男。湧煌帝の従弟。

　　おおらかな性格。秀才だが意図的に愚者に見せている。

◆藍賀リョウ（あいが　りょう）

　　二十二歳

　　慧泉の乳兄弟。伊雪の側仕え。兄と姉と弟がいる。

　　元々は慧泉の側仕えだった。

◆瀬木伊雪（せぎ　いせつ）

　　十三歳

　　瀬木家次男。

　　文武両道。利発的な少年。大人びている。

◆湧煌帝（ゆうこうてい）

　　二十六歳

　　洸国の帝。子持ち（二男一女）。

　　母が身分の低い先代の側室だったため、正室生まれの姫の子、慧泉のほうが正当な血であると主張されることがあった。

◆瀬木武焔（せぎ　ぶえん）

　　三十九歳

　　瀬木家当主。

　　厳しい面と無関心な面を持ち合わせる。内心を見せない。

◆藍賀ゼン（あいが　ぜん）

　　五十九歳

　　瀬木家前当主、慮源の側仕え。

　　皆から敬愛を込めてじいと呼ばれる。

◆藍賀シュン（あいが　しゅん）

　　生きていれば十三歳。五歳の時に流行り病で早世した。

　　伊雪の乳兄弟。リョウの従弟。

◆瀬木慮源（せぎ　りょげん）

　　瀬木家前当主。

　　豪快で奔放な性格。当代である武焔は振り回されることが多く苦手としている。

◆ミヤ

　　厨の老婆。瀬木家の奥方と共に女衆をまとめている。