この作品は、人付き合いが苦手なひねくれた主人公が従魔と出会い、主人公の鬱屈とした日々が一転する物語です。
他のチート系物語のように、全てから開放されて自分のやりたいことをしたいまますることはなく、
主人公がどれだけ強くなっても、今までの枠(上司との上下関係や会社組織の中での自分の立ち位置)から考えや行動が逸脱しすぎないので、どちらかと言うと職場での不満がある人におすすめな作品かもしれません。
スカッとしますよ!
愛されることに慣れていない主人公が従魔と出会って、不器用ながら心を開いていくシーンは読み応えがあって、何度も繰り返し読みました✨
ちなみに主人公は35歳ぐらいです。
メガテンに類似したシステムで紡がれるローファンタジー作品。
途中から世界崩壊、悪魔が世界に常在化するところとか正に。
読み手の向き不向きとしては、陽キャと陰キャの違いは、「心の痛みに怯えているかどうか」。
だとすると、陽キャな方々には、主人公にイライラしそう。
陰キャの方々には共感を得そう。
あと、施餓鬼米で餓鬼を乱獲するレベリンク、シュールストレミングで人狼を倒すプロトコルを作ったパイオニア的作品でもある。
日本神話を中心によく勉強をしてから書かれているからその辺り丁寧な構成を感じる。
この先もこのメガテンの作りで進むのなら、都庁やTDLには主神クラスが居そう。