弐章命の意味



それから2週間後…


「今日はどうするの?」

「とりあえずここから移動しよっか」

ああそうだな


「その前にお前たちが消えるんだけどなぁ」

「「誰だお前!!!」」


「初めましてだな」

「俺は零。」

灰色の髪

白くて鼻の高い顔

身長はだいたい俺と同じくらいだから165くらいか

さっそく潰すなんて厄介な奴っぽいな

バグではなさそうだが





何故俺たちをつぶそうとする!!

「ゲームごと壊すのさ」

おまえ何言ってんだ


「動くものには消えていただく」

「それだけだ」


「そこのお前」

俺…?


「ああ」

「お前は戻れ。さもなければ…」

「わかるな?」


俺は

戻らない!!

てめぇみたいなやつ


俺が倒す!!


「参加賞としてこれやるよ」


零が魔法石を投げた!!

「まあ使えるようになる前に殺すんだがなぁ!!」


「…」

「あいつだ」

「魔法石の番人を殺して魔法石を奪ったやつ!!」


まじかよ

ちょっとヤバそうだな


「アイスエイジ…」

いきなり攻撃するな!!


「うるさい!」

「姉さんの友達を殺したなら俺の敵だぁ!!!!!!!!!!!」

落ち着け!!

「ボルケイノ!!!」


楓!

落ち着け!!

「いやだ」

「私はこいつを倒す!!」


「効かないなぁ」

片手で振りほどかれた!?


「自己成長!!!」

「無駄だぁ!!!」


「ぐあっ」

ⅹが3m吹っ飛んだ!!!


強い…

「さあ出ていかなかったことを後悔させてやるよ」


まずい

エレキ…


がはっ

!?

いつ俺殴られた!?


「知らぬ間に死ねぇ!!!」

ぐあ~~~~!!!!!!!!!!



「教えてやるよ俺の能力はゴリラとシャチ」

「ゴリラは怪力」

「シャチは考えたものを創り出せる」

「こんなふうになぁ!!!」


「日本刀」


「てめえを貫いてやるよ!!」

「ぐふぁっ」


「楓姉ちゃん!!!」

「いやだ」

「いやだ」

「いやだ~~~!!!!!!」



「どうだ?」

「あとはお前だけだぞ」


「姉ちゃん…」

「やっぱり命なんて無意味だったよ…」


「お前を倒す!!!」

「こんな魔法石みんな砕いてやる!!!」


「何!?」

「さっきのも使わせてもらうよ」


「ライオンとカバなんていいやつをくれたもんだな!!」

「アーマー発動」


「ライオン世界を作り直せ最初からだ」


「すべて記憶が消えるぞ」

「あいにくカバがいるのでな」


「絶対に忘れない」


「馬鹿なことはやめろ」

「やめろ~!!!!」



「ご愁傷様」

「お前のいない世界を作るよ」





「さてまず魔法石ゲットからだ」





「おまえは誰だ!!」

「ちょっと魔法石をいただきにあがりましたぁ」


「いくぞ」

「かかれ~~!!!!」






「さて残りは3人」


「ⅹもうやめて」

「姉ちゃん…」

「なんで?」


「あたしだってカバの能力だよ?」

「忘れてないから」



「命に意味はなかった」

「ちがう!!!」

「違わない」


「おらぁ!!!!」


「姉ちゃんいれてあと2人」

「姉ちゃんはさいごだ!!!」

「おまえを!!」


「消えた!?」


「ぐあっ」

「姉ちゃん…なんで…」


「どうしても守りたかったんだ」

「あの子」


「姉ちゃんこれ。カメの魔法石。夢の中に入れるから」

「それで竜か俺の夢に入れば…」


「早く砕いて!!」

「ごめん…できない」


「なんで?」

「この中にはちゃんとカメがいるんだよ?」


「そんなことしちゃだめだよ…」

「あり…が…と…」


「姉ちゃ~~~ん!!!!!!」


「試練だ」

「試練を!!!」









「姉ちゃん…」

「夢の中だけでも…」

「カメ!!!!」
























「竜、そろそろ行くよ」

「行かなきゃいけないんだ」

どこに?


「ⅹの夢に…」

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魔法のゲーム~バグ多め~ 海理 @KAIRI_WORKS

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