第47話時代の流れ
今日はまた
昨日にあらぬ
世の中を
思えば袖も
色変わり行く
公家の時代
平家の時代
源氏の時代
鎌倉北条家の時代
激しく移り変わり行く時代の流れを、本当に率直に詠みきった歌だと思う。
袖の色が変わるのは、涙のためか。
確かに様々な要因があり、政権交代は起こる。
そして政権交代のためなのか、犠牲は多い。
兄弟の以仁王でさえ、巻き込まれ、敗死した。
それを悼んでの涙なのか。
それとも、戦乱に巻き込まれ、飢饉で餓死した人を悼んだのか。
いずれにしても、激しすぎる時代の流れの中、内親王として歌人として、何もできない苦悩が、この歌に帯びている。
・・・アメリカも政権交代。
出来れば、涙する人間が、一人でも減ればいいだろうけれど・・・なかなか困難のようだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます