「の母」では、こうはいかない。

エロゲヒロイン。
その後ろにつく、「父」という単語の強烈な違和感。

だけど誰にも「ちょっと待った」をかけられないまま、話はするする進みます。エロゲヒロインになった父、その背中を見つめ続ける息子。一発ギャグを狙った作品かと思ったのに、そこにあるのは意外や意外、しっかりとした物語でした。描かれているのは紛れもなく、父と子による爽やかなドラマです。

当初に持った違和感は、いつの間にやら、どこへやら。
あたたかな話の中にのめりこみつつ、読者は想像を、いえ妄想を膨らませるのです。


ついんてろりきょにゅうのいんらんぴんく。


その後ろに「の父」とつけてももはや違和感を持たなければ、それはすっかりこの物語に絡めとられた証です。

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