第49話ふるさとを
ふるさとを
ひとりわかるる
夕べにも
送るは月の
影とこそ聞け
千載和歌集1219
ふるさとでもあるこの世を
一人で旅立つ夕べであっても
普賢菩薩様が月の光となって
見送ってくれると聞いています。
鎮魂歌なのだろうか。
確かに愛する人の死は哀しく辛いもの
それでも、御仏が月の光となり、しっかり見送って(見守って)くれるならば
哀しく辛い心も慰められる。
人は何かにつけ、特に弱い時に、神仏の光を求める。
「『阿弥陀の名を唱えれば』阿弥陀仏は、必ずどんな人でも浄土に導かれる」
内親王様は、法然の浄土の教えを受けたと聞く。
そういえば、京都知恩院の阿弥陀如来の隣に普賢菩薩と勢至菩薩が座っている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます