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2018年10月27日 06:52
後白河の霊が乗り移ったと自称する、橘兼仲夫妻の妖言事件に巻き込まれ、式子内親王が洛外追放されかけたことは有名ですが、父の死によりさっそく迫害され出した式子が気の毒です。まさかそのストレスで乳がん発症?ところで弟(?)の以仁王の非業の死について式子はどう思っていたのでしょうか。馬場あき子氏によれば、事件以後の時鳥の夏歌に以仁王の死を悼むゆえの暗さがあるとのことです。本当にそんなに仲良かったのでしょうか。守覚法親王よりは近しい存在だったでしょうが。
作者からの返信
かつがれて挙兵、以仁王の非業の最期以降、世間は恐ろしいほどの速度で、変わっていきます。飢饉や戦乱の中、自らの無力感も感じていたのかもしれません。以仁王の死に様も、心を痛めたはず。様々な人が様々に書いていますが、実際にどれほど親密であったのかは、不明。ただ、皇族とはいえ、修羅がうごめく娑婆の河の流れに、翻弄されるだけの実態、なかなか辛い事が多かったものと察しています。
後白河の霊が乗り移ったと自称する、橘兼仲夫妻の
妖言事件に巻き込まれ、式子内親王が洛外追放されかけた
ことは有名ですが、父の死によりさっそく迫害され出した
式子が気の毒です。まさかそのストレスで乳がん発症?
ところで弟(?)の以仁王の非業の死について
式子はどう思っていたのでしょうか。
馬場あき子氏によれば、事件以後の時鳥の夏歌に
以仁王の死を悼むゆえの暗さがあるとのことです。
本当にそんなに仲良かったのでしょうか。
守覚法親王よりは近しい存在だったでしょうが。
作者からの返信
かつがれて挙兵、以仁王の非業の最期以降、世間は恐ろしいほどの速度で、変わっていきます。
飢饉や戦乱の中、自らの無力感も感じていたのかもしれません。
以仁王の死に様も、心を痛めたはず。
様々な人が様々に書いていますが、実際にどれほど親密であったのかは、不明。
ただ、皇族とはいえ、修羅がうごめく娑婆の河の流れに、翻弄されるだけの実態、なかなか辛い事が多かったものと察しています。