第44話 看護学生さんの実習にお付き合いするの巻
閉鎖病棟は、看護実習生を受け入れている。
私は治験患者でもあるわけだが、それに加え、看護実習生がついても良いか問われる。
また、同意書の登場。
私はさらさらとそれを書いた。
看護実習生の中には自分がユーチューバーであることを明かしてしまうなど、うっかり者も存在する。
ダメだよー、と当たり障りなく注意しながら苦笑い。
医療従事者が患者と私的な関係を結ぶのは、御法度中の御法度だ。
私も公務員時代、それは気にかけていたし、気をつけるポイントであった。
お客さま(市民)に肩入れしすぎてはいけない。何故なら感情が介在すれば、贔屓も生まれ、平等に接しなければいけない原則が崩れる。
気にし過ぎなのかもしれないが、プロとしての最低の矜持、心がけだと、私はそう思って仕事をしてきたし、これからどんな仕事をしてもそれは変わらないと思う。
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