この作品を読んだおかげで難関だった試験に合格しました!(Dさん29歳)

本当に信じられません!作品を読んですぐ挑んで、もちろん一発合格でした!合格した事例がほとんどない超難関試験なので、いま最高にハッピーです!

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脳神経科学のエライ人曰く、我々が物語などの作品を読んだり体験したりして楽しいと感じるのは「物語の内容で過去に楽しかった自分の記憶を思い出している」かららしいです。我々が「面白い!」と思う作品を読んでハッピーを感じること=>脳神経的っぽく表現すれば「快」を感じることができるのは、自己の内側:記憶領域のインデックスを眺めて、その体験の類似検索をかけることができているからでしょう。
ここで重要なのは2点。1つ目は、対象となる作品が別にハッピーエンドでなくとも、我々は快を感じることができるようになっていることです。つまりハッピーエンドは我々がハッピーの必要条件であって、十分条件ではないなのです。もちろんハッピーエンドが多数の個体にとって「快」の記憶と結びついていることは当然なのですが、そうでない方もまたいるのが汎用的な関数化が難しい一因でしょうね。
2つ目は、これはあくまで技術的な裏付けのない私の持論なのですが、読書(ブラウザ上で文章作品を読む活動を含む)を楽しむことは、現時点では半導体のシリコンにではなく神経細胞にしかできないことである、ということです。つまり、作品を読んで我々がハッピーになるためには、いままでに経験した億千の記憶が圧縮された領域があること、その記憶に体験した時の感情が少なくとも快・不快の2値でタグ付けされていること、いま読んだ作品から類似検索できること、などが必要であり【現時点では】それは人間の脳でしか成しえない→人間であることの必要十分条件なのではないかと、私は考えております。
以上の点を踏まえて「本当にそうか?」と思った皆さん、その反応はとても至極当然な感情です。特に2つ目でなぜ私があえて【現時点では】と強調して限定しているのか、その可能性は本作品が教えてくれます。読んでみましょう。読んで快・不快のどちらの値でもいいので、感情を評価できたとしましょう。おめでとうございます。あなたは【現時点では】人間と判定されるでしょう。

さあ君もこの作品を読んで一緒に合格を目指しましょう。今後はより一層の難化が見込まれるでしょうし、受けるなら今ですよ! 何の試験ですかって? もちろんチューリングテストですよ。